Harukana Showは15歳!
HSの最初の放送は、2011年4月1日(金)でした。初回からWRFUスタジオの扉が開かず、番組は20分遅れて始まりました。その後もHSは、数々のハプニングとともにおおらかに育ち、今週で15歳の誕生日を迎えました。アメリカ、日本、そして世界のいろいろな場所からたくさんの声を届けていただき、あたたかく見守っていただき、ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。-Mugi
今回の番組収録は2026年3月31日(火)午後、RyutaさんはOsakaから、MugikoはKyotoから参加しました。そして先週に続き、ChampaignからSoさんのトーク後半(Part2, 3, 4)をお届けします。まずはPart1で、U-Cの地域情報を短くお伝えしました。
Part1, Illinois men’s basketball team、NCAAトーナメント準決勝へ!
収録時には、イリノイ大学の男子バスケットボールチームがFinal Fourに勝ち進んでいるという話題で盛り上がりました。が、しかし、残念。4月4日(土)の準決勝では、Connecticutに71-62で惜敗しました(詳しくはこちらへ)。
Books to Prisoners 2026 Spring Book Sale@UCIMC, April 11
次の週末は、UCIMCでBooks to Prisoners主催の春のBook Saleが開催されます。午前9時から午後5時まで。刑務所に本を寄贈する活動の一環です。住民から寄付された本のなかで、刑務所には送られなかった本の市です。大学街だけあって専門書なども含まれます。あなたにとっての「掘り出し本」があるかも。
Soさんとのトーク、後半
Soさんのイリノイでの暮らしやこれまでの研究の経緯については、前半(No. 783-2)へ。後半では、Soさんの専門である「ゲーム理論」についてさらにお話を伺います。今週も、SoさんとRyutaさんのやりとりが楽しいです。Soさんにまとめの文章もわかりやすく書いていただきました。 写真もありがとうございます。
Part2, ゲーム理論とは?
Part3, Soさんは何故、アメリカへ?最先端研究に英語は不可欠
Part4, AI 進化と活用、カリフォルニアへ引っ越し、今後の展望
ゲーム理論とは?
私が専門とするゲーム理論は、一人の人間にとっての最適解を探すのではなく、複数の人間がそれぞれの利益を追求して行動した結果、どのような協力や対立が生まれるのかを研究する分野です。例えばソーシャルメディア分野での応用では、「SNSでなぜ質の低い情報が広まるのか」という問題に対し、ゲーム理論的な視点では、広告収入のためにセンセーショナルな情報を広めたい「プラットフォーム側」と、正しい情報を得たり楽しんだりしたい「ユーザー側」の思惑が複雑に絡み合って生まれた結果として分析されます。
アメリカでの最先端研究
自分が研究しているコンピューター分野では、中心的企業のほとんどがアメリカに本社を持っているなどの事情から、他国に比べて研究が進んでおり、プラットフォームのルール作りなどの最先端の議論もアメリカに集まりやすくなっていると感じます。また、日本にいると「社会=日本」という前提で物事を考えがちですが、多国籍な人が集まるアメリカでは国境に囚われない発想でサービスや研究を考えやすいと感じます。日本のサービスが良くも悪くもガラパゴス化しやすいのも、こうした文化的な背景が影響しているのかもしれません。
英語でのコミュニケーション
また英語については、論文だけでなく、学会や人づてのコミュニケーションで新たなアイデアを生むためにも英語環境に身を置くことが研究を進める上で有利だと感じています。とくに自分の場合は英語でのコミュニケーションにまだまだ改善の余地があると思っているので、今後もアメリカで研鑽したいと考えています。
AIの進化と活用
数学やコーディングなど、AIは急速に賢くなっており、将来的に自分の仕事が奪われる可能性も十分あると思います。しかしその一方で、現時点では研究業務の始めから終わりまでAIに任せられるようなレベルでもないので、できるだけAIを使いながらもそれに頼らないようにするという両立を意識しながら研究を進めていくことが大切だと思います。AIにアイデアを出してもらいながらも筋のいいものを人間が選び取って軌道修正したり、AIのハルシネーション(もっともらしいけど間違っている数学の証明など)に気をつけて検証を怠らないようにしています。また、自分の能力を磨くために、翻訳や要約に頼りすぎないようにする必要もあります。
今後の予定:カリフォルニアへの引っ越し
今後は、現在住んでいるイリノイ州から遠く離れたカリフォルニア州へ引っ越す予定です。イリノイ・シャンペーンを離れ、IT文化が根付くサンフランシスコなどの大都市に移ることで、新たな研究者や多様な人々とのディスカッションの機会を増やし、新しい文化にさらされることを楽しみにしています。by So-san
「複雑な関係性」の社会学
Ryutaの専門分野(収録の中では「社会科学」と言っていたり、ふだんは「メディア研究」と自己紹介していたりしますが、社会科学の中でも特に社会学をベースにしたアプローチ)でも、近年は「ゲーム理論」のように、より複雑な関係性を捉えようとする理論を提唱し実践する研究者が現れています。社会学では、それを実証的な研究に落とし込むのがけっこう難しいとも感じますが……。
最先端に触れられる場所と言語
コンピュータの分野はアメリカ、英語での研究が最先端、というのはSoさんのお話しにあるとおりで、いちユーザーでしかないRyutaも、最新のソフトウェアなどを試してみたりするときは、英語で情報収集をしてトラブルシュートするのが一番効率的だったりします。いっぽうで、社会学に関しては、どこの国や言語圏が最先端か、ということをあらためて考えてみると、新しい理論はフランスの研究者から発信されたものであることも多いです。どこにいて、どの言語でコミュニケーションができると最新の情報に触れられるのか、分野によって少し違いがあるのも面白いですね。 – Ryuta
関係を生み出し、次へとつなぐ
2回にわたるSoさんとのトーク、いかがでしたか。Mugikoにとっては、Soさんの専門分野のお話とともに、アメリカという場所で最先端の研究に挑み、自分の道を開いていくうえでもコミュニケーション力が不可欠であるというお話は強く印象に残りました。研究や仕事や暮らしの中でも、そこで出会う様々な人に状況に応じて自分を説明し、そこから関係を生み出し次へとつなぐ。Soさんのカルフォルニアでのお話も楽しみです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
NagoyaとChampaignから春のお便り
今週は、NagoyaのMichiyoさんからメッセージと写真を、ChampaignのTomさんからGeeseの動画が届きました。ありがとうございます。ガチョウたちは、PACA Warehoueの入口から中を覗き込み、おしゃべりしながら去っていきました。皆さんからのお便り、お待ちしています。Podcastの各ページにもコメントを残すことができます。-Mugi

◼️AAAMYYY「そのまさか (feat. Pecori & Yohji Igarashi)」◼️Panic! At The Disco 「 High Hopes (Official Video)」