No.483,June26, 2020, GISシリーズ No.6-1,「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」 GISとの出会い with Ai-san

イリノイ州は6月26日よりPhase4へ移行

2020年6月26日、イリノイ州復興計画(Restore Illinois Plan)4段階へ移行しました( 在シカゴ日本国領事館、新型コロナウイルス関連情報)Tatsuyaさんからお送りいただいたUIUC JPN COVID-19 Town Hall Meeting(6月26日開催)資料の一部を掲載させていただきます。イリノイ州やU-CのCOVID-19に関する詳しい情報は、本ページの最後に掲載しています。

Public Libraryも開館

6月26日からU-CのPublic Libraryも開館しています。U-C在住のM. Wataruさんから、早速写真が届きました。

GISシリーズNo.6 with Ai-san

「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」(1)

GISシリーズ第6弾として、Web地図「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」(ジャッグジャパン株式会社)の開発者であるAiさんとU-CのM.Wataruさんとのトークを、3回にわたってお届けします。Aiさんは M.Wataruさんの学部時代のゼミの先輩で、現在はGISを活用した選挙コンサルティングを仕事にされています。今週はAiさんがGISに興味を持ったきっかけや今の仕事に至る経緯をお話ししていただきました。(文責: Wataru)

トークの収録は6月21日(日)。AiさんはTokyoから、U―CからWataruさん、ShizuokaからRyutaさん、KyotoからMugikoがオンラインで参加しました。Part1(20m20s)&Part2(21m32s)

リアルとバーチャルがつながる面白さ

Aiさんが大学時代にGISのゼミを選んだのは、都市やまちづくりに関心があったことに加え、中高生の時に、未来の技術を知る展示施設で、当時は珍しかったモバイル端末による館内ガイド、ナビを体験し、バーチャルとリアルの融合に面白さを感じたのがルーツだそうです。

空間データを収集、加工、分析して有効な情報に

大学ゼミの卒業研究では、地図を使った防災Webアプリを開発されました。大学周辺の防災関連施設や設備の位置情報を紙地図や現地調査より収集・整理し、GISデータに加工したのち、実用的な情報として、検索地点から最寄りの施設をWeb地図上へ出力表示、案内するシステムです。私(Wataru)も、消火器や公衆電話の位置収集活動に参加しまして、Aiさんとはそれをきっかけに、仲良くさせていただいています。

マーケティングとGIS

卒業後は、GISデータの商業的利活用に興味を持ち測量会社に就職。GISサービスの営業に従事された後、マーケティング企業のGIS部門に転職されました。GISは、マーケティングでは商圏の分析によく用いられます。例えば、スーパーマーケットが発行するポイントカード保持者の位置を地図に表示することで、お客さんがどのエリアから来ているのか把握できます。それらから新聞の折込チラシを配る範囲を検討したり、人口属性から潜在的な客層に合った品ぞろえに変えよう、といった戦略を考えられるようになります。顧客情報ほか企業が持つ空間データや国勢調査等のオープンデータを組み合わせて分析することで、有用な知見を得られるか、次の方向性が示せるかが求められるようです。

選挙とGIS

その後しばらくして、選挙の分野にGISが活用されていない点に注目し、知人とベンチャーを起業しました。どの地域にどういう政策が求められているかなど、地図を活用すれば、有権者との関わり方も変わるのではないか、新たな選挙運動につながるのではないか、といった考えから、国勢調査データを活用した政治家向けの人口統計地図を作成販売するなど、GISを武器に新たな分野で活躍中です。

民間企業がボランティアで「感染者数マップ」を開発、公開

この選挙のコンサルティング会社において、ボランティアで制作されたのが、Web地図「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」(ジャッグジャパン株式会社)です。2月16日に公開され、2020年6月25日現在4000万PV、今日まで、自治体、医療、研究、メディア関係者、そして多数の一般の方々から利用されています。このマップをめぐるAiさんからの詳しいお話は、次回のHarukana Showでお伝えします。

データをどうGIS上に集めるか by Wataru

 GIScience(地理情報科学)は、(コンピューター他デジタル機器を活用しながら)位置に関するデータをどう集めて、分析して、伝達するか追究する学問として話してきましたが、今回のお話では、空間データの収集と加工が1つの鍵かと思います。例えば、国勢調査のデータは総務省統計局のWebページ「e-Stat 政府統計の総合窓口」より、すでにGISのデータフォーマットで公開、提供されています。

アドレスマッチング/ジオコーディング

ところが、スーパーマーケットの顧客住所、行政の防災施設の位置情報、その他地理的データの多くは、おそらくはじめは文字列です。地図上に描画するには、緯度経度等に変換しなくてはいけません。この住所文字列を地図で使われている座標値に変換する技術は、アドレスマッチング(またはジオコーディング)と呼ばれています。Google MapほかWeb地図で住所を入力検索すると、正しい位置が参照されるのは、この技術に支えられています。

これら種々雑多なデータを成型して、上手に組み合わせて、意味ある情報を生み出せるかが、GISの大変かつ面白いところですよね。防災、マーケティング、選挙等、様々な現場での実務経験豊富なAiさんだからこそ、(次週以降、特集する)公共の福祉に資する「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」開発に至ったんだろなと思いました 。by M. Wataru

たとえるならば「子ども向けの絵本」、情報から導きへ

Aiさんが、トークのなかでGISを活用した地図を、しばしば「絵」と表現していました。「今まで感覚的に処理してきたことが『絵』になって見えてくる」「たとえるならば、 “子ども向けの絵本”。自分が知っている情報に何かエッセンスを加えることで、導きをえられる、そこがGISの面白く、難しく、奥が深いところ」「ある程度作りたい『絵』にたいする、想定、プロット力、構成力が求められる」。Aiさんがいう「絵」とは、Wataruさんがいう「種々雑多なデータを成型して、上手に組み合わせて、意味ある情報を生み出すGISの大変かつ面白いところ」を集約した言葉なんだろうなあと思います。Mugi

「ポジティブな意味での予想外」、「他人の視点」

「ポジティブな意味での予想外」「外れ値」も、それまで気づかなかった視点を見いだす重要なヒントだというお話しも面白かったです。この絵(地図)は、製作者の意図をこえて語り出す。アートだなあ。Aiさんは、常日頃、アンテナをたて、世界は多面的にできていることを意識して、「他人の視点」を見るようにしているそうです。文化人類学のフィールドワークと似ています。情報を何におきかえどう表現するか、そこで使うツールはだいぶ違うけれど。

先輩Aiさんと話すM. Wataruさんは、いつもより緊張気味。しかし、途中からAiさんもWataruさんも表情や声がほぐれてきました。録音を担当していたRyutaさんも後半の議論に参加。トークは、GISシリーズNo.6-2, No.6-3へ熱く続きます。お楽しみに。Mugi

UIUC JPN COVID-19 Town Hall Meetingからの 情報

Tatsuyaさんによる6月13日から6月26日の関連ニュースです。毎回、貴重な情報をまとめていただきありがとうございます。次のミィーティングは7月10日です。

Selected COVID-19 Information: IL & C-U (6/13-6/26)

(6/25) Coronavirus response | UI officials give details on fall campus life

(6/25) Pritzker: All regions ready for Phase 4

(6/25) Thursday’s coronavirus updates: C-U playgrounds to open Friday; 4 new Mahomet casesamong Champaign County’s 9  Park playgrounds officially reopening when Phase 4 takes effect Friday morning; Restrooms and other indoor facilities and drinking fountains will continue to be off limits; Outdoor play surfaces aren’t — and won’t be — sanitized; “You just sort of play at your own risk”

(6/24) Wednesday’s coronavirus updates: Phase 4 coming Friday; Champaign County new cases in double digits; Mahomet-area total on rise The mild spike in new cases comes during the same two-day stretch that it was revealed an “unofficial prom” at a private home in Mahomet on June 13 led to 10 positive tests

(6/23) Pritzker announces guidelines for schools statewide to reopen for in-person learning in fall(6/22) Illinois will enter phase 4 of its coronavirus reopening plan Friday. Here’s a guide to what’s allowed [Recommended!]

(6/22) Illinois will enter phase 4 of its coronavirus reopening plan Friday. Here’s a guide to what’s allowed [Recommended!]

(6/22) What to expect at Memorial Stadium in Phase 4 , All outdoor college and pro stadiums will be limited to 20 percent capacity for spectators, with at least six feet spacing between fans that are not members of the same household or party. There will not be a 50 person max for these events

(6/20) What will school be like this fall? Guidelines expected soon   “whether students are still learning remotely or the number of days per week they attend class will likely vary by location and district”

(6/18) Doctors, first responders concerned patients may be delaying care “Emergency personnel in one city said they are getting more emergency calls about health issues that could turn deadly if they are put off too long” “The CDC said emergency department visits went down 42 percent in March and April nationally.”

(6/18) UI announces reopening plans for fall * Resume “a hybrid mixture of in-person and online classes” this fall on all three campuses *See further detail in Fall 2020 Instruction FAQ

(6/13) Coronavirus response | Ask the Admin: High-tech contact tracing   *IDPH is exploring the option to utilize the API through Google and Apple. *The University of Illinois is also exploring options for utilizing Bluetooth and Wi-Fi for the home-grown system in development for the UI campus (students, faculty and staff)■Clean Bandit 「Rather Be」■Official髭男dism「Travelers」■Beatles「Ob-La-Di, Ob-La-Da

カテゴリー: Harukana Show-Podcast パーマリンク

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