No.79 September28,2012 中秋の名月& 小学校と地域 with Toshiko-san

今年、2012年の「中秋の名月」は、9月30日、だそうです。「満月はいつもあるのに、中秋の名月だけがなぜ有名なんですか」(月探査スターションのサイトQ&A)という問にたいして、「秋は空が澄み渡り、月の高度もほどよく眺められる良い季節」と書かれていました。たしかに、昨夜、京都の鴨川の加茂大橋からみた月は、くっくりした輪郭にきりりとした光。

WRFUのスタジオからは、今日は、RyutaさんとTomさん、ゲストは東京練馬区在住のToshikoさんです。前半は、中秋の名月とUrbana-Chamapaignのイベント情報、後半は、Toshikoさんを中心に、公立小学校と地域に関するお話です。

▼中秋の名月の月餅、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋 HS Podcast No.79-1, September28, 2012

スーパームーン

俊子さんが話していたスーパームーンとは、「米航空宇宙局(NASA)などによると、楕円形の軌道を描く月が地球に最も接近するタイミングで満月になると、最も遠い時より最大で大きさが14%、明るさは30%増す」そうです(産経ニュース[宇宙]、2012.5.7 00:07 )2012年には、5月5日と6日に世界で観測されました。

中秋の月餅

中秋といえば、アメリカ各地のChina-townではMoon Festivalが行われます。U-Cでも中国系のお店では、「月餅」が売られています。本来は、中秋の名月にちなんで食べる、贈る特別なお菓子なんですね(by Ryuta)。日本でも、中村屋などが生産、年中販売しているので、季節のお菓子だと意識してませんでした(Mugiko)。Tamakiさんは、イリノイのどこかで、月見の和菓子を作っているかな。

ウサギの餅つき@先斗町, Kyoto, September25, 2012

U-Cイベント情報

イリノイ大学クラナート美術館で日本の藍染のアート展示Fashioning Traditions in Japan  @ KRANNERT ART MUSEUM, August 31 through December 30, 2012 

UC-IMCで古本市UC Books to Preisoners:Fall booksale@U-C IMC, October5-7

イリノイ大学日本人会のPotluckパーティ:IJA 2012 Fall IJA Potluck Party, 12:00~ October6 @Hessel Park (1401 Grandview Dr., Champaign, Illinois)

イリノイ大学蔵書13-miionth volumeに『伊勢物語』の嵯峨本:13-millionte Volume Acquired

▼小学校の地域への開放〜東京都練馬区の場合 HS Podcast No.79-2, September28, 2012

練馬区ローカル

Toshikoさんの前回のトークは、練馬区の近郊農家の新鮮野菜をコインロッカーで購入できるという内容でした(Podcast No.71)。今回の話題は、練馬区の小学校についてです。

[DATA]練馬区:2012年9月1日現在の人口が、709454人 344328世帯、外国人12616人、公立の小学校 65校 1046クラス 32877人、中学校 34校 398クラス13868人。練馬区の人口10914.6769人にたいして小学校が1校、1学年平均2.68クラス(2〜3)、1クラス平均31.43人。

*ちなみに、日本の小学校は1〜6年、中学校、高校は、それぞれ3年です。

小学生が歩いて登下校

東京練馬区でも、徒歩30分以内の距離には公立の小学校があります。(受験をして、私立の小学校へ通うケースもあります)U-Cでもよく見られるような、小中高校で親が車で子供を送り迎する光景は、東京ではほとんど見られません。学校周辺に駐車スペースもなく、渋滞が予想されるので、車での送迎は基本的には禁止されています。通学の基本は、「歩き」です。新学期の始まりは、上学年の生徒が先導して、下の学年の子供たちと列を組んで登校することもありますが、それでも、帰りは、それぞれに帰宅します。

地域に開かれる小学校

Toshikoさんは、住民として、さまざまなかたちで地域の学校に関わっています。たとえば、練馬区に日本語指導教師として登録し(専門性と経験を問う審査有り)、区からの要請があれば公立の小中学校で日本語が不自由な生徒に、1対1で日本語指導をしてきました。

また、最近は、近所の小学校で「図書館開放委員」をしています。練馬区では、区内の小学校は、週末祝日など、学校の授業がない日に、図書館を開放しています。住民は、自習室を利用したり、本を借りることもできます。図書館の開閉、本の貸し出し、返却などの受付のお手伝をするのが図書館開放委員です。

この他、最近の小学校は、校庭、体育館、プールなども地域に開放されています。Toshikoさんの子供たちも、小学校の頃は、1回50円で、近所の小学校のプールを利用して泳いでいたそうです。

小学校〜行政の方針、地域の特色、社会関係、時代が凝縮

ToshikoさんとMugikoは、「私たちの頃は小学校の1クラスは40人以上だったよね」と話しながら、はっと。それは、もう40年も昔のこと。(Mugikoが、Ryutaさんの頃はどうでした?としばしば尋ねて、時代をより現代に引き戻しています)。それにしても、学校の話からは、時代の移り変わりや、行政の方針、地域の特色、社会関係、そして国による教育制度、体制の違いなど、さまざまな問題、背景が(ときには露骨に)見えてきます。

ハーモニカは小学校から消えた?

Toshikoさんが放送前に、メールで送ってくれたトークメモ。登下校、ランドセル、帽子、運動会、ラジオ体操、上履き、プール、防犯ブザー、給食、そして小学校から消えたもの(ハーモニカ、画板、名札、男の子の野球帽、短い半ズボン、ブルマー、ワンピース水着、緑のおばさん、男女別の名簿、連絡網、など)、etcと話題はつきません。今日は、わずかしかふれることができませんでしたが、回を重ねてゆっくり展開していきたいと思います。

ラジオやサイトからのリスナーの皆さんも、U-Cや、世界のいろいろな場所から、トークに参加して、どうぞ、いろいろな話題をお持ちよりください。Harukana Showへのリクエスト、問い合わせは、haruwa@me.comへ。

今日は、月にちなんだ曲(by女性ボーカリスト)をお届けしました。
中山うり「笑う月小泉今日子「月ひとしずく安藤裕子「のうぜんかつら」(月桂冠「つき」の2005年のCMソング)

 

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