No.521, March19, 2021, 若手ランドスケープデザイナーのグローバルなネットワークwith Yuta

イリノイ州でもワクチン接種すすむ

イリノイ州ではワクチン接種がすすみ、COVID-19感染拡大への対策もフェーズが変わりつつあります。3月18日に開催されたUIUC JPN COVID-19 Town Hallの資料の一部を、本日のPodcastの最後に掲載させていただきます。

日本では3月21日に首都圏の緊急事態宣言解除

日本では、首都圏4都県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)で、1月8日から始まった緊急事態宣言が、3月21日で解除されることになりました。年度末、年度始めは、人が集まり移動する季節、感染の再拡大も懸念されています。日本各地で、桜が咲き始めました。

Part1, Wataruさんの変化球な選曲、Mugikoの「愛の水中花」の思い出

Yutaさん(Yokohama)、Wataruさん(U-C)とのランドスケープデザイントーク3回め、最初は聞き慣れなかった言葉が耳に馴染んできました。(前回までのお話:HS No.519 & No.520)。番組の最終収録は、3月18日、RyutaさんはShizuoka、MugikoはKyotoからの出演です。

Part2, U2Wで若手ランドスケープデザイナーたちとグローバルにつながる

Part3, グリーンインフラという言葉の曖昧さ、深さ、広がり

今回は、3回にわたってお送りしてきたランドスケープデザイナーYutaさんとのトーク完結編です。ランドスケープデザイナーとのネットワークづくりや最近話題のグリーンインフラについて話してもらいました。(文責: Yuta&Wataru)

ランドスケープデザインを学ぶ同志とつながる「U2W

昨年から、ランドスケープデザインを学ぶFacebookグループに参加しています。そのグループ内で「U2W – ユー・トゥー・ワールド」というオンライントークイベントが、2020年の6月~8月の週末に全10回シリーズで行われました。これは、世界各地(アメリカ、カナダ、イギリス、南アフリカ、オーストラリア、中国、デンマーク等)の若手ランドスケープデザイナー(主に留学中の日本人学生)が留学先での自らの経験を話す企画です。参加する中で、それぞれの地の自然環境に合わせて異なる取り組みや授業が展開されている、気候変動への対応は共通課題など、面白い話をいろいろ聞くことができました。

私も登壇者の一人としてこれまでの経験を話しました(U2W REPORT#3)。この企画は、なかなか巡り合わないランドスケープを学ぶ同志と知り合う貴重な機会となりました。さらに「U2W」の取り組みは業界雑誌「ランドスケープデザイン(No.135)」 に掲載されまして、私が留学を目指すきっかけの本だったこともあり、とても嬉しい出来事でした。関係者のみなさまに感謝。

グリーンインフラをどう定義し広めていくか

先週お伝えした通り、国土交通省が主催のグリーンインフラ大賞にて、弊社グリーン・ワイズが手掛けた「深大寺ガーデン」(紹介動画)が優秀賞を受賞しました(受賞時ポスター)。

ところで、この賞の名前でもあり、昨今話題になりつつある「グリーンインフラストラクチャー」、なぜか日本では特に定義があいまいのようです。アメリカでは雨水管理、ヨーロッパは生態系の保全を主とした自然環境設備を示しているのですが、日本の場合は、それらに加えありとあらゆるもの(ヒートアイランド対応や地域振興ほか)も含んでいるようです。先日とあるシンポジウムを試聴しましたが、学識者や専門家の中でも定義をはっきりさせた方がいい、という方も、限定的にしなくてもいいのではないか、という方もいらっしゃいました。私はどちらかといえば後者で、柔軟に活用できればと思う一方で、本質を理解していないで言葉だけが一人歩きする“SDGs ウォッシング”のようなものが出ないためにもある程度の定義づけは必要かとも思います。*グリーンインフラ官民連携プラットフォーム

グリーンインフラを改めて考えると、その言葉が出る前から、実は海岸防風林や散居村ほか、昔の人は自然と共に生きてきたことに気づかされます。引き続き私も、先人の知恵を借りたり仲間と協力しながら、グリーンインフラやレジリエンスといったある種概念的な言葉をランドスケープデザインとして具現化していきたいと思っています。

ニュータウン構想の初心もグリーンインフラ?Wataru

グリーンインフラと呼ばれる前から、似たものはあったという話が出ましたが、実は日本のニュータウンも、グリーンインフラな街としてつくられたように思います。なぜなら、地理学・都市計画学を学ぶ中で、日本のニュータウン開発は、イギリス発の「田園都市論」とアメリカ発の「近隣住区論」という理論に支えられたと教わるからです。それらを簡潔に言うと、田園都市論は、産業革命に伴う大気汚染や不衛生ほか劣悪な都市環境を改善するため、たくさんの緑地を持つ良質な住宅地を郊外につくる。近隣住区論は、集会所や公園等を整備・活用し、都市化で希薄した地域コミュニティを再形成するといったものです。ニュータウンが計画・建設された当初はプランナーや居住者も意識していたのでしょうけど、時が経つにつれ、その意識が薄れてきているのかもしれません。多摩市のニュータウンも、まちびらきから50年を経た今、Yutaさんほかランドスケープデザイナーらによって、その理論の実践が再びなされているんだと感じ、頼もしく思えました。Wataru

ランドスケープデザインのお話と散歩 Mugi

HSでGISシリーズやランドスケープデザインのお話を聞くと、散歩が楽しくなります。あたり前にそこにあった風景が、実は近代的なデザインであったり、長年の暮らしの知恵や記憶が含まれていたり、設計を逸脱して変化したり、あるいは私自身の記憶の中にあったそこにあるはずのものが、今はもうなかったり。

今回のYutaさんのランドスケープデザインのお話や、その前のTomoyaさんの画家としての道作りのお話(No.516, No.517, No.518)、Noma-chanのMTBライダーのお話(No.513& No.515)も、多くの人を巻き込んでアクションを起こすには、見えないものをデザインする力、多様な人を面白くつなぐメディアスキル、そして場所や記憶とそこでの暮らしをいとおしむ生の感覚がいるなあと思いました。Mugi

■松坂慶子「愛の水中歌」■秦 基博「言ノ葉」 ■福山雅治 「道標

UIUC JPN COVID-19 Town Hallからの情報共有

3月18日(木)18:45pmからUIUC JPN COVID-19 Town HallがZoomで開催されました。Tatsuyaさんが作成された資料の一部を掲載させていただきます。同日夕方に、イリノイ州知事から、COVID-19対策の今後の方針が発表されました。この日の勉強会では、ワクチン接種の進捗状況の説明と見通し、現在のPhase4からPhase5へ移行する間に新たに設置される「Bridge」という段階についても説明されました。

UIUC JPN COVID-19 Town Hall March18,2021, 資料(by Tatsuya), p.4, CUPHDより

UIUC JPN COVID-19 Town Hall March18,2021, 資料(by Tatsuya), p.5, CUPHDより

これまでは、65歳以上の高齢者へのワクチン接種が優先的に行われていましたが、4月12日からは、それ以外の住民への接種も広く行われます。ワクチン接種をした人としていない人とは、施設への入館、集会参加、レストランでの食事人数などの行動規制も異なってくるようです。

UIUC JPN COVID-19 Town Hall March18,2021, 資料(by Tatsuya), p.13, Gov. Pritzker Press Conference March18, 2021

UIUC JPN COVID-19 Town Hall March18,2021, 資料(by Tatsuya), p.14, Gov. Pritzker Press Conference March18, 2021

UIUC JPN COVID-19 Town Hall March18,2021, 資料(by Tatsuya), p.15, A Bridge to Phase5

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