No.593-2, Aug.5, 2022, 女子会2022後半、「町内会」「マインクラフト」「英語学習」with Kyoko & Sayaka

2022年も女子会も、多文化&異世代交流

女子会2022、トーク後半。リスナーさんからは、「今週は猛暑でぐったりしていたけれど、女子会トークを聴いて元気が出てきました」とメッセージをいただきました。熱くてもクールなトークです。SayakaさんとKyokoさんに、トークの内容を補足して、わかりやすく文章にまとめていただきました。-Mugi

Part2, 地域社会には不可欠だけど、理解しにくい「町内会」with Sayaka&Kyoko

Part3, マインクラフトに夢中、英語学習 with Sayaka & Kyoko

日本社会を底辺から支えている強制力があるボランティア?町内会

日本では行政からの連絡が回覧板で届くこともあり、町内会なくしては町の連絡が行き届かない仕組みになっています。よって本来、町内会は任意で行う活動ですが、強制力があるボランティアということができます。海外からは理解されにくいもので、実際Kyokoさんのフィンランド人の夫は「なんでそんなにやらなければならないの?」と疑問に感じているそうです。Kyokoさんが住む町では以前は、町会長は、その地域に長く住んでいる人がする名誉職だったそうです。ところが、現在は高齢化が進みやり手がいないため、くじ引きで決まるということです。

Sayakaさんによるとフランスにも公民館のようなものがあり、近所の人が集まって食事会をすることもありますが、日本のように近所に住む人がゴミ出しを管理したり、地域の清掃や防災訓練を一緒にしたりというようなことはしないそうです。住んでいる地区のために何もしなくても暮らしていくことができる、ということになります。

ハザードマップ作成から街灯の管理まで

この話を聞いている海外の方はわからないと思いますが、災害時のハザードマップを作製したり、消防団のホースを干したり、町内会がしていることがたくさんあります。Sayakaさんが住む地域では最近消防ホースの先が盗まれたりするので、そのような問題が起きていないかの見回りも行っているそうです。日本でも気づいていいない人が多いですが、町の街灯は地域の人が世話しています(Sayakaさんが実家の状況を確認したところ、同じ組内に12の電燈があり、一カ月2000円程度の費用がかかっているそうです)。第二次世界大戦でボロボロになった日本が立ち直ることができたのは、市民が役割を持ち助け合う自治会という日本独特のシステムがあったおかげだと言われることもあります。

字(あざ)ごとの集まりをKyokoさんが住む奈良は「班」、Sayakaさんが住む三重、そしてMugikoさんが住む京都の地域でも「組」と呼び、その単位でお地蔵さんのお世話をしたりお祭りをしたりもします。Kyokoさんのママ友の自治会では学校のグランドを借り切る大運動会があり、みんな心待ちにしているそうです。コロナで今年も中止になりましたが、京都にも地域の複数の町内会が参加する運動会があります。夏休みのラジオ体操もそうですが、参加者は賞品がもらえるのでそれを楽しみにする子どもが多くいます。日本のアニメなどで外国の人が見てもわからない地域の活動やイベントも多いだろうと思います。

さじ加減が難しいSNSやYouTubeとの付き合い方

 YutaくんによるとSNSの使い方がフランスと日本では色々違うそうです。例えば日本では、自分のお澄まし顔や普段より「盛った」写真を載せるけれど、フランスでは「変顔」の方が人気。SNSの雰囲気も全体的に日本の意見の方が暗く、人に迷惑をかけないようにと気を付けていると感じ、それと比べるとフランスはもっとふざけているということです。Kyokoさんは小学生のNaomiさんにまだスマホを持たせていないので、YutaくんがSNSをどう使っているのか興味がある様子です。Sayakaさんによると意外にどっぷりとつかっているということはなく、情報収集に利用していることが多いということです。

クラスLINEで助け合い

 日本で人気のSNS、LINEを使ってクラスでグループを作る「クラスLINE」というものもありますが、みんなが携帯を持っているわけでもなく、全員がそのグループに入るというわけでもないそうです。他で聞くようにSNS内でのいじめもあるのかもしれないが、「明日のテスト範囲は何ページから何ページだっけ?」とか、「学校に教科書を忘れた!誰か見せて!!」というような助け合いの面も大きいとSayakaさんは感じています。みんな塾などの習い事に忙しく意外に健全。ゲーム内のSNSではゲームの雑談をするなど使いこなしているそうです。Kyokoさんはスマホ持たせるとそれにべったりになってしまうのではないか心配だそうです。

YouTubeでマインクラフトの攻略情報を収集

Kyokoさんは去年の誕生日にお絵描きが好きなNaomiさんにデジタルで絵を描いてもらうためにタブレットを購入。イラストを描くアプリを入れたけれど、友達が薦めてくれたYouTubeを見ることが多くなっているそうです。マインクラフトをやっている子が多く、クリエイティビティに良いと聞いたのでアプリを入れたところ、YouTubeの攻略法を観る時間が長くなり、小学生は自分では抑制できない分、時間配分が難しいと感じているそうです。早い頃からiPadを渡されているYutaくんはSayakaさんいわく「やり放題でめちゃくちゃ(笑)」。ただ、自分で興味を持ったことをリサーチ、勝手に深めていく面もあり、子どもによるだろうけれど悪いことばかりではないと、Sayakaさんは思っています。例えばマインクラフトでなかなか難しい畑の自動化を研究してできるようになったり。

マインクラフトは木を切ったり土を掘ったり、探検して世界を創っていく自由度が高いゲームです。サバイバルモードもありモンスターに襲われたりもするけれどゴールはなく、レゴのヴァーチャル版というとわからない人には想像しやすいかも?しれません。農業をしたり生き物を増やしたり。大人がヴェルサイユ宮殿をマインクラフトの世界の中に再現したりもします。パズルのような知恵が必要で工夫すると無限に色々なことができるので、他の人が開発したシステムをYouTubeで観ると自分もしたくなり打ち込みだすと際限がありません。親にとってはそこが課題だとKyokoさんは思っています。

禁止するのではなく話し合いが大事

子どもがいる人たちはきっとみな同じように何をどこまで許すと良いのか困っているはずだとSayakaさん。自分たちもパソコンや携帯を使っているのに子どもに禁止するのは難しい。Kyokoさんはフェイクニュースと正しい情報をどのように見分け、取捨選択して理解するのかが今まで以上に問われていると考えています。子どもに携帯を持たせていない家族もいますがその方がずっと楽。なぜなら禁止しておけば良いという問題ではないからです。Sayakaさんは身元が判明するようなやりとりはSNSでしない、ポルノや残酷な内容に注意するようになど、日常的にYutaくんと話し合っているそうです。

それでもSNSで変な人に声をかけられたりしないか心配は残ります。Naomiさんが通う学校は「こういうことに気を付けましょう」という注意点が書かれたプリントを配布したそうです。ただ子どもにはSNSで知らない人は絶対ダメと言っても、ネット上で知り合って国際結婚をする大人がいるのも現実。ダメダメと言っている場合でもないのが難しいところです。

Yutaくんはフランスを離れていてもフランスの友達とネットでつながっているそうです。学校で何が起きているかなどは知っているし、時差を考慮しながら週末はネット上で会ってゲームをして遊んでいます。遠くにいてもゆるくつながっておける。SNSやネットの世界には良いところもたくさんあります。戦い系のゲームをすることが多いとはいえ、友達と一緒に協力してマイクラに世界を創る様子はとても楽しそうだということです。

英語ができると思われがちなハーフの子どもたち

 Yutaくんは日仏間を往復しながら、日本語とフランス語を読んだり書いたりできるようになっています。そのうえSayakaさん夫婦は、出会った頃英語でコミュニケーションをとっていたため、今も英語で会話をすることがあり、それを聞いて育っているからかYutaくんは英語も結構できるそうです。フランス語は英語と文法が似ているし、フランスでアルファベットを使うことに慣れているのもあるとSayakaさんは思っています。日本の英語の先生から「もうあなたは何もしなくても良いから」という扱いを受けていますが、その様子にハーフの子はインターナショナルで英語ができて当たり前という雰囲気があることを感じています。現実はフランスでも英語ができない子は全然でききません。

Kyokoさんのパートナーは日本語ができるので、朝と夜の挨拶にフィンランド語を使ったり、オンラインで向うに住む家族と話したりする機会がある程度で、フィンランド語環境がほとんどない状態だそうです。なのでKyokoさんはNaomiさんがなんとか英語を使って親戚と話せるようになって欲しいと願っています。

ラジオ英会話を使って英語を勉強中

Kyokoさん宅ではオンラインでいつでも聞くことができるラジオ英会話、基礎英語を継続して夕食時に聞いていて、そのおかげでNaomiさんは英検5級に受かったそうです。ラジオ英会話ではニューヨーク在住の14歳のファッションデザイナーを目指す女の子や裁縫ができる優しい韓国人の男の子が登場してなかなか面白い。今年はミネソタを舞台に河童と人間のハーフが主人公というおもしろいストーリーで、英語を楽しく勉強してできるようになっているそうです。

コロナでフィンランドに帰ることができていないので、次回フィンランドに戻る時はNaomiさんが親戚と英語で話せたら良いなとKyokoさんは思っています。フィンランドの若い人は日常会話程度の英語はできるということ。毎年多文化共生論の授業で「フランス人は英語で話しかけても必ずフランス語でしか答えてくれない、意地悪だと聞くけど本当ですか?」という質問が来るとSayakaさん。確かに日本よりはもう少し話せるかもしれないし、若い人はましになっているけど、やはりフランスではほとんどの人が英語を話せないそうです。

中学2年生から第三外国語が始まるフランス

もっと英語ができるようになってからでも良いのではないかと思いますが、フランスでは中2から第三外国語の授業が始まります。Yutaくんが通っている中学ではスペイン語かドイツ語のどちらかを選びます。ラテン語も選択科目の中にあるので多い子4カ国語勉強できるシステムになっています。スペイン語とフランス語は似ていることもあり、半年ほど勉強しただけなのに結構高度な会話ができるレベルまで授業が進んでSayakaさんはびっくり。

Yuta君は英語を特別勉強しているわけではないけれど、日本語やフランス語より英語でマインクラフトの情報を発信している人のレベルが高いことに気づいて以来、YouTubeを含む英語の情報を観るようになっていて、それが勉強になっているのかな?と本人。これが今時の物の学び方、好きこそものの上手なれですね!とKyokoさん。

SayakaさんもKyokoさんもこれからは大きくなってきた子どもたちから学ぶことが多くなると思っています。SayakaさんはYutaくんに誘われマイクラに挑戦してみたら「木を集めてきて」とか「そこ掘って」と使われただけながらマイクラがどのようなものなのか知ることができたので、Kyokoさんにも夏休み中にNaomiさんと遊んでみることをお薦めして今回の女子会は終了しました。-Sayaka & Kyoko

■BUMP OF CHICKEN「クロノスタシス」(2022年劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』主題歌) ■AI「アルデバラン」(NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の主題歌)

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