No.452, November22, 2019 神戸で日本語の猛勉強 &「飲み会」with Kairaku-san

日本は勤労感謝の日、アメリカは来週Thanksgiving

放送日は日本では11/23 (土)、勤労感謝の日の祝日です。西日本は天気が回復するようですが、関東地方などは冷たい雨の1日になる予報。アメリカは来週の木曜日 (11/28) がThanksgiving Dayです。秋が深まってきました。

Shinnyo-do, Nov.19, 2019, Photo by Mugiko

Part 1. Thanksgiving何食べる?

Thanksgivingの定番料理について、Satomiさん (Urbana在住) とTamakiさん (フロリダ州在住) からのコメントを紹介しました。「定番」は、やはりターキー (七面鳥) とパンプキンパイ。そういえば、パンプキン・スパイス・ラテ (パンプキンパイに使うスパイスで味をつけたラテ) は最近日本では見かけなくなってきた気がします。

「七面鳥はどこで買える?」Satomiさんに聞いてみました:
番組内でお聞きになっていた「(イリノイ)大学のお肉屋さんでターキーは買えるか?」のご質問ですが、残念ながら買えません。たまに鶏(丸ごと)なら売っています。けっこう美味しいですよ。一般のお店で買う ターキーの値段ですが、 感謝祭前の週末頃からすごく安くなります。その安値でお客を呼び込んで、他の食料品をたくさん買ってもらって、そこで儲けているのだろう、と私は勝手に思っています。さて、米国南部の風習では、ターキーは外で丸ごと揚げて食べるそうです。そのために使うピーナッツ油の量は半端ではない、と聞いたことがあります。是非、豪快に丸ごと揚げたターキーを実際にディナーテーブルでお目にかかりたいものですが、夫はアイオワ州出身のため、そういうチャンスがなかなかありません。By Satomi

「Thanksgivingはどんな料理を?」Tamakiさんに聞いてみました:
Thanksgivingは我が家に義両親が来るのが恒例で、Pescatarian(魚介類OKなVegetarian)の義父に気を遣って肉料理は出さないんです。メインはChesapeake風のSeafood boilで、義母はマサチューセッツ出身の義祖母から引き継いだクランベリーブレッドとパンプキンパイを作り、私が適当に野菜数種類をオーブンローストしてサラダと生クリーム系デザートを、ターキーは食さなくてもクランベリーソースは糖分控えめで作ります。それにTampaならではのCuban breadも用意する計画です。ほぼ東海岸地方料理ですよ。
普段の方が牛肉の代わりにターキー挽肉を使ってミートソースやハンバーグなど作っていたり、サンドウィッチの材料としてローストターキーを常備したり、より消化している感じです。丸焼きは過去一度作って満足でしたし、10人以上のパーティでないとやる気が出ないというか、大量に残ってほしくない料理なんですよね(笑)それからフロリダは他州からの移住者が多く、Thanksgivingもローカル料理というより出身地方のスタイルで、という家庭が多いのではないでしょうか。(ローカルの人との交流がなくて情報不足ですが) ここならではと言えそうなのは、パンプキンパイの隣にキーライムパイが並んでいる事くらいですね。By Tamaki 

Ginnan okowa, Nov.22, 2019 photo by Mugiko

Part 2. U-Cイベント情報 & 『タリナイ』上映会情報

Parade of Lights: 11/30 (土) @ Downtown Champaign クリスマスシーズンの訪れを告げるパレードです。パレードは6pm-7pm、7pmからツリーの点灯式。ウェブサイトにパレードルートの地図があります。

◎ 『タリナイ』仙台(宮城県亘理町)上映会: 日時:2019/11/24(日)​9:30開演(9:00開場)12:30終了予定 、 場所:亘理町 悠里館3階視聴覚ホール ​入場料:1000円(中学生以下無料)、上映後、トークイベントあり (https://www.tarinae.com/theaterより)

映画『タリナイ』についてはNo.407, Jan.4, 2019,映画『タリナイ』(Tarinae)監督, 大川史織(Shiori Okawa)さんと新春スペシャル。宮城県亘理町は、映画の契機になった日記をつけていた佐藤富五郎さんの出身地で、日記を保管していた息子の佐藤勉さん (映画の出演者) が現在も住んでいる、特別な場所です。(朝日新聞宮城版2019年11月15日: 父の戦場日記、追い続けた息子 故郷で映画上映へ)

Part 3. 神戸で日本語の猛勉強 &「飲み会」with Kairaku-san

イリノイ大学と甲南大学とのYear in Japanという留学プロジェクトで、9月から神戸に滞在している呉開楽さん (Kairaku-san) に、お話を伺うことができました。イリノイ大学で数ヶ月日本語を学んだ後すぐに、留学。毎日、日本語の猛勉強に取り組んでいます。できるだけ日本語で話したい、という開楽さんの希望で、少し英語も混じりながら、日本語で楽しく、おしゃべりしました。

開楽さんの出身地は、中国の上海の近郊。哲学を勉強していました。イリノイ大学に留学してからも、日本語と、哲学とアジア研究を専攻しています。日本へ留学する数ヶ月前から日本語の勉強を始めました。開楽さんは、中国と日本は、文化が似ていて親しみやすいと言います。例えば「人情」。日本にも中国にもある概念ですが、開楽さんにとっては、英語では表現しにくい。中国人にとっては、「漢字」も意味を推測しやすく、そういう点でも日本語は学びやすいと感じています。

日本の小説も、中国ではたくさん翻訳されています。開楽さんは、アメリカに留学する以前から、中国で日本の小説を何冊も読みました。例えば、開楽さんが紙に漢字でサラサラと書いてくれたのは、「村上春樹」「三島由紀夫」「太宰治」「渡辺淳一」という日本の小説家たちの名前でした。本は、時々は書店で買いますが、多くは、アリババなどで購入します。

開楽さんは、日本は「素晴らしい」と言います。クリーンだし、誰もとても礼儀正しい。食べ物が美味しい。日本人の友人たちとの飲み会(飲み放題、食べ放題、という日本語がスラスラと口から出てくる)が、とっても楽しい。今は鍋の季節。開楽さんは、梅酒とハイボールが好きです。日本滞在中は、自然な日本語が話せるように、とにかく猛勉強を続けるつもりです。ホストファミリーは、毎日、違う美味しい料理を作ってくれます。ホストファミリーは、開楽さんとは英語で話そうとしてくれるので、自分としてはもっと日本語が話したいそうです。

来年、開楽さんとまた日本語トークをするのが楽しみです。(まとめby Mugi)

最近では中文小説が日本語に翻訳されて話題になることも増えてきていますね。(劉慈欣『三体』陸秋槎『雪が白いとき、かつそのときに限り』) – Ryuta

■ LOVE PSYCHEDELICO「No Wonder」 ■ 藤岡みなみ「スウィート・サイエンス」 ■ つじあやの「ゆびきり」

 

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