No.444, September27, 2019, 日仏の小学校の「英語」with Sayaka & Kyoko

 番組ホストのMugikoはKyotoから出演

Mugikoは、イリノイから日本に戻り、本日は、Kyotoからオンラインで出演しました。Part1は、伊勢真一監督からのメッセージ、Part2&3では、Kyoko&Sayakaの女子会トーク後半をお届けしました(前半はNo.443へ)。それぞれ国際結婚をしている2人が、今回は小学校での英語教育について話題にしています。お楽しみください。

THE RHINE INTERNATIONAL FILM FESTIVAL Websiteより作成

Part1, 伊勢真一監督からのメッセージ、U-Cイベント情報

「Home,Sweet Home」が今度は、Cincinnati, OHで上映されます!

OVER-THERHINE INTERNATIONAL FILMFESTIVAL:10/2(水)-6(日), Cincinnati, OH で、伊勢真一監督『やさしくなあに〜奈緒ちゃんと家族の35年〜』(2017)が上映されます。英語のタイトルは、「Home, Sweet Home」です。上映は、10月4日(金)20時〜@Contemporary Arts Center, 44 East 6th Street, Cincinnati,OH 45202, US。伊勢真一監督からメッセージも届きました。映画についての詳細は、No. 414,No.423, No.424-2をご覧ください。

伊勢真一監督からのメッセージ

“Harukana Showを聴いている皆さん、「Home,Sweet Home」は家出して世界を回ってます。「やさしくなあに」・・・と世界中の人々に問いかけながら・・・10月4日アメリカ・オハイオ州での上映、応援よろしくお願いします。”by Ise

C-U イベント情報

UC Books to Prisoners Fall Fundraiser BOOK SALE and IMC OPEN HOUSE, 10/5(土)9am-6pm: Over 10,000 used books for sale (50¢-$2.00)

Part2, 日仏の小学校での英語教育 with Kyoko & Sayaka

小学校でも英語が必修化される日本

昨年の女子会トーク(3)日仏の「習い事」(No.378, June15, 2018, Kyoko&Sayaka)でも、日仏の習い事の違いについて話題となりましたが、今年小学校2年生のNaomiさんの周りには、英語を習っている友達が数多くいます。日本では、2020年度から、全国の小学校で英語が3年生から必修化されるというのが、その背景的事情としてあります。小学校での英語活動は、2002年に総合学習の時間を使って始まった後、2011年以降、英語活動が小学5、6年生で年間35コマ(時間)必修となりました。2020年度からの変更では、教科として小学3、4年生では外国語活動が、5、6年生では外国語科が始まるということになります。「外国語」と名前はついていても、実質は英語を教える科目です。

(日本における「国民教育としての英語」成立の歴史的過程については、寺沢拓敬『「なんで英語やるの?」の戦後史―《国見教育》としての英語、その伝統の成立過程』(研究社、2015年)に詳述されています)。

既にNaomiさんの小学校では1年生で時々、英語の授業がありました。また、2年生の2学期からは、毎週1時間の英語(外国語)の授業が始まるそうです。Yutaくんが日本にいる時に通う伊勢の小学校でも、毎週「外国語」の授業があります。

参考:「2020年に小学3年生から英語が必修化! 気になる親世代のギモンに専門家が答えます」「小学校の英語教科化」が直面する4つの課題 現場も負担と不安を感じている

フランスと日本の英語教育の違い

一方、フランスでの英語教育はどうかといえば、Sayakaさんいわく、日本とあまり変わらないということです。フランス人は、ヨーロッパの中では「外国語ができない」という劣等感があるとのこと。以前はフランス語第一だったのが、そうは言っていられないので、英語の授業が導入されました。最初はゆるく、だんだん授業になっていくのは日本と同じですが、日本は週に1回、2回と1時間単位で授業があるのに対して、フランスは毎日15分間、不定期にまとまった授業をやるという違いがあります。Yutaくんは、フランス式の方が「使える感じがするので」好きだそうです。日本の英語の授業は単語を沢山覚えて繰り返します。一方、フランス式では、例えば「東京オリンピック」に関する単語を覚え、みんなで会話できるようにする、遊びのシチュエーションを入れるといった具合です。とはいえ、英語とフランス語は文法・単語が似ているのでやりやすいのではないか、というのがSayakaさんの意見です。また、Naomiさんが1年生の時にALT(外国語指導助手)の先生の授業で「”I am hungry”と友達とペアになってやった」と嬉しそうにKyokoさんに話していたことがあり、日本の小学校でもインタラクティブな授業をしようとの試みがされていることが伺えます。ただ、小学校の先生は、全教科を教えなければいけないので、「外国語活動」「外国語」が教科として加わることで負担が増えることになります。日本人の補助の先生が入らないと追いつかないという現状があります。

塾がなく、宿題が原則禁止のフランス

日本では英語以外にも、学校の外で塾に通うことは珍しくありませんが、フランスには「塾」はないそうです。他にも日本とフランスでは「宿題」という点で大きな違いがあります!フランスでは法律で「学校で宿題を出してはいけない」と決まっているそうです。ただ、「表向きには禁止」でも実際にはYutaくんは宿題のようなものを持ち帰ることがあるとか。宿題禁止なのは、「勉強は学校でするもの」「先生というプロに教えてもらうもの」であり、生徒の間で格差が出てはいけないと考えられているからです。例えば移民の家庭だと、親はフランス語が分からないため勉強を手伝えません。移民が多く、「平等」を大切にするフランスらしい考え方だと言えるでしょう。毎日、連絡帳に「宿題」と書く日本では「宿題禁止」なんて考えられません。宿題がある場合、親が勉強をみるのが前提であるという点は日仏で共通していますが、Naomiさんは学童で宿題をやってくるので、ワーキングマザーのKyokoさんは、その点は楽だと言います。フランスの場合、家で親がみることができない場合、学校に残って先生たちがチームになって教えてくれる制度があります。Naomiさんは宿題の一部は学童でやってきますが、教科書の音読は家で親が聞いて確認する必要があります。宿題や翌日の授業内容を子どもが記す連絡帳は、日仏両国の小学校にあります。最近、Yutaくんは日記の宿題を多くやっているそうです。

文章力をつけるために小学生新聞を読み始めたNaomiさん

最近、Naomiさんは小学生新聞を読み始めました。毎日新聞の小学生新聞ですが、Naomiさんが毎日読んでいるのは、「論語くん」。中国の思想家孔子の教えを小学生の毎日の生活を描いて紹介する漫画です。小学生による「特派員レポート」も掲載されています。また、LGBTをテーマとした小説が連載されており(※現在は連載が終了)、ニュースもわかりやすくまとめられており、なかなか本格的です。フランスの新聞には、子供向けの6ページの別冊が週1回付いてきます。新聞を購読する習慣がないフランスでは、パンを買いに行った時に、日本の「神戸新聞」のような地元の新聞を買います。高級紙、例えば「ル・モンド(Le Monde)」は郵便で送られてくるのですが、発行日から遅れて届くので、「読む気が失せる」とSayakaさん。最近、大学生は新聞を読まないので、「(色々と良い論考が掲載されている)小学生新聞、意外と大学生にも使える!」とKyokoさんは考えています。

Part3, 小学校で百人一首、アメリカの第2言語教育は?with Kyoko & Sayaka

今は小学生から百人一首をやる!

今年、日本にいる間にYutaくんがハマっていたのが百人一首です。Yutaくんの持っているものは、札が20枚ずつ色分けされており、覚えやすくなっています。Yutaくんは40枚程覚えたとのこと。クラブ活動も百人一首クラブに入り、頑張っています。Naomiさんは、学童の百人一首大会が1月にあるそうです。競技かるたを題材とした漫画『ちはやふる』もあり、SayakaさんとKyokoさんは高校生時代に冬休みに百人一首を覚えるという宿題があったことを記憶していますが、現在は小学生が百人一首をやるという流れになっています。学校によっては、好きな先生が指導をしているところもあるそうです。意味がわからなくてもリズムを学ぶことができ、内容も実は奥が深い百人一首。楽しく学んでもらえるとよいですね。

アメリカでは英語をどのように学んでいる?

話の最後に出てきたのが、「実は、私たちはアメリカで英語がどのように学ばれているのか、外国語はどうなのか知らない、どうなんだろう?」という疑問でした。日本語はどう?英語を話す人たちは、どの外国語を頑張って勉強しているのか?スペイン語?Kyokoさんによると、フィンランドはバイリンガルの国で、スウェーデン語が学校で必修です。フィンランド語の他に割合は少ないですがスウェーデン語が母国語の人がいるからです。Kyokoさんの友人の娘さん(父親はフィンランド人、母親が日本人)は、フィンランド語、スウェーデン語、フランス語、英語を学校で勉強していて、更に日本語もできるといいます。「アメリカではどうなのでしょうか。Mugikoさん、ぜひ教えてください!」というSayakaさんとKyokoさんでした。(Part2&Part3のまとめby Kyoko & Sayaka)

Part4, コメント

Harukana Showのゲストやイリノイ大学の学生さんに話を伺うと、高校では第2言語を選択(スペイン語、フランス語、イタリア語、中国語、日本語など)するようです。ただ、州、地域、学校によっても第2言語教育の選択や時間数は一様ではありません。また、地域によっては住民の第1言語が英語とは限らず、第2言語としての英語教育も小学校から実施されています。日本では、昨日こんなニュースが報道されていました。「外国人の子ども2万人が『不就学』の可能性 文科省調査」NHK NEWS WEB2019年9月27日(Mugi)

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粟羊羹、久しぶりの和菓子でほっこり@Kyoto, September25, 2019

 

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