No.354, Dec.29, 2017,SKU Special「先輩・後輩の上下関係」withチームB3

本年も、ありがとうございました

2017年、最後のHarukana Showでした。今年も、アメリカや日本や韓国やフランスや、世界のいろいろな場所から番組に参加していただき、放送・配信を聞いていただき、ありがとうございました。ラジオは、WRFU104.5FMから、ストリーム配信は、wrfu.netからお届けしています。

初積雪@St. Louis,Dec.24, 2017, by Ryuta

Part1, Tamakiさんと極寒トーク、Japan House情報

U-Cは、寒すぎる年末

U-Cは、寒すぎる年末です。本日は、雪がしんしんと降り、寒さがゆるみましたが、それでも、マイナス9℃ほどです。週末は、最低気温がマイナス20℃以下になりそうです。その前に、車や家の除雪をしておいたほうがよさそう。雪が頑固に凍り付いてそげなくなります。

雪景色@Champaign, Dec.26, 2017(この日は、まだ、外を歩けるほどの気温でした)

U-Cイベント情報

イリノイ大学のJapan Houseは1月15日まで閉館中、新学期は16日から始まりますが、13日土曜日にSake Sessions: Sake Lunch at Sakanaya開催予定、FBによるとまだチケット($45〜60)購入可能です。ローカルレストランと酒屋さんとのコラボ企画fundraising 。by Tamaki

Hiroshimaの春日農園からどっさり冬野菜@Kyoto,Dec.25, 2017

先輩・後輩〜バイトや部活の上下関係

SKUスペシャルwith チームB3

今週の水曜日(日本時間の木曜日)にHarukana Show Specialで放送したSKU(Students of Konan University)のチームB3のトークを編集して再放送しました。出演は、HINATAさん、RIHOさん、RYOKOさんの3人の女子、そして案内役は、HIROTOさんです。テーマは、アルバイトや部活の上下関係、日本語でいわゆる、先輩・後輩の関係についてです。Tomさんは、Senpaiという言葉は知っていたのですが、今回のトークを聞きながら、Kohaiという単語をキャッチ、一人で繰り返しつぶやいていました。

SKU2017-B3:Hinata, Riho, Ryoko, Hiroto and Mugi

Part2,SKU-B2トークとHirotoさんの案内

先輩・後輩:暗黙の了解の上下関係

日本では、他国と比較して上下関係がはっきりとしているように思います。「先輩(Senpai)」という言葉も、こうした関係をよく表しています。「先輩」とは年齢が自分よりも上の人や同じ学校や部活・サークル、勤務先で先に入った人のことを指します。大学生が関わる部活やサークル、アルバイト先でも暗黙の了解のように上下関係が築かれています。

状況や相手に応じた言葉遣い

例えば、先輩には敬語を使い、何かを行う際には先輩を優先します。しかし、性別やその団体の雰囲気によっては、先輩であっても敬語を使用しないこともあります。上下関係を意識しながら接するだけでは、目上の人とうまく付き合っていくことはできません。状況に応じて、友達のように接することも人付き合いとして重要となります。

敬語「タメ口」の上手な使い分け

目上の人との付き合い方において今回は敬語の使用について焦点を当てて話しました。日本には敬語、タメ口という概念があります。敬語とは、話し相手に対して、ここでは先輩に対して敬意を示すために用いられる表現です。一方で、タメ口とは丁寧な形を含まない表現であり一般的には友達同士など対等な立場同士で使用されます。つまり敬語の逆はタメ口と捉えることができます。このような概念があるのも日本ならでなでないでしょうか。敬語とため口の上手な使い分けが、人付き合いのこつです。byチームB3

Tom&PC画面にHiroto@WRFU Studio,Dec.27, 2017

先輩でも後輩でもなく、新しい関係性

チームB3のトークのなかでは、3回生のHinataさんは、2回生から「さん」付けで呼ばれ、2回生の女子(後輩)を「ちゃん」(男性の場合は「くん」)付けで呼んでいました。トークの最後に、「先輩でもなく後輩でもなく、新しい関係性」を築くことができたらいいなあ、という言葉が印象的でした。

距離をはかる

トークの案内役のHirotoさん曰く、アルバイトや部活でも、男性の方が、団体のなかでは「尊敬されたい」願望が強く、上下関係には気を使い、先輩をたて、後輩の世話をみます。初対面の場合は、距離をおき、相手との関係をはかりながら会話をします。人とうまく付き合うには、この「距離感」が大事なようです。

Part3, 日本、アメリカ、韓国からのコメント

会社員時代が一番気をつかいましたbyTamaki

SKUのトークに少し複雑な表情で耳を傾けていたTamakiさん、会社員時代は、猛烈に働き職場の人付き合いも、相当に気をつかっていたようです。学生さんたちにたいして、「大学卒業後に、経験も思い出も増えていくでしょう。マナー、エチケットの常識をはずさず、ハラスメントにならぬよう、自分なりの人間関係を築くことができたらいいですね」、と話していました。

敬語が気遣いではなくルールになるとしんどいなあby Kana

敬語が気遣いとしてではなく、ルールになるとしんどいなあと思います。そんなこともあり、アルバイトでTAをしているときに10歳ちがう学生さん方がタメ口をきいてくれるとほっとします。by Kana

韓国の「先輩・後輩」の呼び方 by Alex

韓国でももちろん、学校では「先輩・後輩」があります。でもお互いの呼び方が日本と若干違います。後輩は先輩を「○○先輩さん」やただ「先輩さん」で、先輩は後輩を「○○くん」じゃなく名前で呼びます。名前も下の名前やフルネームで呼びます。日本みたいな苗字だけで呼ぶ事はないです。今僕が通っている大学院ではまた呼び方が違います。大学院では学年が上でも年齢も必ず上じゃないこともあるのでお互いに尊敬語を使います。仲が良くなったらため口を使います。そしてアメリカはもちろん「先輩・後輩」関係がないのでみんな名前で呼ぶし尊敬語もないです。by Alex

初積雪@St. Louis,Dec.24, 2017, by Ryuta

アメリカの大学では、上下関係をあまり気にしないby Ryuta

年齢による上下関係、というのは、アメリカでもスポーツチームだとあったりするんでしょうかね。そのあたり、入ったことがない世界なので全くわかりません。一般的な大学生活だと授業も学年まざって取りますし、あまり気にしないことが多いかと思います。このあたりは甲南大学も似たような感じみたいですね。英語には日本語の敬語のような「定型」の表現はないですが、かといって、年が離れていたり、立場が大きく違ったりする人と完全に「フラット」な関係になるか、というと、そうとも限らないかと思います。職場などの環境にも大きく左右されそうですけれども。

「タメ口」に抵抗、、、

ところで、アメリカで、特に大学レベルで日本語を習うときは、「ていねい語」(です、ます調の言葉)をまず習うことが多いはずです。(いちばん汎用性があるので。) 僕は仕事がら、そういう相手と話すことも多いので、ていねい語を使うのが日常になってしまっていて、初対面の相手と「タメ口」で話すことに、相手が年下であってもかなり抵抗があります。家族や昔からの友人は別にいいのですが……。by Ryuta

Alexさんからの曲紹介

2017年ももうすぐ終わります。今年の最後の曲紹介です。今年は僕にとってすごく特別な年です。韓国でもいろんなことがあったし、僕にもいろんなことがありました。来年はどうなるか楽しみです。それで僕が選んだ曲はJohn Lennonの「Imagine」です。この曲を知らない人がいないぐらい有名な曲です。そしてアメリカでは毎年12月31日ニューヨークで行うTime Square Ball Drop Eventでかける曲です。新年カウントダウンする時かける曲としても有名です。今年もお疲れ様でした。by Alex

新年のHarukana Showは特別放送から始まります

SKU-B2の皆さんのトークをREHOさんが案内役でお届けします。CST:2018年1月3日(水)19:30-20:05/日本1月4日(木)10:30-11:05 withチームB3

■つじあやの「寒い冬だから」■キッサコ「先輩・後輩」■John Lennon「Imagine

しんしんと雪が降る、凍りつく前にこれから雪かき@Urbana, Dec.29, 2017

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