No.209, March27, 2015 レコードショップにZineがあった頃with Tom-san

冬に戻ったChampaignで銀杏

Champaignは、今週はまた冬に戻ってしまいました(今日は粉雪)。寒いので、ポケットに手を入れてうつむいて歩いていたら、たくさんの銀杏の実を発見。葉が落ちたこの大木はイチョウだったんだ。アメリカでは銀杏の実は食べないのかなあ。私の家では、茶碗蒸しやばら寿司やいろいろなお料理に彩りに入れます。殻を割って薄皮を剥く、ひたすら面倒くさい、でも、独特の歯ごたえ感触、私は煎って塩で食べるのが好きです。

銀杏@Champaign, March24, 2015

銀杏@Champaign, March24, 2015

Tomさんとトーク、Podcastは3部構成

WRFUのスタジオは2人だけ、ちぐはぐな英語のMugikoと日本語がわからないTomさんが、どんなトークを繰り広げるのか、Podcastをお楽しみください。

HS Podcast No.209-1, March27, 2015:Alexさんのおすすめの曲。Tomさんは、60年代のポップソングを、トランジスタ・ラジオで聴いていた、ロックに夢中でした。

HS Podcast No.209-2, March27, 2015:U-Cイベント情報、UC-IMCとは何だ?

HS Podcast No.209-3, March27, 2015:Tomさんが10代の頃、レコーとショップはユースカルチャーの「溜まり場」、服もZineも情報もそこにありました。そして仲間も。

Alexさんの今週のおすすめの曲

 春休みなのに逆にやることが多くて全然休みって感じがしないですね。さて、今週の曲たちは昔のアメリカ曲、一つ目はBryan Hylandの「Sealed with a Kiss」(1962)、二つ目はNeil Sedakaの「You Mean Everything to Me」(1960)です。かなり昔の曲たちですが、何十年たった今でもテレビにたまに出るぐらい有名です。この曲たちを多分トムさんは知っていると思います。by Alex

今週はTOM-sanとおしゃべり

Tom-san@WRFU Studio, March27, 2015

Tom-san@WRFU Studio, March27, 2015

Harukana Showの機材担当のTOMさんと、60年代の音楽とレコードショップとZineなおしゃべりをしました。普段はもの静かなTomさん、ラジオで話し始めると熱い。

トランジスタラジオでいつも音楽を聴いていた(Tom)

Alexさんのメールに応えてTomさん曰く、「Alexさんが選んだ曲は、自分から聴いていたわけではないけれど、ポップソングとして耳にしていました。10歳代の頃(60年代後半から70年代初め)は、それぞれがトランジスタ・ラジオをもって音楽を聴いていました、夜中でも枕元のラジオに耳をあててね。」Tomさんは、10歳代半ばから20年間、プロのミュージシャンとしてロックバンドをしていました。そんなTomさんに、10代の頃、同世代がよく聴いていた曲を選んでもらいました。「今ではクラシック・ロックといわれるね」と笑っていました。

■Steppenwolf「Born to Be Wild」■Cream「White Room

60年代、レコードショップはユースカルチャーの拠点

レコードショップは、若者にとって、「自分の音楽」、生き方、仲間と出会う場所、そこで買ったレコードも、自分の一部のような思入れがありました。レコードショップには、服が売られていたり、ポスターや、今でいうZineもありました。インターネットで何でも簡単に得られる時代ではなく、音楽もファッションもZineも、それぞれが得難い情報であり、何かを伝える媒体であり、記号であり、ユースカルチャーを生み出していました。Zineには、大きくは3種類、「音楽」、「政治」(反戦、反権力など)、ライフスタイル(ヒッピー、コミューン、栽培など)ありました。そこにあるという物としての存在感、手触り、そこから心身に何かが伝わるから、今でもAlternative MediaとしてのZineが作られているのだと思います。by Tom-san

掲示板@UC-IMCロビー, March24, 2015

掲示板@UC-IMCロビー, March24, 2015

U-Cイベント情報

Spring Book Sale@UCIMC:4 月11日(土)Noon-5:00pm (by UC Books to Prisonor)0.50soft cover, $1hardbacks

UC-IMCって何だ?

WRFUは、Urbana-Champaign Independent Media Center(UC-IMC)が運営するプロジェクトの1つです。Urbanaのダウンタウンの郵便局と同じ建物です(NPO団体のUC-IMCが市民から寄付を募り行政から建物を買い取り、2005年にこの場所に移りました)。こんな街の真ん中にあるのに、IMCは、なんだかとっつきにくい。Tomさんが言うには、「宣伝もあまりしていないけれど、コンセプト(→Mission Statement & Contact)が分かりにくいかも」一言でいうなら、草の根のアート&メディア・センター、こんなプロジェクトを運営しています。

PUBLIC I(市民がジャーナリストに、毎月発行の新聞)、WRFU 104.5FM(コミュニティラジオ局) 、MAKERSPACE (電気部品、あらゆる材料をリユース、組み合わせて、アート)、IMC GALLERY(1階ホールで展示会)、PERFORMNCE VENUE(音楽、ダンス、詩の朗読、etc,イベント企画、実施)、LIBRARIANS&ARCHIVIST(IMC地下に、ZIne Library)UC BOOKS TO PRISONER (市民から寄付された本を刑務所へ。UC-IMCでBook Saleも開催)

私が好きな部屋は、Zine Library(後日、レポートします)とコスチューム・ルーム(ファンシーな衣装を借してもらえます。デモに着ていったら人目を惹くこと、間違いなし)です。この他、バイク・プロジェクトなど、NPOの団体が部屋を借りています。

地下の廊下@UC-IMC, March24,2015

地下の廊下@UC-IMC, March24,2015

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