No.340, Sept.22, 2017,建築史家、Rheninさんの初登場、旅するとその町の動物園へ

U-CもSt. Louisも猛暑

今日、7月22日(金)は、アメリカでは2017年のFirst day of Autumn/Fallです。秋の始まりの第一日め、ところが、 U-Cは突然の猛暑(昨日の最高気温34℃!)、St. Louisも数日暑く、このお天気は来週始めまで続きそうです。Kyotoは虫の声が聞こえ、少しずつ秋空となっています。

秋の空@羽田空港、Sept.19, 2017

ゲストは、世界を旅する建築史家Rheninさん

今日のUrbanaのWRFUスタジオはTomさん、St. LouisからはRyutaさん、KyotoからMugiko、そしてゲストは、建築史の専門家のRheninさん(中谷礼仁)さんです。Rheninさんの本名は、「のりひと」ですが、私が「れいにん」と読むものだと思い込んでいたので、ラジオネームは、了承をえて、Rheninさんとお呼びしています。

Podcastは3部構成

Part 1.秋の始まり、、、のはずが。Rheninさん初出演。

Part 2.U-Cイベント情報、Rheninさんは”Japan House”に興味津々、その理由は…

Part3.世界を旅するRheninさん、万国博覧会跡地の利用や大地と建築の関係を調べています。たとえば、「動物園」が面白い。

十五夜は必ずしも満月ではない!@Kyoto, Sept.23, 2017

U-Cイベント情報、十五夜のお月見、など

Spurlock Museum Cultural Celebration Series: Jason Finkelman: 9/24 (日) 1:00pm-1:45:pm @ Spurlock Museum (600 S. Gregory St., Urbana) Harukana ShowでもおなじみのJasonさんが演奏会をします。(ふだんはいろいろな音楽の企画をしていますが、本人の専門はアフリカ/ブラジル系のパーカッション楽器。)

Tsukimi – Moon viewing at Japan House: 10/4 (水) 7:00pm-9:00pm @ U of I Japan House (2000 S Lincoln Ave, Urbana) 日本館のお月見。Tea ceremonyを無料で見学することができます。先着100名にはお饅頭の配布も。(雨でも決行)

◎Japan Houseではほかにも、tea ceremonyとSato Shozo先生のお習字ワークショップ定期イベントがあります。

世界を旅して見えてくることwith Rhenin-san

HS放送直後、Rhenin-san@Kyoto, Sept.23, 2017

打合せなし、シナリオなし、生放送ですが、Rheninさんの幅広い経験と知識と好奇心と、Ryutaさんのナイスコメントが組み合わさって、臨場感あるライブトークが最後はちゃんと着地しました。

動物園にみる万国博覧会や時代の痕跡

Rheninさんは、「土地」と「人の営み」という側面から、そこに実際に足を運び、フィールドワークを実施し、建築史を掘り下げて調べてきました。Rheninさんが調査旅行へ出かけると、お休みの日にまずゆくのは、その町の「動物園」です。というのは、Rheninさんは、万国博覧会やその跡地利用に関心があり、動物園は、万博跡を再利用していることが多く、現在の動物園にも、その「痕跡」を見ることができるからです。ハンガリーの動物園も万博跡を利用していますが、もともとはモスクとして作られた建物には現在はカバが住んでいます。上野動物園は、日本では最も早く(1882年)に開園しましたが、現在も鳥がいる檻は、古い鉄骨を組まれたものが使われており、時代を感じることができます。

3千年前の日干レンガによる倉庫趾。現存最古のレンガ造の一つ(ラムセス二世葬祭殿後)photo by 中谷礼仁, 2016

世界の「煉瓦」の大きさ

今関心があるのは、土地の石と建築の関係についてです。たとえばギリシャでは大理石の建物が多くありますが、これは石灰岩が産出されるからです。もともとは、海中のプランクトンなどが堆積して固まったものですが、柔らかく彫刻しやすい石です。また、扇状地にある都市では、石ではなく、土を固めて焼いた、あるいは日干しした煉瓦が多く使われています。面白いのは、煉瓦の大きさは、世界の異なる場所でも、基本的には、「人の手で扱える」サイズだという点で共通しています。こうしたことを、さまざまな場所を訪問することによって気づきます。

煉瓦の型の木枠(インド製?Kyotoの古道具屋で数年前に入手), Sept.22, 2017,by Mugi

中谷礼仁、2017年、岩波書店

動く大地、住まいのかたち—プレート境界を旅する

2013年には、一年をかけて、ユーラシア大陸を横断し、地球の地殻を構成している「プレート」どうしで接しているところ(「プレート境界」)を調査旅行しました(気象庁「地震発生の仕組」)。インド、ネパール、イラン、ギリシア、マルタ、トルコ、イタリア、シリア、チュニジア、モロッコ、そしてインドネシア諸島、マレー半島を訪問しました。これを、2015年から雑誌『科学』に連載し、原稿を大幅に加筆修正し、2017年に一冊の書物として出版しました(写真がとても美しいです。by Mugi)。

中谷礼仁『動く大地、住まいのかたち〜プレート境界を旅する』岩波書店、2017

RheninさんとRyutaさんのセントルイス万国博覧会つながり

今日のトークのイベント情報のコーナーでも、Rheninさんから、(イリノイ大学の)Japan Houseは、いつ、誰が、どのような素材で作ったのか?という質問が飛び出しました。(History of Japan House, from 1964-)(Japan Illini Club「日本館畳張替え」)Rheninさんは、15年ほど前に、「アメリカの日本家屋は誰が作ったのか」、という研究もされていました。1904年に開催されたセントルイス万国博覧会の「日本館」は、その後、払い下げられ、ニューヨーク州に移築され、現在も別荘として使われています。Rheninさんは、NYにこれを見学にゆきました。実は、Ryutaさんが働いているワシントン大学セントルイス校の図書館も、1904年のこの万博でも利用されいていたそうです(Ryutaさんからのコメント)。

RheninさんとRyutaさんとMugikoの3人でおしゃべりのさらに詳しい内容は、ぜひPodcastを聞いてみてください。まとめby Mugi

大地の土を運ぶ@Bangladesh, 1990年頃 photo by Mugi

■Neil Young 「Harvest」■St. Louis Osuwa Taiko 「Juugoya」■King Crimson「Cadence and Cascade

カテゴリー: Harukana Show-Podcast パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です