No.498, Oct.9, 2020, 「ドライブスルーでFlu Shot」「COVID-19と図書館」

各地からのお便り紹介

今週は、Mugik0@KyotoとRyuta@Shizuokaが、Tamakiさん@Washington DC、Yoshiさん@Nigata、そしてSatomiさん@U-Cからのお便りと写真を紹介しながらおしゃべりしました。収録は、日本時間の10月8日(木)、台風14号の影響で雨が降っています。Ryutaさんが、雨の日の3曲を選んでくれました(いきなり、「別れても好きな人」から始まりました)。この日、アメリカでは、副大統領候補の共和党ペンス副大統領と民主党カマラ・ハリス上院議員によるテレビ討論会が終わったところでした。

Part1, 中秋の名月はDCでは雨降り、ペンスとハリスの討論会、別れても好きな人

Part2, ドライブスルーでFlu Shot、林檎、パンプキン狩り

Part3, アメリカの大学の財政危機、COVID-19と図書館

ドライブスルーで予防接種 by Tamaki@Washington DC

今年のflu shot=インフルエンザ予防接種をドライブスルーで受けました。日本では珍しいのかなと思うのでご報告します。まずかかりつけのクリニックから「flu shot始めました、予約して来てね」とレターが届いて、オンラインで都合の良い日時を確認して予約、私の場合は土曜日希望だったので2週間先の予約でした。当日は予約時間の20分前には到着推奨とのことで少し早めに行ったものの指定の駐車場の一角に長蛇の列で、結局40分待ちました。その間に完全防備の看護士さんに熱や風邪の症状の有無を確認され、前方のテントに移動して車三台分のスペースの空いてるところに誘導され、予約の名前と保険カードで本人確認、認証後二人の看護士さんが両側に現れてドア越しに座ったままの状態で接種という流れでした。同じ敷地内の離れたところにはCOVID-19テストのサイトもありそちらへ行く人達も見かけました。by Tamaki

Apple Picking

次に秋らしいイベントのひとつ、apple pickingをDMV(こちらの人はDC、Maryland、Virginiaをまとめて呼びます)で検索したら、5月の遅霜の影響で収穫量が少ない上に、パンデミックの影響で限られたアウトドアイベントのひとつとして人気が有りすぎて、旬の林檎は既に取り尽くされている現状だったり、予約制になっていたり、気軽にりんご狩りに行ける状況では無くなっていて驚きです。

少し前に行ったVirginiaのワイナリー、こんな感じで50以上のピクニックテーブルが設置してありワインやおつまみを購入して指定されたテーブルで堪能します。ここはペットと未成年は入場不可でしたので飲めるオトナだけのグループばかりでした。ぶどう畑もあるのでしょうけど広すぎて見えません。by Tamaki

CURTIS ORCHARD&PUMPKIN PATCHでも、リンゴやパンプキン狩りの季節です。COVID-19感染拡大防止の対策をしてお出かけください。

後期は大学によっては原則対面授業 by Yoshi@Nigata

こんにちは。Podcastを聞きながら、メールを書いています(ありがとうございます!by Mugi&Ryuta)。UIUCでも対面授業を再開し始めて、どうにかこうにか進めているようですね。海外旅行はなかなかできませんが、UIUCでも「新しい生活方式」を作る取り組みがなされていて興味深いです。

私の勤務校では、前期はすべての授業が遠隔(オンライン)授業でしたが、後期は「原則対面授業」です。新潟県は新型コロナウイルス感染者の累計が170人ですが、最近はほとんど報告されていません。そういうこともあり、県内の大学の多くで対面授業が行われているようです。ただ、県外生が多い新潟大学などは後期もほとんどの授業が遠隔授業で行われているようです。

自転車は運動不足を解消するアイテムとして注目されているようですね。私はなかなか乗る機会がありませんが、10月末に佐渡でイベントがあるので、エントリーしました。by Yoshi

秋の佐渡のライドレポート、お待ちしてます(Mugi)

イリノイ大学のPCR検査数、50万近く

Tatusyaさんがお話(HS No.496 & No.497)されたように、イリノイ大学では秋学期は、オンライン授業と対面式授業のハイブリット型です。多くの学生がキャンパスに戻り、爆発的に感染が拡大しましたが、大学では、大学関係者に週2日のPCR検査を受けることを義務付け、無自覚陽性者を早期に発見し、外出制限を厳しく求め、現在の陽性率はかなり低くなりました。検査数累計は、10月6日現在、492,275件となりました。COVID-19対策は、大学の財政にとっては大きな負担となっています。一方で、イリノイ大学では、安全をアピールしたことによって、留学生の数は半減しましたが、それでも秋学期の入学者数は全体としては10%増加しました。

アメリカの大学財政とコロナ禍

先週の番組で、藤井光(同志社大学教授・現代アメリカ文学)「アメリカの大学財政とコロナ禍」『京都新聞』夕刊2020年9月30日「現代のことば」:「全米で大学での感染者数の合計が10万人を突破するのも時間の問題」についてもふれました。アメリカの大学では、2010年台から財政基盤が脆弱になっていたところに、コロナ禍が直撃した、と記されていました。

そこで、Ryutaさんに、アメリカの大学の財政危機やCOVID-19と図書館のことなど、話していただきました。

アメリカの大学の財政危機

アメリカの大学は2008年の、いわゆる「リーマンショック」でも財政に大きな打撃を受けました。個々のケースはさまざまだと思いますが、まだそこから立ち直る途中だった学校もあるのではないかと思います。また、アメリカ国内から大学に進学する学生は、給付型の奨学金を受けるか、そうでなければstudent loan(学費ローン)を借りることが多いのですが、特にリーマンショック以降は就職市場が悪化したこともあり、ローン返済の負担が生涯にわたって続く、という問題がしばしば指摘されています。(その背景には、アメリカの大学の学費の高騰もあります。)

そのような事情の中で、学生の選択も変わりつつあることが考えられます。例えば、コミュニティカレッジ(日本では短期大学にほぼ相当)に2年間通い、途中から4年制の大学に編入することで支出を圧縮したり、学費ローンと自分が得るであろう生涯年収を天秤にかけて、「雰囲気」や「学びの質」には勝る地域の大学や小規模の大学ではなく有名大学への進学を選択したり、といった学生の進路の変化も、一部の大学の財政難に間接的に影響しているはずです。(「アメリカの大学では2010年台から財政基盤が脆弱になっていた」ことの一因は、このような進学者の選択の変化により、大規模校、高ランク校への一極集中が進んだこと、不利になった小規模校が設備などへの新たな投資を強いられたことなどにもあります。)

COVID-19と大学図書館

大学図書館の予算は、大学の財政から直接の影響を受けます。そして(これも個々のケースはさまざまだと思いますが)人件費や施設費はすぐには圧縮できないので、特に資料購入費が大きく影響されることがしばしばです。

さらに、COVID-19対策としてオンライン授業、ハイブリッド授業が増えたことにより、大学図書館も電子資料(電子書籍、電子ジャーナル、デジタル化資料)へのシフトを進めることが増えました。ただし、英語圏で出版、刊行されている書籍やジャーナルは学術書も含めて電子出版されていることが多いですが、アメリカの大学では、当然、それ以外の地域、言語で出版された資料を用いる研究や授業、研究指導も行われています。資料購入費の圧縮と急速なデジタル化へのシフトは、(アジア研究を含む)エリアスタディーズ、グローバル・スタディーズの継続にも(悪)影響を与える可能性があります。

Harukana Showでも最近「場としての図書館」という概念に何度か言及しましたが、大学図書館が知的生産の場であるためには、やはり「蔵書」が果たす役割も無視できないところです。「新しい様式」への投資は進みますが、学術の多様性も忘れてはいけない要素なのではないかと思います。- Ryuta 

学び方の多様性

そこにしかない資料があったり、手にとって感じることから発想をえることができたり、図書館が扱う資料との接し方はいろいろ。コロナ禍によって資料のデジタル化、システムのオンライン化が進んだとしても、学ぶことの多様性のひだまでが削ぎ落とされないよう、政治的な統制に呑み込まれて見えにくいものがいつの間にか消されてしまうことがないようにと、最近、強く思います。Mugi

誰でも使っていいよ、マイバッグ by Satomi@U-C

前回のアーバナ買い物情報の追記として、添付の写真をお届けします。これは近所のコープストアの、レジの近くにある「誰でも使っていいよ・マイバッグ」といったところでしょうか(関連記事)。そこに掛けてある袋を、持参しなかった人が勝手に使って持ち帰ってよい、または(家に)余っているバッグを寄付するエリアです。私も過去に利用してたいへん重宝しました。こういうサービスがどこのスーパーでも見かけられるようになったら、有り難いです。環境にも優しいし、お店の気遣いみたいなのが感じられますよね。by Satomi

Mugikoが日本で使っている布製のマイバッグのうち数本は、U-Cのガレージセールで数ドルで1ドル/2ドルで購入した誰かのお古。大きくて長ネギも入るし買い物で使うたびに洗濯機で洗っても大丈夫、重宝しています。Mugi

リスナーさんからの声

「良い意味でも逆の意味でも、アメリカは競争社会なのですね。それが観念的でなく具体的に伝わってきます。」@Kyoto

「毎週どこでも聴けない大事な話を聴いている気がします。ありがとうございます。来週もよろしく。」@Nagoya

■つじあやの「別れても好きな人」■YUKI「Home Sweet Home」■スピッツ「タイム・トラベル」(Ryutaさんが、雨の音を聞きながら選んだ3曲)

カテゴリー: Harukana Show-Podcast パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です