Mugi-chan blog
Harukana Showの初回は,いきなりアクシデントから始まりました。ラジオ局WRFUのスタジオの扉の鍵が故障し開きません。IMCの関係者が電話やメールで問い合わせ,走り回り,いろいろな人がトライしてみましたが,ドアは閉まったままです。
慣れないうちは,いろいろなトラブルがあるだろうなあ,とは思っていました。テクニカルな問題は,機材・技術担当のトムさんが助けてくれるだろう。でも,放送中に,緊張のあまりしゃっくりが出たらどうしよう,かけた音楽を聴いて涙がとまらなくなりそう,日本とスカイプがつながらずトークができないときに,一人でどうやって話をつなぐのだろう,いろいろなことを想像して不安と緊張でいっぱいでした。しかし,まさか,いきなりロックアウトとは,エイプリル・フールとはいっても,想定外の出来事です。
数時間前に,日本語を勉強中の大学生から,「今日のラジオショーに行きたい」とメールをいただきました。ラジオ番組に行く,という日本語は,どのように解釈していいのだろう。スタジオへ見学に来るのであればと,IMCの住所202 S. Broadway Ave, Urbana, IL61801をお伝えし,ラジオを聴くという意味ならFM104.5ですよ,と返信しました。その学生さんお2人も6時前にIMCに到着しました。ハルカなショーの初回から,飛び入りのゲストをお迎えできるなんて,うれしい限りです。なのに,番組を始めることができません。それでも,2人は,IMCのホールを見て,「かっこいい〜」と楽しそう。気持ちが和みました。
「しょうがない」「どうしょうもない」,現場から学ぶ生の日本語です。
時刻は,6時をすぎました。ラジオの前で初めてのハルカなショーを待っていてくれた人,ごめんなさい。お詫びと改めての番組の告知をどうやってすればよいのだろう。ラジオの経験もない私が,番組を始めるなんて,そもそもが無茶な話なんや,と気持ちと体がぐったりとチェアーに沈んでいきました。その時,ようやく鍵の管理会社と連絡がつき,ドアが開きました。
トムと私とゲストの2人が,スタジオに突入。しかし,私の気持ちを正直に書くと,「扉が開いてしまった。今さら,遅すぎる,どうするんや」。時刻は6時15分。(つづく)
2011/04/03
いきなり、ロックアウト!
mugiko nishikawa