No.470, March27, 2020,「COVID-19」対応、 U-Cでもマスク使用者は増えたが… with Jeon-Young & M. Wataru

アメリカでのCOVID-19感染拡大

アメリカでは3月26日COVID-19感染者数が世界最多となりました。Champaign Countyでは、3月27日現在では感染者は11名と報告されています(C-U COVID-19 Coronavirus Information)。イリノイ州では、自宅滞在命令が出されおり、UC Independent Media Centerも閉まり、WRFUのスタジオが使用できません。本日のは、U-CからJeon-Youngさん、M. Wataruさん、ShizuokaからRyutaさん、KyotoからMugikoをオンラインでつないで、3月25日(U-C時間)にオンラインで収録しました。ご協力、ありがとうございます。

U-Cの状況 with Jeon-Youngさん(健康地理学、空間疫学専門)とWataruさん

Jeon-Youngさんは、イリノイ大学地理学部でポスドクとして働き、健康地理学、空間疫学の専門家として研究をしています。HSにも、これまで3回出演しています( No.456, No.459, No.460)。今回は、GISシリーズとして地理情報科学とゲームのお話を伺う予定でしたが、急遽、COVID-19に関する話題に変更しました。

Part1, Yoshinoriさん、Kotaroさん無事日本へ、U-Cの様子with M. Wataru

先週のゲストYoshinoriさんとKotaroさんから(No.469)、イリノイ大学留学期間の予定を短くして、日本に戻りました、と今週初めにメールをいただきました。先週のトークでは、まだ帰国の日程が決まっていなかったので心配していました。お知らせありがとうございます。日本は、今週は暖かく、各地で桜が咲いてます。

イリノイ大学はオンライ授業 with M. Wataru

イリノイ大学では、春休みが終わり、3月23日からオンライン授業が始まりました。Wataruさん、Jeon-Youngさんのお話では、講義の準備に苦労している教員もいますが、技術サポートなどを受けながら授業が進んでいます。学生たちの多くは帰省したままU-Cには戻らず、それぞれの場所から授業を受けています。自宅にパソコンを所有していない学生もいて、対応が検討されています。学生の居住地によっては、国内でも外国でも、U-Cと時差があり、ZoomのWeb会議システムを使ったオンタイムの授業には参加しにくい場合があります。録画を後から見ることができるなどの配慮もされています。

Wataruさんは、もともとオンライン授業のTeaching Assisutanをする予定だったので、今のところ、仕事には大きな影響はなさそうです。ただ、4月に開催予定だったAAG(アメリカ地理学会)が中止となり、Wataruさんにとって初めての海外での発表ができなくなり、とても残念そうでした。(まとめby Mugi)

Part2, COVID-19感染拡大防止対応の文化的、習慣的な違いwith Jeon-Young

Part3, 韓国の対策、イリノイ大学のオンライン授業

健康地理学を専門とするJeon-Youngさんに、U-Cの様子や、COVID-19感染拡大防止対策や人々の対応にみる韓国とアメリカの違いなどについてもお話を伺いました。英語での会話をWataruさんに日本語に訳していただきました。

U-Cでもマスク使用者が増えたが、多くはアジア系の人々

Champaign CountyでのCOVID-19感染者数は、現時点(3月25 日)では4人と、他の大都市と比べては少なく抑えられています。それでもマスクをつけている人が増え(多くがアジア系の人々)、お店の商品が少なくなったり、人と人との間隔を6フィート(約1.8メートル)あけるようにしています。ただ、アメリカでは、マスクに関しては、ウイルス感染が疑われる人や医療関係者が使うと考えられ、一般の人々が感染防止のためにマスクを着用する習慣はこれまではありませんでした。COVID-19の場合は、感染してから発症するまでの潜伏期間が長く、症状がなくても知らずに感染を拡大させている場合があります。マスク使用は感染拡大を少しでも防ぐという点では有効です。

日常生活の中では手はよく消毒する

他方、アメリカでは、手などを消毒する習慣は、韓国と比べると浸透していて、日常生活でも人がよく触れるもの(ドアノブなど)を触った時にも、手をよく消毒します。COVID-19感染拡大への危機感が増し、店頭からは、まずはハンドサニタイザーが売り切れました。またくしゃみが出るときに口を手で覆うのではなく、腕を使います。COVID-19をめぐる人々の対応をとおして、文化や習慣の違いが見えてきます。

韓国では、できるだけ多くの検査をして感染拡大を防ぐ

韓国では、COVID-19に対しては、症状が出ていない人も含めて、できるだけ多くの検査をする方針をとりました。統計上の感染者数は多くなりますが、早期治療と感染防止が可能となり、死亡者数の割合は低くなっています。ただ、医療スタッフがCOVID-19の検査に追われ、病院の他の機能が低下してしまう問題も起きています。このため、現在は、症状のない人への検査は有料となっています。アメリカでは、トランプ大統領がCOVID-19に関しては検査を無料にして、緊急の治療を受けることができる体制を整える方針を出しています。(まとめ by Mugi)

Jeon-YoungさんとWataruさんのお話の中から、政府による対策や人々による対応の違いも見えてきました。マスク着用、手洗いや消毒、人と人との距離をおくといった行為は、それまでにその社会に根づいている習慣によって浸透、徹底度が異なるようです。現在、世界で進行している事態が、何を意味するのか。これからどのようなことが起きるのか。考えると恐ろしくなりますが、Jeon-Youngさんの専門であるAgent Based Modelによる感染症拡大のシミュレーションモデルのお話を、何ヶ月後かにまた伺うことができればと思います。また、地理情報科学とポケモンGoのお話も、楽しみにしています。Mugi

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