No. 777-2, Feb. 13, 2026, 藍を深め、藍でつなぐ国内・海外編 with Negi-san(後半)

藍に学び伝えながら、場所をこえて藍でつながる

淡路島の藍師・染師のNegiさんのトーク後半ですAwaji 藍 Land projectは、コロナ下においても地域とのつながりを育み、「淡藍結(awa ai musubi)」プロジェクトを展開してきました(No. 776-2)。同時に、藍に関する知識とスキルを深めるなかで、日本各地の藍工房や作家たちとも接点をもち(Part2)、またNegiさんの工房での藍染体験などを通して海外とのつながりも充実してきました(Part3)。場所をこえて広がる日本の藍の魅力を、Podacst のNegiさんのトークとヨーロッパでの活動の写真とともにお楽しみください。下記ではMugikoが文章にまとめます。

Part2, 藍を深め、日本各地とつながり刺激、Kyotoで展示販売会

地元Awajiでの活動を展開する一方で、Negiさんは5年ぶりにKyotoで展示販売会を開催しました(Blue Flaoting in Space, Sakuradani -cho 47, Kyoto, Nov. 19-24)。今回は、Negiさんが声をかけてAwaji藍Land projectの他に日本各地の6つの工房の作品と作家さんたちが集まりました。

MugikoはそこでNegiさんと偶然に再会しました。散歩の途中で、展示会場の青色が目に飛び込んできたのです(No. 765-1)。藍でつながる個性豊かな作品たちが会場にぎっしりと並べられていました。Negiさん曰く、「とことん濃い藍色を追求する人」「ニットを染める人」「綿から育て紡いで染める人」「木工や革や金属と藍を組み合わせる」など、藍との付き合い方も一様ではありません。また、なぜ藍を始めたのかというストーリーも一人ひとり異なり「めっちゃ面白く」、Negiさんは「自分が一番刺激を受けた」と話しています。

Mugikoも何人かの作家さんと展示会場でお話ししました。藍との出会い方も素材との組み合わせ方も「こだわり」も一様でなく、日本のさまざまな風景や暮らしや人生をHSでも藍を通して伝えられたらいいなあと思いました。-Mugi

Part3, 欧米でワークショップ!カフェやPOP UP、ストリートショップも

Negiさんたちは海外でもワークショップなどの活動をしています。2024年3月にAustin(Texas, USA)、2025年9月には Amsterdam (Netherland)、Paris (France)、Berlin (Germany)を旅し、藍のワークショップをしたり、展示販売をしました。コロナ以前からの知り合いや、その後新築した工房や宿泊施設を利用して藍染め体験をした人たちとのつながりが、海外でも少しずつ広がっています。

ドイツのベルリンで本格的な藍染めワークショップ、Sept. 24-27, 2025

Berlinでは、日独ハーフの友人とのご縁でワークショップを開催しました。現地でテキスタイルと関わる友人へ、日本から原料を先に送り、ベルリンでこれを発酵させ。その工程を含めて日本の藍染めについて伝え、参加者に藍染体験してもらいました。

驚きの連続、藍の深さと心地よさが直接に伝わる

ワークショップでは、いわゆるIndigoと言われるものは石油からできていること、Negiさんたちが扱う藍は化学薬品は使わず植物の葉を発酵させて青色を作りだし、その排水は海を汚さず環境へも配慮されていることなど、藍の歴史と背景も伝えました。実際に触れた藍染めの気持ちよさを含め、参加者にとっては驚きの連続でした。

「日本文化のファンに限らず、日本の藍染って誰にでも刺さるんだなあ」と実感し、「藍を伝えることによって、選択肢の一つとして天然のものを選ぶということも伝えることができた」とNegiさんは話しています。

Parisでは、友人が経営するカフェでINDIGO POP UP

Awaji藍land projectの作品たちが、パリのカフェにも自然と馴染んでいます。

藍の青の謙虚な深さは、その人らしさを引き出すのかな。藍を纏うと、みんながそれぞれにクール。Negiさんの上着も目を引きますね。

アムステルダムでは、なんとストリートショップ

アムテルダムでは、ケバブ屋や八百屋が立ち並ぶ日常的なストリートマーケットに出店しました。Negiさんは、「やってみたかったんですよ」「偶然に通りかかった人が、”これ何!!”と関心をもってくれて、とっても嬉しかった」と語っています。

これからの目標は、あるがままで、必要なことをしっかりとやっていく

Awajiへ移住して、藍に関わり始めて10年。Negiさんたちは、藍を育て、藍で染め、作品を商品化し、そして地域づくりへと走り続けてきました。トークの最後にこれからの展望を尋ねると、「1ヶ月、2ヶ月は何も考えないようにしようと思っています。これまでは、目的を見つけて取りに行ってましたが、もう少し流れに委ねてみようかなあと。残ったことだけ、本当に必要なことをしっかりやっていこうと思います」とNegiさんは話していました。もうすぐ春の種まきのシーズンが始まります。

藍がもつエネルギー、プレーヤーと作品の面的なつながり

Negiさんのお話を伺いMugikoは、「プロセスのあるもの」は場所をこえて人を惹きつけるなあと思いました。Negiさんも「藍にはそれ自体のエネルギーがあり、藍染めのプレーヤーも増えていますし、それらがつながって面になって藍染が広がっていけばいいなと思います」と話していました。Negiさんからは、今は何よりも地元での営みをしっかりと続けていきたい、という意志も伝わってきました。-Mugi

◼️Miles Davis QuintetMy Funny Valantine」◼️Miles Davis「Blue in Green (Studio Sequence)」◼️Miles Davis「The Doo-Bop Song」Negiさんから藍へのこだわりと新たなものも吸収していくアートへの熱量を感じ、今週はMiles Davisの曲を選びました。曲入りのHS No.777は、WRFU Show Archiveへ(2026-02-13-1800.mp3 (55MB).

 

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