Mugi-chan blog
明日、イリノイを離れます
お天気がよくても、秋の風。昨晩は、寒くて、電子レンジで暖めるマットをお腹にあてて眠りました。 先週のファーマーズ・マーケットは、2週続けて、エダマメを発見、実入りがよくなっていました。Urbana のダウンタウンに住み始めて、楽しみにしていたのが、土曜日のこの市、Champaignに引っ越してからも、寝坊しても、自転車を飛ばして、毎週かよっていました。早いもので、もう1年。明日、イリノイを離れて日本へ戻ります。
そこにWRFUがあったから
ラジオ番組を始めたきっかけを尋ねられたら、知らない街を歩いてみたら、そこにIMCがあったから、WRFUのメンバーが何だか楽しそうだったから、あなたにもできるよ、と言われて、そうかあ、と思ったから、でした。そんな偶然を楽しんだ、というには、刺激あふれる濃い時間でした。
好きにやっていい
WRFUの番組は、担当者のそれぞれのスタイル、持ち味で制作されます。その前提は、しかし、英語や言語を不自由なく使え、その社会での常識や、その道のスタイルや“当然”をある程度は知っていて、仲間がいてネットワークがあって、一定条件を満たした人たちにとってのスタート地点。その場所が、誰にでも開かれていても、そこでの当たり前にたどりつくまで、見えないバリアがたくさんあって、なかなか踏み込めない。けっこう、不自由!小さな憤りというか、いらだちが自分のなかにありました。
失敗したくない、迷惑かけたくない、みっともないのはいや
Harukana Showをスタートして気づいたのは、何かを始めるときに、基本を習得したら、次へ進むことができる、と私が、思い込んでいたことです。誰も、その基本を教えてくれない。どうして?今から考えると、私にとって、その”基本”とは、実は、「失敗したくない」、「迷惑をかけたくない」、わざわざ「みっともない」目に遭いたくない、ためのものだったんじゃないかなあ、と思います。
とんだハプニングは、人との関わりの始まり
どんな準備しても想定外のことは起きうる。ましてや、 設備も機材も資金も限られていて、 それぞれの人が使える時間もエネルギーも経験も、立場もゆきたい方向も違う。 全てが思うとおりにはいかないし、みんなが同じようにもいかない。でも、ハプニングや、失敗を自分で抱えこんだり、何かの、誰かのせいにするのではなくて、その時にこそ、どうしたらいいかを、人と一緒に考えることはできる。何かを始めないと、動いてみないと、トラブルにさえも出会わない。とんだハプニングは、人との関わりのはじまり。
IMCやWRFUで出会った人たちの、そうした姿勢は、私には、カルチャーショックでした。
失敗は成功のもと、という発想ともちがう。
つまづいたとき、何が必要なのか、何に困っているのか、何が分からないのか、に気づくことができます。そんな時、迷わず相談してよ、できることがあれば何でもするよ、すっと口がでる手がでる足がでる、ともに考えて、知恵を出し合う。
オルタナティブという言葉について
オルタナティブという言葉に、アメリカで、あるいはイギリスや日本で、耳にしたり,目にしたりしました。それは、ひとつの問題や考えや生き方に収斂していくことではなくて、ばらばらなまでの他人の多様性を認めながら、何かをシェアしていくことなのかなあ、とまだ言葉にうまくできませんが、思います。それが、私が、Urbana-Champaign Independent Centerに出会い、コミュニティFMでのラジオ番組をとおして学んでいることです。
これからもよろしくお願いします
これから、Harukana Showは、新たなスタッフが加わって、にぎやかに、ゆったり楽しくRadio Spaceを開いていきます。私も、引き続きスタッフの一人として関わっていきます。場所を移動しながら、私のラジオな旅は続きます。これからも、よろしくお願いします。ブログも、日本からゆっくりと更新していきます。
2011/09/17
まだよく分からないけれど、オルタナティブについて
Mugiko Nishikawa