No.541-2, Aug.6, 2021, 2021年女子会(前半)コロナ禍の帰国、仏のワクチン接種義務化with Sayaka&Kyoko

2021年の女子会、コロナ禍の国境を越える移動

SayakaさんとKyokoさんの1年ぶりの「女子会トーク」です(昨年までのお話:No.489-2, No.490)。2人とも国際結婚し、Sayakaさんは南仏Albiに住み、1年のうち4ヶ月を息子のYutaくん(中学1年生)と実家がある三重県伊勢市で過ごしています。Kyokoさんは奈良県生駒市でフィンランド人の夫とNaomiさん(小学校4年生)と暮らしています。Kyokoさん、Sayakaさん、Mugikoは同じ大学で教えています。国際交流センターの所長としての業務に忙殺されるKyokoさんとフランスに戻る直前のSayakaさんですが、猛暑の中でも、2人の多文化トークの迫力には圧倒されます。Mugi

今週のトーク前半は、コロナ禍の帰国とフランスのワクチン接種義務化の動きについてです。来週お届けするトーク後半では、日本の中学校に入学したYutaくんの制服やクラブ活動話と、小学校高学年となったNaomiさんの夢についてです。今週のPodcastは、Syakaさんに文章をまとめていただきました。Mugi

Part2, コロナ禍の帰国、ホテルでの隔離

Part3, 自由の国フランスでのワクチン接種義務化

出国制限、空港でのPCR検査、3日間の隔離

Sayakaさんは今年も3月中旬にフランスから日本に移動。フランスがEU以外の地域に国境を閉じていた為、出国できるかどうか心配でしたが、3月11日フランス政府が韓国、オーストラリア、日本、ニュージーランド、イスラエル、シンガポール、イギリスへの自由な渡航(特別な理由を必要としない)を認めてほっと一息。PCR検査陰性など何種類もの書類を持って出発。ガラガラの飛行機にゆったり座り、到着した関空では梅干しとレモンの写真を見ながら唾液検査をし、関空の日航ホテルに3日間隔離されることになりました。

詳しい情報を知らされていなかったので、Sayakaさんたちはどこに連れて行かれるのかわからず、ちょっとした冒険気分を味わったそうです。ホテルでは警備員が見張る廊下へ出ることも禁止され、窮屈な思いをしましたが、快適なホテルで久しぶりの日本のお弁当をいただきました。フランスでもコロナ禍で出かけることがない日々だったので、ホテルでのちょっとしたバカンス気分を息子のYutaくんと楽しみました。隔離施設を出所した後は2週間の自宅待機。待機中は毎日その日の体調を厚生省に連絡する必要がありました。

マクロン大統領の演説、ワクチン接種の義務化

7月12日マクロン大統領が国民に演説し、医療関係者、高齢者施設など介護に関わる職員等はCOVID-19ワクチン接種を義務化することを発表しました。ワクチン接種を拒否した場合、給料は支払われず、失職する可能性もあるという厳しいものです。7月下旬から段階的にレストランや美術館、長距離列車などを利用するにはワクチン接種を済ませるか、PCR検査の陰性証明書が必要になることも決まりました。

9月からPCR検査の有料化

日本滞在期間中にワクチンの接種をすることができたなかったSayakaさんはフランスで夏のバカンスを楽しめそうもなくガッカリ。その他にも接客が伴う仕事をしている人達にも強く接種が推奨され、雇用主は新規で人を雇う場合ワクチン接種を済ませてないことを理由にその人を雇わなくても罰せられないことになりました。PCR検査は今まで全て無料でしたが、9月からは有料になる予定です。最初は12歳以上もこれらの決まりの対象になる予定でしたが、批判が多かった為すぐに撤回されました。

世論の6割政府方針支持、ロックダウンだけは避けたい

マクロン大統領の発表2日後から各地で義務化反対のデモが繰り広げられているものの、世論の6割が政府の方針を支持。このままだとバカンスが終わった後に再びロックダウンとなる可能性があり、既に3度のロックダウンを経験済みのフランスはそれだけは避けたいようです。

「私はあなたの自由の犠牲となる、それはエゴイズムだ」

7月25日には再度マクロン大統領が「あなたがワクチン接種をせず私に感染させたとしたら、私はあなたの自由の犠牲者となる。それはエゴイズムだ」とワクチンを接種しない国民に明瞭なメッセージを発信。日本との違いがおもしろいとSayakaさん。

EU圏内の「衛生パスポート」

ワクチン接種を済ませた人はEU圏内で通用する衛生パスポートや、いつどこでどのワクチンを受けたかがわかるQRコードを携帯に入れ、必要があれば提示できるようにしています。日本も数カ月後にはフランスのようになるのかならないのか、気になるところです。Sayaka

Kyokoさんがトークの中で、こう述べていました。

「コロナ禍は、それぞれの国の政治的状況の違いを炙り出す」

フランスでのワクチン接種の義務化や「衛生パスポート」の話を聞いていると、国よって、あるいはリーダーによって、緊急時における人々とのコミュニケーションのとり方が大きく違うなと思います。またフランスの「ロックダウン」が、日本での「緊急事態宣言」の発出と性格やレベルが全く異なることにも気づきます。日本の場合は、感染症対策への政府による方針表明は、内容も根拠もわかりにくく、疑問を呈することも難しい。

8月6日は、日本では広島の「原爆の日」でした。菅首相が、原稿の一部を読み飛ばして文脈が通じないまま挨拶をしたと報じられていました。

*「菅首相『原爆の日』あいさつ 『核兵器のない世界実現・・・』読み飛ばし」毎日新聞2021/8/6 10:55(最終更新 8/6 22:43)
*「令和3年8月6日広島市原爆死没者慰労式並びに平和記念式あいさつ」首相官邸

■Ado「うっせいわ」■Peter Yarrow「Dona Dona Dona」■Y0ASOBI「Into The Night(English Version)

無事にAlbiに到着、早速、ワクチン接種-Sayaka

Sayakaさんから無事に南仏、Albiに到着したというお知らせをいただきました。以下、最新のSayakaレポート(2021年8月9日付)です。

おかげさまで予定通りフランスに戻ることができました!翌日、ワクチン接種を行ったりバタバタしていました。

閑散とした関空、機内は子連れでにぎわう

昨年も誰もいない関空から出発しましたが、夜便のせいだったのかと思っていましたが、今年の関空の閑散とした様子もすごかったです。今回は普段ヨーロッパ便が集中する午前10時半頃のフライトで、例年なら夏休みでたくさんの人がいるのに掲示板に上がっているのは6フライトのみ!!

機内には50人程度?が乗っているのみで、前も後ろも人がおらず、ゆったりとした飛行機の旅となりました、、、と言いたいところですが、その50人の多くがハーフの子連れで(コロナ禍で見せられなかった子どもの成長を見せる為か!?)常時どこかで赤ちゃんの泣き声が聞こえる珍しい状況でした。スキポール空港に到着すると普段よりは少なめながら日本よりはずっとバカンス客があふれていて、かなり「普通」な雰囲気が漂っていました。

成田発はオリンピック選手でほぼ満席

偶然同じ日に成田からアルビに戻った友達は、「飛行機がほぼ満席だった」というので「?!」と思ったら、乗客の97%がオリンピックの選手で、「ついこの間テレビで観た」フランスの金メダリストらと同じフライトだったそうです。関空と比べると成田発は随分華やかだったようです(;^_^A

Albiのマスク着用率は3人に1人

こちらに戻ってまだ3日程度なので、あまり出歩いていないのですが、マスク着用率は3人に1人かな?という感じ。夏だし、もっとつけていないと思っていたので私の印象としては、「意外とまだ付けている人がいる」。

ワクチン接種会場は混み合い、今週から美術館等で陰性証明書

昨日早速ワクチンを接種したのですが(消防士さんが打ってくれました!)、今週からカフェや美術館、大型ショッピングモールなどワクチン接種、または陰性証明書が必要になるので(今週はまだ罰金などは発生しないお試し期間らしいですが)、結構接種会場は50代以下の人々で混みあっていました。

接種義務化反対のデモ行進

土曜日はアンチワクチン・接種義務化のデモ行進が行われていましたが、世論の全体的な傾向としては、積極的な義務化反対者はかなり数が少ないようです。多くの人が義務化をどうかと思いつつも、仕方がない、秋からまたロックダウンよりは良い、他に選択肢がない、と受け止めているようです。

ワクチン接種完了率66%、それでも新規感染者数が日に2万人

ちなみに8月8日フランスでは新規感染者が2万人(!)。このうち、一度以上ワクチンを接種した人は66%。これだけ日本より先へ先へと努力していても、感染拡大をなかなか抑えられません。ーSayaka

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