No.489-2, August7, 2020, 女子会トーク2020(前半)コロナ禍中での帰国、小学校も大混乱 with Sayaka&Kyoko

HS女子会2020 with Sayaka & Kyoko(前半),

コロナ禍中での帰国、小学校も大混乱

Harukana Show Podcast No.489-2, Part2&Part3は、1年ぶりにSayakaさんとKyokoさんの女子会トーク(前半)です。なお、Part1と、UIUC JPN COVID-19 Town Hall(8月7日Meeting)からの情報は、HS Podcast No.489-1に掲載しています。

コロナ禍で実施が危ぶまれたHS女子会2020、7月31日に無事に収録できました(HS女子会2019:前半後半)とにかく大変な5ヶ月でした。下記の文章も、KyokoさんとSayakaさんまとめていただきました。ありがとうございます。

Part2, 3月にパリから最終便で関空へ、小学校は一斉休校、フランスではHome Schoolingのシステム活用、

Part3, 大量の宿題が郵便受けに(with アベノマスク)。子供も親も大騒動、買いだめ問題、フランスのロックダウンは罰金も、犬の散歩はOK

KyokoさんもSayakaさんも国際結婚、育児に仕事に大忙し

Kyokoさんは奈良県、生駒市在住、大学勤め(Mugikoさんの同僚)です。パートナーは日本在住のフィンランド人で、現在小学校3年生の一人娘、Naomiさんがいます。昨年の女子会の頃は大学の仕事がとても忙しく、それが年度末の3月で一息つくかと思っていたら、新型コロナウィルス(Covid-19)感染症の拡大で大変な日々を迎えることになりました。3月に入ってすぐに小学校が休校になり、休校期間中に在宅のNaomiさんの勉強をみるのに加え、大学も前期はオンライン授業となり、その準備に追われる毎日でした。

Sayakaさんは夫がフランス人で南西フランス在住、Sayakaさんと息子のYutaくんと毎年4ヶ月日本に滞在しています。今年は丁度フランス全土がロックダウンした3日後、3月20日に日本へ。昨年秋に予約したANAのフライトは、出発少し前から何度も時間の変更があったりキャンセルになったり。飛ぶのか飛ばないのか。今年は日本に帰ることができるのかできないのか、ハラハラ。結局ルフトハンザから2日後のAir Franceに乗ってください、と突然連絡があり、パリ発関空の最終便でギリギリ帰国しました。特別な検査も隔離もなく、2週間神戸に住む妹夫婦宅で待機した後、三重県伊勢市に移動し、色々な問題を乗り越え日本の生活が始まりました。

3月臨時休校→4月登校、緊急事態宣言、再休校→5月末分散登校→6月通常授業

日本の小学校は、2月27日に安倍首相による全国一斉臨時休校の要請があり、Kyokoさん在住の生駒市の小学校は春休みを待たずに3月3日から一斉休校となりました。4月に入ると小学校の入学式も参加人数を制限するなどして実施され、Naomiさん何回か登校しました。しかし、4月16日に緊急事態宣言が全国に拡大され、4月17日から再び休校となってしまいました。5月の終わりからAグループ・Bグループに分かれて分散登校が始まり、6月17日から全員が登校できるようになりました。三重では、奈良よりは早く、6月最初から通常授業が始まりました。

通常授業が始まる前は、教室も密にならないように1クラスをABの2つにグループ分けし、順番に登校するようにしていました。列ごとにAとBに割り振りされていたようですが、兄弟姉妹のいる家庭は、同じグループになるよう配慮されていたようです。

休校期間中の大量の宿題

休校期間中、3月の一斉休校後すぐは宿題も少なかったのですが、4月の休校後は大量の宿題が出て、親も大変でした。毎日、プリントやドリルをやるように指定がされていました。チェック、採点も親がやるのに加え、本来は新しく習うところを自宅で勉強しなければならないので、親の手伝いが必要でした。Naomiさんの小学校は、休校期間中も親が仕事に出る必要のある家庭のために、午前中は子どもたちが教室で先生と過ごし、午後から学童保育に行くという形をとっていました。

フランス、Home Schoolingの制度とシステム活用

Sayakaさんのお話では、フランスはCOVID-19以前に小学校でインターネットの活用が始まっており、教員は保護者との連絡や宿題を出すのに学校のサイトを使うことができました。また、子供たちにもメールアドレスが付与されており、連絡ができるシステムがありました。また、フランスにはHome Schoolingのシステムがあり、不登校や登校できない生徒たちが義務教育を受けることができるフランス政府が認定するサイトが既に存在したいた為、休校期間中に活用されていたようです。

大量の宿題、宿題の配布、体育(縄跳び)も

日本では、先生が生徒の自宅を回って封筒に入った宿題をポストに投函しました。Naomiさんの小学校の宿題の封筒には、各世帯に配布される前でしたが、アベノマスクが入っていました。三重のYutaくんの小学校では体育(縄跳び)も宿題に出ました。奈良のNaomiさんの小学校では、本来、理科の授業で子どもたちが種をまいて育てるホウセンカを先生が育て、各自、後で家に持ち帰るということをしました。奈良の小学校で先生がPCR検査の結果陽性が判明し、その学年は早い夏休みに入りました。奈良では8月24日から2学期開始となります。1学期は3年生も補充学習が多く、毎日6時間目まで詰め込み授業でした。水泳、運動会もなく、夏休みに入る最後の7月31日まで給食がありました。

スーパーからトイレットペーパーが消え、強力粉やイーストも

休校期間中は給食もなく、子どもが家にいるので食事の準備もありましたが、宿題をみる方が大変だったとKyokoさんSayakaさんは日本では実家にいるので、昼食の準備の大変さは感じなかったよう。それより買いだめの問題が印象に残っているそうです。買いだめ問題は、2月末にトイレットペーパーがなくなったのに始まりました。Kyokoさんのパートナーは休校中、家でNaomiさんとよくピザ作りをしてくれました。パンを作る人が増えたようで、強力粉やイーストも店頭から消えました。

買い物の仕方について、スーパーの入店制限はありませんでしたが、レジの前にマークがつけられ、Social Distanceを取ること、マスク着用の注意喚起がありました。消毒液が置かれ、店員の皆さんは必ずビニール手袋をしていました。Sayakaさんロックダウンで外出制限があるフランスを経験して日本に戻ってきたのですが、三重では劇的な変化を感じることがありませんでした。フランスのロックダウンは、理由がなければ外出できないという状況でした。

散歩する人が増える

Kyokoさんはゴールデンウィークから散歩するようになり、今も夜に歩くことが多いのですが、散歩をする人が増えたと感じました。

フランスのロックダウンと罰金、犬の散歩はOK

Sayakaさんの話では、フランスでは段階的に変化がありました。最初は散歩、マラソンは一人ならOKでしたが、人数が増えたため、時間が限定されるようになりました。一番厳しい時には、スーパーと薬局以外はどこに行くにも許可証を印刷して持っていないと駄目だったそうです。それを破ると135ユーロの罰金(1万8000円ぐらい。今でもマスクなしだと同じ額の罰金が課される)を払うのですが、ロックダウンが伸びると、どうしても外に出たいから払うという人が出てきたそうです。それを数回繰り返すと、罰金が数十万円になるという事態も生じてきました。フランスでは、犬の散歩はOKで、犬をダシに外出する人が増えました。(女子会トーク2020後半へ続く)by Kyoko &Sayaka

【参考】「『3月休校』という政治判断は本当に正しかったのか」YAHOO!ニュース、配信

「道の駅」や「農協」ではドライブスルー販売も

Ryutaさんが住む静岡では、COVID-19感染防止対策として、地方の「道の駅」や「農協」などではドライブスルー(車に乗車したまま)買い物できる工夫をしているところもあるそうです。コロナ禍で、買い物の方法もこれからさらに変化しそうです。(Mugi)

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