U−Cはもう夏時間、春の始まり
U-Cは、先週末にもう夏時間（アメリカでは、Summer Timeではなく、DST:Daylight Saving Timeといいます）、日本との時差が15時から14時間になりました。U-CでHarukana Showが始まる金曜日夕方6時は、日本時間の土曜日朝8時です(日本からの出演者は、週末に早起きを強いることになりますが、どうかご容赦ください）。
京都ではウグイスが鳴いています。U-Cでは、クロッカスの花が咲き始めました。春の始まりです。WRFUのスタジオは、Tamakiさん、Tomさん、Mugiko、そしてゲストは、IJAからWashitakeさんをお迎えしました。
Podcastは2部構成です
HS Podcast No.103-1 March15, 2013：臨時災害放送局FMあおぞら、U-Cイベント情報
HS Podcast No.103-2 March15, 2013：Japan Café、すでに5回！with Washitake
＊番組のなかで紹介した「FMあおぞら震災特別番組お名前の読み上げ」
U-Cイベント情報
◎ Middle Market：2013年3月16日（土）8am-1pm inside of Lincoln Square
◎ Tea Ceremony at Japan House: 2013 年3月16日(土) 2pm~＆3pm~
◎ The Art Theater: Battle Royale 2013年3月16日（土）11:30am~, 11:59pm~ 上映時間は曜日によって異なります。スケジュールをご確認ください。
◎Harvest Moon Twin Drive-in Theatre：3月29日から新装、再開。環さんからのこの春のとっておきのニュースです。1123 S. Sangamon Ave Gibson City IL 60936
Japan Caféを振り返って
Washitakeさんは、MBA取得のためにイリノイ大学へ2年間社費留学（気象庁）、昨年からIJA（Illini Japanese Association:イリノイ大学日本人会)の会長をされています。2012年11月23日にHarukana Showへ出演、これからJapan Café (日本語でのトークセッション）を始めます、というお話でした（Podcast No.87)。わずか3ヶ月ほどのあいだに、5回のセッションが行われました。これまでの記録はJapan Caféのページに掲載されています。
イリノイ大学は、アメリカの州立大学のなかでも、分野によっては優れた教育、研究環境にあります。日本から学部、大学院への留学生や各分野の専門家が1年、2年と研究に来られます。ここに就職されている研究者もいます。しかし、IJAの会員のあいだでも、メーリングリストを利用した情報交換以外には、直接に出会う機会は、これまで多くはありませんでした。
Japan Caféは、普段の生活のなかでは、なかなか学べないさまざまな分野のお話を、その道の専門家に日本語で伺える、ざっくばらんに情報交換ができる、Café感覚な場所と機会を提供する、そんな試みなのかな、とWashitakeさんのお話を聞きながら想像しました。
番組では、とくに、第5回「東日本大震災2周年特集」（2013年3月2日開催）の内容を詳しく伺いました。*第1部「震災時におけるリスクコミュニケーション」by和志武 功久さん（経営管理学修士課程MBA）、第2部 テーマ「遠方からの災害支援 – その変遷とこれから」 by 高沢 有以子さん（図書館情報科学博士課程）、第3部「より包括的な復興を模索して〜レジャー学の観点から」by河野 慎太朗さん（レクリエーション・ スポーツ・観光学科修士課程修了）
日本とU-Cは、地理的にはとても遠い場所にあります。2011年3月11日に発生した東日本大震災に関して、その時には大量のニュースが世界中に伝えられました。しかし、2年をへて、とくに遠隔地にいると、日常のニュースからも暮らしのなかからも深刻な出来事が容易に消えていきます。WashitakeさんがJapan Caféのお話とおして強調されたのは、だからこそ、今、何ができるのだろう、それを遠くから考え続けること、忘れていないと発信すること、大事じゃないかな、というメッセージです。
それは、気象庁で東日本大震災の緊急事態に対応された体験を、イリノイ大学への留学をとおして、見直し遠くから考え続けてこられたWashitakeさん自身の実感がこもった言葉じゃないかなと、思いました。by Mugiko
■ 苫米地サトロ「満月」「糸」■ 坂本真綾「紅茶」
小さな春＠Champaign, March15,2013