No.544-2, Aug.27, 2021, UIUCのワクチン接種 義務化の流れwith Tatsuya

Tatsuyaさんのトーク後半

イリノイ大学も秋学期が始まり、キャンパスも街も人出が戻ってきました(HS No.544-1)。昨年はこの時期にCOVID-19感染が爆発的に拡大しました。UIUCは今年の秋学期はどのように対策をしているのか。Tatsuyaさん(イリノイ大学原子力工学専攻助教)に2回に分けてお話を伺いました(前半:HS No.543)。今回のお話は、ワクチン接種についてです。Tatsuyaさんとのトークは8月15日に(Part2)、RyutaさんとMugikoのコメント(Part3)は、日本時間8月26日に収録しました。Tatsuyaさんに、その後の最新情報もくわえて、Podcastの文章にまとめていただきました。現在の状況についての貴重な記録です。

Part2, UIUCの感染症対策とワクチン接種 with Tatsuya

Part3, ファイザーのワクチン正式承認、コメントwith Ryuta

米国内のCOVID-19ワクチンを巡る最新の動向

ワクチン接種の緊急使用許可 2020年12月

米国内では、2020年12月にPfizer/BioNTechとModernaのmRNAワクチンに対し、FDA (Food and Drug Administration:アメリカ食品医薬品局) から緊急使用許可が出されました。その後、CDCや各州の保健当局のワクチン接種指針が定める優先順位に基づいて接種が急ピッチで進められ、例えばIL州では、今年4月上旬以降、希望者全員 (Pfizer/BioNTechワクチンは12歳以上、ModernaとJ&Jは18歳以上) が接種を受けられる状況にあります。

デルタ変異株の拡大2021年6月〜、感染防止効果低下、重症化防止効果は高水準 

今年6月以降は、米国内でのデルタ変異株の拡大に伴い、特に軽症~中等症に対する感染防止効果が低下したことを示唆する科学的データ・知見が複数報告されるようになりました。現時点 (2021年8月下旬時点) でも、重症者防止に対するワクチンの効果は高い水準 (90%以上) が維持されていると推定されています。

Booster接種 (2回目接種完了から8ヶ月経過後) 2021年9月中旬目標

しかし、中長期的には、重症者の防止効果も低下する事態が想定されるとして、米国政府は、9月20日頃を目標に、mRNAワクチン (Pfizer/BioNTechとModerna) のBooster接種を、2回目の接種完了から8カ月経過後の人々を対象に順次開始する方針を発表しています。-Tatsuya

*「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは新しい仕組みのワクチンということですが、どこが既存のワクチンと違うのですか。」厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」

Pfizer/BioNTechワクチンの正式承認とワクチン義務化の流れ

ファイザーワクチンの正式承認(16歳以上)2021年8月23日

FDAは、8月23日に、Pfizer/BioNTechのCOVID-19ワクチン (16歳以上対象) を正式承認しました。従前の“緊急使用許可”と比較すると、正式承認の過程では、ワクチンの製造方法や製造場所、品質管理、臨床試験のデータなどがより詳しく検証されます。また、“緊急使用許可”は現在のパンデミック進行中に限った一時的措置であるのに対し、正式承認は事実上永久的な使用承認となります。なお、12~15歳に関しては、引き続き、緊急使用許可下で接種を行うことが可能です。

IL州でもワクチン接種義務化の流れが拡大、医療施設、教育関係など

米国内では、Pfizer/BioNTechワクチンの正式承認を受け、COVID-19ワクチン接種の義務化の流れが拡大しています。IL州でも、長期ケア施設を含む医療施設の職員、K-12学校の教職員、州内全大学の教職員・学生に対し、ワクチン接種義務化が発表されました。これらに該当する人でワクチン未接種の場合、9月5日までに1回目の接種を完了することが州知事の行政命令により要求されています。

UIUCのワクチン接種要求強化、非接種者は免除申請・承認

UIUCでも、IL州の新方針を受け、ワクチン接種の要求に関する指針を強化しました。従来の指針では、何らかの理由でワクチン接種を受けられない場合、大学のPCR検査プログラムに参加 (学部生は2日に1回、院生・教職員は週に2回) することが要求されていただけでしたが、変更後の指針では、9月5日までに1回目の接種を受けられない場合、大学当局にワクチン接種の免除申請を提出し承認を受けることを求めています。

周辺地域に比して、キャンパス関係者の高いワクチン接種率

UIUC発表のデータによると、キャンパス関係者のワクチン接種完了率 (8月26日現在) は、学部生・院生:88%、研究関係職員:87%、教員:82%、その他職員:65%となっています。秋学期開始後も、UIUCキャンパス内の感染拡大は安定し制御できていますが、その大きな理由の一つに、周辺地域 (Champaign郡の接種完了率:51%強) と比べワクチン接種進捗率が著しく高い点があると思われます。-Tatsuya

■THE ALFEE 「星空のディスタンス」■緑黄色社会「Mela!」■Simon & Garfunkel 「 The Sound of Silence

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