No.509, Dec.25, 2020, IL州のCOVID-19感染状況と対策、ワクチン接種の今後 with Tatsuya

クリスマスに無事に放送・配信

クリスマスに今年最後の無事、放送・配信となりました!濃い1年でした。3月にWRFUスタジオが使えなくなってからも、Ryutaさんがオンライン上で事前収録がしやすいように工夫し、WRFUのスタッフが毎回、番組音源を手間をかけて、ラジオ放送と配信をしてくれました。そして日米各地からいろいろな方が出演して多様な話題で番組を盛り上げ、皆さんからもメッセージ、写真、オススメの曲を教えていただきました。ありがとうございます。新しい年も、ゆっくりおしゃべりできますように。Mugi

2020年の最後のトークは、Tatsuyaさんにイリノイ州とUIUCのCOVID-19感染状況、対策、ワクチン関連の情報をまとめてお伝えいただきました(Podcast Part2&3&4)まずは、Satomiさんからこんなお便りをいただきました。

Part1, 甘いお便り、年末のU-Cの様子、Tatsuyaさんのお天気、THのTwitter開始

Satomiさんから甘いお便り

最近シャンペーンのダウンタウンに「すず・ベーカーリー」というお店が開店しました。日本で買えそうなケーキやクッキーが売っているというのは、U-Cのような米国の小都市では画期的なことです。今年は閉店の話題が多くて、新店オープンのニュースにはなかなか出会えなかったので、開店したと知った時は本当に嬉しかったです。このコロナ禍、買いに行く時は、ウェブサイトであらかじめ注文してそれを受け取りに行く形式が良いみたいです。私が買ったお菓子のを写真をお届けします。個人的にはおから入りのチョコレートケーキが一番美味しかったです。by Satomi

IL州、UIUCのCOVID-19感染拡大と対策、ワクチン接種の今後 with Tatsuya

まとめの文章もTatsuyaさんに記していただきました。

Part2, IL州内の感染第三波、Restore Illinois Plan Tier 3の感染対策

Part3,COVID-19ワクチン接種と今後の見通し

Part4, UIUCのギリギリの対策と成果、春学期の見通し

UIUC JPN COVID-19 Town Hall

UIUC JPN COVID-19 Town Hallは、COVID-19のパンデミックおよびその影響で生じている社会的規制に伴って身の回りで起きていること、また今後起こり得る状況について日本語で忌憚なく情報交換する機会を設けることを目的に、定期的に(状況に応じて隔週または毎週)Zoomを用いてオンライン開催しています。夕方6時15分~7時の45分間で開催しており、まず冒頭の15~20分程度で州内やC-U地区のCOVID-19データ、社会的感染対策の状況などの情報を共有した後、残り時間で参加者間で質疑や情報交換を行っています。

Tatsuyaさんの専門とTown Hall、Twitter開設

Tatsuyaさんの専門はリスク分析学ですが、Town Hallとの共通項として、(1) 正確なデータとその分析の重要性、(2) 危機進行下のリスクコミュニケーションのベストプラクティス、の2点を挙げ、これらの理論的視点はTown Hallの運営にも反映されています。また、11月末より、Town Hall内で取り扱う情報量を最適化し、またリアルタイム性が求められる情報を効率的に提供する目的で、Town HallのTwitterアカウントが開設されました

イリノイ州内の感染第3波とRestore Illinois Plan Tier 3の感染対策

イリノイ州では、10月初旬より新規感染者数や病院ベッド使用数が急増し始め、感染第3波が襲来しました。州内の新規感染者数は11月中旬頃にピークを超え、現在は減少傾向にありますが、病院使用状況やCOVID-19陽性者の死者数は依然として3~4月のピークを超える高い水準にあります。

この状況を受け、11月20より州内全域がRestore Illinois PlanのTier 3へ移行し、感染対策が強化されました。Tier 3の対策内容は多岐に及びますが、例えば (1) レストラン・バーの屋内での飲食を全面禁止,(2) 生活に最低限度必要な用事(Essential business)を除き、同世帯外の人との交流を全面的に制限,(3) 屋内スポーツやレクリエーション施設(映画館や博物館など)を一時的に閉鎖,(4) WalmartやMeijerなど大手食料品店や薬局でも定員の25%以内に入店制限を実施などの規制が追加されています。Restore Illinois Mitigation Planの詳細は州の保健当局IDPHのウェブサイトを参照。

COVID-19ワクチン接種と今後の見通し

アメリカ国内では、12月第2週以降、Pfizer-BioNTechとModerna/NIHの2種類のCOVID-19ワクチンがFDA(米食品医薬品局)の緊急使用許可を受け、国内各地で予防接種が始まっています。現状、ワクチンの供給数がかなり限られていることから、医療従事者と長期ケア施設(Long-term Care Facility)のスタッフおよび入居者が優先的に接種を受けている状況です。

IL州でのワクチン接種計画

予防接種の優先順位付けとタイムラインは各州の保健当局の判断に委ねられており、イリノイ州では、医療従事者と長期ケア施設関係者の接種が完了後、First Responderや75歳以上の高齢者まで接種対象が拡大される計画です。現状では、アメリカ国内で一般市民までワクチンが行き渡るようになるのは、2021年春頃と推定されています。イリノイ州内やC-U地区の報道やソーシャルメディア等を見ている限り、“長いトンネルの出口が見えてきた”という意味でCOVID-19ワクチン接種開始を歓迎するムードが高まっているように感じられます。

ワクチンの効用、副反応に今後も注視

ただし、ワクチンの効能や副反応については、治験データだけでは十分判然としない点もあり(例えば“ワクチン接種によるウイルス媒介の防止効果”など)今後、さらに追加の治験データや接種後の追跡調査などを注視する必要がありそうです。なお、UIUCのキャンパスでも、大学警察や保健センターの職員を中心に既にワクチン接種が開始されています。一般の教職員や学生の手元にワクチンが届くのは早くて2021年3~4月頃と見積もられ、通常のインフルエンザの予防接種と同様、保健センターやキャンパス内各地に設置される臨時会場(図書館、ジムなど)で接種を受けられる見込みです。

UIUCの状況、革新的検査戦略の実施、最低限度の目標は達成

UIUCでは、8月末~9月上旬に、新学期開始に伴う外部からのウイルス持ち込みによりCOVID-19感染者数が一時的に急増しました。しかし、その後は革新的検査戦略の実施や追跡調査等の充実、関係者間での感染対策に対する理解の促進などもあり、キャンパス内での感染は比較的制御されています。UIUCキャンパス内では、秋学期中(8月24日~12月18日)に累積4000人超の感染者が確認されましたが、高頻度・大規模なPCR検査実施と感染者・接触者の速やかな隔離、高リスク人口に対する追加の対策などが相まって、12月20日現在、キャンパス関係者の中でCOVID-19の重症化で入院した人は0人となっています。この点では、UIUCのキャンパス再開プランは最低限度の目標を達成できたと考えています。

春学期の見通し

2021年春学期も、今学期と同様の感染対策を行いながら、全体の2~3割程度の講義で対面授業を織り交ぜていく方針になると思います。秋学期からの主な変更点は次の2点です:(1) 春休みを中止し、代わりに毎月1日ずつ分散的に休暇日を設ける;(2) 学期開始直後の感染者増大の可能性に対応するため、学期開始日を当初の予定より1週間遅らせて1月25日とする。秋学期のデータを参考にすると、全学生のうち70~80%前後が(対面授業の有無に拘わらず)C-U地区に戻って来ると見込まれる一方、20~30%の学生はC-U地区外からリモートで授業を履修することになりそうです。by Tatsuya

CUPHD, Confirmed Champaign County COVID-19 Cases

それでも、なぜ、これほどまでの感染拡大

Tatsuyaさんのわかりやすい解説のおかげで、進行形の難しい現状を理解し考えることができます。ありがとうございます。

イリノイ州では、COVID-19に関するデータ公開の方法も、何に基づいて政策決定なされているかの提示の仕方も明確であり、日本とは大きく異なります。製薬会社、連邦政府と州政府とが連携し、イリノイ州内でもワクチン接種が速やかに始まっています。しかし、なのに、どうして、アメリカ全体、あるいはイリノイ州でも、これほどまでにCOVID−19感染が拡大し多くの人が亡くなっているのだろうか、という疑問は深まります。

また、UIUCがキャンパス内で4000人を超すCOVID-19感染者を出し、100万件を越すPCR検査の実施し、重篤化し入院した人はゼロ、キャンパス再開プランは最低限度の目標を達成した、というお話も印象に残りました。州立大学としてのコミュニティとの関係の在り方など、様々な条件が重なってこうした革新的検査戦略が実施できたのだろうと想像します。一方で、強い政策の実施は多岐にわたる影響がともなうと思います。

新しい年にもTHでお話を伺い、Harukana Showでお伝えしていきます。よい年をお迎えください。Mugi

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