コミコン、コミケ、文学フリマ、選挙ポスター印刷の話題も
No. 775-2ではPodcastの音声とともにお届けします。Part1では地域情報としてChampaignでのコミコン、Part2では日本の選挙と候補者ポスター、Part3ではKyotoでの文学フリマについてです。2026年1月30日のICE OUT デモやStrides Shelter Fundraiser Concertについては、No. 775-1に情報を先に掲載しました。
Part1, Strides Shelter支援ライブ、U-Cでコミコン-UI Con
Champaignで第3回コミコン!Jan.30 & 31, 2026
Smile Politelyこんな記事が掲載されていました。”UI-Con returning for 3rd year.” by Sarah Frances Holder, Smile Politely, January 22, 2026-1.00am. “UI-Con, Champaign-Urbana’s anime and comic convention is returning for its 3rd year. On January 30 and 31, attendees will get the opportunity to gather at the I Hotel and Illinois Conference Center to celebrate their favorite fandoms. “

コミコン(Comi-Con)は、アメコミやアニメ、ゲームのファンたちの集まりで、San Diegoでは1970年から毎年、大規模なコンベンションが開催されています(SDCC:San Diego Comic-Con)。Ryutaさんのお話によると、日本のコミケ(コミックマーケット)は「同人誌即売会」が中心ですが、アメリカのコミコンは、ゲストによるパネルディスカッションや対談、パフォーマンスがメインとなる傾向があります。コスプレやベンダーによるグッズ販売なども行われます。UI-Conのサイトからも多彩なイベントの雰囲気が伝わってきます。
Part2, 衆院選公示、候補者ポスターから見る印刷技術の変化
公職選挙法とポスターに関する規定
日本では、1月27日に衆院選が公示され、2月8日に投開票が行われます。短期間の選挙戦ですが、解散と同時に準備が進められ、選挙の候補者用掲示板が設置され、公示と同時にポスターが貼られています。日本の選挙ポスターにはどんな歴史があるのか。株式会社新潟フレキソ「選挙ポスターとは?|歴史・サイズ・印刷・デザインのルールと最新トレンドを完全ガイド」2025.07.01に詳しく解説されています。これによると、公職選挙法第143条と第144条に、ポスター掲示の場所や方法について規定されています。選挙の種類によってポスターのサイズも決められています。

戦後の民主化と選挙ポスター掲示板、情報の公平性確保
明治・大正期には立札や標語が中心でしたが、「第二次世界大戦後。1945年の終戦を経て、選挙制度が民主的に整えられていく中で、印刷物による情報発信が本格化します」「とくに、1946年の第22回衆議院議員総選挙以降は、各地に『選挙ポスター掲示板』が設置され、候補者ごとに一定のスペースが与えられるようになりました。」
印刷技術革新、オフセット印刷、DTPソフトの登場
また、「印刷技術の進化がポスター文化を後押し」しているとして、次のような説明されています。昭和30年代にはオフセット印刷による安定した四色(フルカラー)印刷が可能となり、「候補者の名前だけでなく、表情や雰囲気を“紙面で伝える”意識が高まり、デザイン性の高いポスターが次々と登場」。1987年に本格的なDTP(デスクトップパブリッシング)ソフトが登場し、デザインの自由度が飛躍的に高まり、少人数チームでも質の高いポスターが作れるようになりました。平成に入ると、屋外で雨風に耐えうる紙と加工技術も進化しました。こうして、情報を並べるだけでなく候補者らしさを一瞬で伝える広告、「魅せるポスター」「見せる政治」へと展開していきます。
ポスターを起点に情報をつなぐ、ユニバーサルデザインの重視
令和の時代には、さらにQRコード・SNSアイコンが印刷され、ポスターの役割が掲示して終わりではなく、ポスターを起点として情報をつなぐ「拡張するポスター」、デジタルの入り口としての可能性を持っています。また、選挙ポスターにおける「ユニバーサルデザイン」の要素も重視されるようになりました。新潟フレキソのサイトによると、音声読み上げアプリとの連動を視野に入れた提案も一部に始まっているそうです。
コミケや文学フリマの展開も、こうした印刷技術の革新とともに、自分たちの作品を印刷、製本することができる技術がより身近になったり、オンラインでも発注することができることが影響しているのではないかと思います。-Mugi
Part3, 初めて「文学フリマ京都」へ、DIY文化の盛況
2026年1月18日(日)に「文学フリマ京都10」が京都市勧業会館みやこめっせで開催されました。Mugikoは、この「文学フリマ」というものに初めて立ち寄ってみました。
文学フリマとは
主催者の説明によると「文学フリマは、作り手が『自らが〈文学〉と信じるもの』を自らの手で作品を販売する、文学作品展示即売会です。小説・短歌・俳句・詩・評論・エッセイ・ZINEなど、さまざまなジャンルの文学が集まります。同人誌・商業誌、プロ・アマチュア、営利・非営利を問わず、個人・団体・会社等も問わず、文芸サークル、短歌会、句会、同人なども出店しています。参加者の年代は10代〜90代まで様々です」文学フリマ公式サイト。

作品の多様性、ブースの平等性、入場者も平然と混沌を楽しむ
まさに上記の説明にある通りでした。「文学」という短い言葉があるおかげで、多彩すぎるジャンルをとりあえず一括りにした「文学フリマ」というイベントを開催することができるのだと思います。展示・販売者の年齢、ジェンダー、団体の性格も様々で、しかし、各ブースは一定の大きさであり、ベンダーとしての平等性が確保され、広い会場全体が整然と平然と混沌としていて興味深い空間でした。
さまざまな形態の作品を手にとる面白さ
Mugikoは1階と3階の2つの会場の隅から隅まで、1000あまりのブースをとくかく歩きました。展示・販売されている「文学」の内容だけでなく、サイズ、ページレイアウト、色、紙質、製本の形も一つひとつ異なり、興味深かったです。これだけの作品から自分の興味が引き寄せられるものを手にするには、偶然だけではなかなか難しい。
文学フリマに行く前にリサーチ
Ryutaさんも15年ほど前にTokyoで文学フリマに行かれたことがあるそうですが、事前に情報収集をしておいた方がよい、とおっしゃっていました。その通りで、Mugikoは、とにかく全体を回るだけでぐったりと疲れ、誰とも話さず、そのまま会場を後にしました。また文学フリマに行く機会があったら、事前に何らかのリサーチしておこうと思います。
DIYなもの作りと届け方
今回の経験を通して、これだけ多くの人が作品を自分で生み出す時代に、「自作」を誰かに届けるために、さまざまなメディアを駆使した工夫があるのだと思います。現在のDIYな作品制作とは、作品と人をつなぐプロセスまでを考えることなのかもしれません。HSでまたゆっくりと話題にしていきます。-Mugi

◼️CLEMANTINE「雪(JOUR DE NEIGE)」◼️ Lucinda Williams 「The World’s Gone Wrong」◼️ Jon Batiste「What A Wonderful World」