No.576, April 8, 2022, Champaignの森林でカエルの声 を聴く

花見の季節、対面イベント

日本は各地で桜の季節、大勢の人が花見している様子を眺めるのは久しぶりです(Part1) 。UIUCも今年は対面でのイベントが多く開催されています(Part2)。また、Satomiさんからは、イリノイ州の森林保全地区のカエル生息調査についてのメッセージをいただきました(Part3)。収録は、日本時間4月7日(木)夕方、KyotoからMugiko、SizuokaからRyutaさんが参加しました。

Part1, バタバタっと年度始め。桜の季節と人出。

日本では4月の入学式も対面で行われるところが多くなっています。大学の授業も教室での対面が多くなりました。COVID-19感染拡大の勢いは以前よりは収まってきたとはいえ、まだ高止まり。どうか穏やかな春でありますように。

Part2, EOH 、 AsiaLENSとFilm Expo, 伊勢監督からのメッセージ

*Champaign CountyのCOVID-19陽性者数、微増

イリノイ大学(UIUC)は、春学期も残すところ1ヶ月。COVID-19の感染拡大は、春休み明け以後、キャンパスでも地域でも微増はしていますが、以前と比べるとだいぶ収まっています。ワクチン接種未修了の教職員・学生のShied検査の頻度も、1週間に1回となっています。

Confirmed Champaign County COVID-19 Cases, April 8, 2022, 9.13AM, CUPHD

学内のイベントも対面で開催されています。

■EOH (Engineering Open House) April 8 & 9 @イリノイ大学工学部

EOH2022, 詳しくはこちら

AsiaLENSAbandoned/Eri Kitada (In-person screening+Online conversation with scholar) April 12(Tu) 7pm-9pm@Spurlock Museum of World Cultures

AsiaLENS, April 12, 2022, 7-9pm 詳しくはこちら

小原浩晴監督『日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人』(2020)は、AAS2022のFilm Expoでも上映されました。

「戦争を止めてほしい」という強い思いを感じる from Shinichi Ise

3月のFilm Expoには、「いまはむかし」も上映されました(HS No.572-2, No.573)。AASに参加した伊勢真一監督からもメッセージをいただきました。

参加した方々が、「戦争を止めてほしい」という思いを強く持っていること、上映後のQ&Aでも強く感じることが出来、映画「いまはむかし」がその思いを引き出すキッカケになることを受け止めることが出来ました。Shinichi Ise

伊勢真一監督の父伊勢長之助さんは、第2次世界大戦において日本占領下にあったインドネシアでのプロパガンダ映画制作に携わっていました。この映画では、父の足跡とフィルムを、伊勢真一さんが自分の息子と娘とともに追い、時代と世代を場所をこえて戦争について考えています。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中で、ハワイのホノルルで、『いまはむかし』と『日本人の忘れもの』が上映され、多くの問いを投げかけたのではないかと思います。さまざまな国籍や立場の人たちからの映画をどのように観たのか、IseさんやCEAPSのJasonさんからいつかまたお話を伺ってみたいです。-Mugi

Part3, Champaign Countyのカエル生息調査 with Satomi-san

Champaignのカエルの生息状況調査

Harukana Show初のカエルについてのトークです。3月末にSatomiさんからこんなメッセージをいただきました。

Frog Surbey:Satomiさんより, March 31

今回は、カエルの生息状況調査についてメールします。これは、シャンペーン郡にあるForest Preserveが中心になって行っている自然調査で、この地域のカエルの生息分布を調査します。去年、大学生の息子(生物学専攻)がボランティアとして参加して親子で楽しんだので、今年も再チャレンジすることになりました。 息子のボランティア活動に私と夫が同行しています。

まずはカエルの鳴き声を聞き分けるトレーニング

生息状況調査は、今頃から始まって7月頃に終わります。月に2回、同じ公園に行き、どういうカエルが生息しているかカエルの声を聴き分けることで生息を確認し、記録して、Forest Preserveの担当者に報告するのです。調査場所は幾つかあるのですが、私達は、自宅から車で20分ほどのところにあるHomer Lakeを選びました。それから、調査活動を始める前に、カエルの鳴き声を聞き分けるトレーニングを受けるのですが、いろんなカエルの声の録音されたアプリを聴いてちゃんと聞き分けられるようにしておくことが必要です。 

森林浴しながらカエルの合唱を聴く

コロナ禍の去年は、この月2回の活動が私達にとってとても良い息抜きでした。「森林浴」ってそのまま英語にもなっていますが、日の沈む頃、木に囲まれてその場でじーっとしてカエルの合唱を聴いていると、それだけでけっこう癒されました。カエルって種類によって鳴き声が違う、ってご存知でしたか?

というわけで、今年最初の生息状況調査は、日曜日(3月27日)の夕方に行ってきました。が、その日はまだ寒かったからでしょうか、カエルもあまり鳴いてくれませんでした。残念。どうやらspring peeperという種類のカエルだけは鳴いていたようです。息子が池の前でじっと立って、カエルはいないかな、と待っているところの写真を撮ったので添付しますね。また2週間後に行く予定なのですが、その頃までには暖かくなって、多くのカエルの声を聞けるといいな、と楽しみにしています。-SatomiFrog Call Survey: Field Training *Homer Lake Interpretive Center

Satomiさんからのメッセージ-April7

さて、前回Homer Lakeに行った時はまだ寒すぎてカエルはまだ活発ではなかったのですが、唯一、聞けたのはspring peeperというカエルの鳴き声でした(日本語ではトリゴエアマガエルと言うそうです)。童謡カエルのがっしょうの「ゲロゲロ」というイメージからは遠いですよね。

こちらシャンペーンは、今週も雨模様の日が続いています。気温も毎日、徐々に上がっており、庭の芝生が緑色に変わってきました。こちらも、春らしくなっています。一ヶ月後には、私の入っているハーブ・ソサエティのプラントセールが行われる予定です。私はそのセールの宣伝・広告を担当しており、忙しくしています。多くのお客さんが買いに来てくれるといいのですが。-Satomi

Frog & Toads(Wildlife Illinois)には、イリノイ州に生息するカエル情報が満載です。こんな内容の記述がありました。

人が多く住む地域のカエルたちはさらに危険がいっぱい。ペットに食べられたり、好奇心いっぱいの子供や大人たちに無茶な扱いを受けたり、窓枠に挟まって動けなくなったり、屋内に閉じ込められたり、車に轢きつぶされたり、、、カエルをどのように保護したり、自然環境を守っていくのか。Satomiさんからのカエルと、そしてハーブのレポートも、これからも楽しみです。

皆さんのそれぞれの場所からのカエル情報大募集。Harukana Showでいつか、カエルの大合唱をながしてみたいです。-Mugi

UIUCの男子バスケットボールチーム、全国大会で1勝

Niigata在住のYoshiさんからもメッセージいただきました。ありがとうございます。

「今年は新潟でも蕾のままです。来週ごろには咲くでしょうか。UIUCの男子バスケットボールチームは全国大会で一つ勝ちましたが、次の対戦相手のヒューストン大学が強すぎました、、。でも、よく健闘したと思います。カンザス大学が優勝したようです。また、次のシーズンを楽しみにしています。」Yoshi (これまでの経緯:HS No.572-1, No.573)

■ぱぱぼっくす「ちっちゃな春」■山野さと子 & 森の木児童合唱団「かえるの合唱」■ひまわりキッズ&川瀬正人「おたまじゃくしはかえるの子」■ふくい舞「いくたびの櫻

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