いつの間にか、10年め、2時間スペシャルのハプニング。
2011年4月1日から始まったHarukana Showは、今週から10年めです。多くの方に番組に出演していただき、聞いていただき、ありがとうございます。この記念すべき放送日に、定刻(U-Cの金曜日6pm)にwrfu.netから流れてきたのは、先週の番組。今週の収録番組は幻の放送になるのか、とがっくりしていると、その後、7pmすぎから、今週分が放送されました。いきなり、2時間番組、WRFUからの粋な(?)サプライズです。ハプニングを楽しみながら、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
現在、COVID-19の影響で、UrbanaのIndependent Media Centerも、その中のWRFUラジオ局スタジオ利用できない状態ですが、それぞれの番組の関係者がオンラインを利用して番組を制作しています。状況が変わっても、アメリカや日本、その他の地域の、その場所、その人の暮らしから見える風景を、ゆっくり語りつないでゆきたいと思います。
Kyoto-Shizuoka-Illinois-Floridaからのお便りとトーク
本日の前半のトークは、日本のShizuokaからRyutaさんとKyotoからMugikoが、アメリカのFlorida在住のTamakiさん、U-C在住のSatomiさんからのお便りを読みながら収録しました。後半は、Hamada Wataruさんと仲間たちの全体6人の賑やかなトークです。4月から地元に戻るH. Wataruさんが、これからの夢を語ります。
part1, HS10年め。FloridaのTamakiさんからCOVID-19感染拡大
日本の医療崩壊が一番心配です by Tamaki @Florida
「主産業が観光ですから通常から人の出入りが激しく、また春休みの最中にはビーチへは出入り出来たこともあり特にマイアミ周辺で集団感染が発生しつつあるなかで外出自粛/自己隔離オーダーがやっと発令されるという後手後手の対処に呆れました。」
「現在はSafer-at-home orderに従って不要不急の外出は控えて自宅で自己隔離3週目に入りました。食料日用品の購入は週に一度、リフレッシュのための散歩はできるだけ毎日しています。住宅街でもあまり人とは会わないコースと時間帯を選んで今のところは大丈夫です。外食産業はテイクアウトのみ営業していますがまだ利用する勇気はなく、人と接触するリスクは極力避けるべく引きこもっています。」「日本の医療崩壊が一番心配です」by Tamaki
Floridaでは、4月1日から州全体に自宅待機命令が出されました。Tamakiさんからお便りをいただいた現地3月30日にはCOVID-19感染者数は5000人を超えたところでしたが、4月3日現在、感染者数総計は10268人と倍増していました。Florida’s COVID-19 Data and Surveillance Dashboardうち入院者数は1334人。感染者のうち入院している人は8人に1人。日本は現時点では感染が確認された人は、病院に特別な病棟で治療を受けていますが、今後はどうなるのか強く懸念されます。(Mugi)
Part2, U-CのSatomiさんからU-Cの様子
U-Cにお住いのSatomiさんは、3月中旬までは、全く普通の生活で、クラシックのコンサートを楽しむことができました。ところが、イリノイ州でも非常事態宣言、続いて自宅待機が発令されました。Satomiさんから3月30日にいただいたお便りです。(C-U COVID-19 Coronavirus Information)
U-Cでは、アジア系以外の人もマスクをつけはじめる
「U-Cでも外出は避けることとなっていますが、散歩や食料品などの生活必需品の買い物のため出かけるのは大丈夫です。人と人との接触を避けること、と警告されています。先週の金曜日の夕方、むしょうに外の新鮮な空気が吸いたくなり、Meadowbrook Park(公園)まで行きました。そこで撮った水仙の花の写真を添付しますね。今日は、近くのスーパーに食料品を買いに行きましたが、相変わらず消毒ジェルは棚から消えていました。それから、小麦粉の袋が無くなっていました。マスクしている人の数が増えていました。マスクしている人、以前はアジア人に限られていたけど、今日はそのようなことはありませんでした。」
「自宅待機というのはもっと不自由な生活になるかな、と想像していたけど、インターネットのおかげでそれほど不便ではありません。テレワークも、仕事内容によるけど、特に問題ありません。でも、幼少のお子さんたちがいるお家は、仕事と家事そして育児をこなしていくのにきっと苦労しているのでしょうね。」by Satomi
Tamakiさん、Satomiさん、お便りありがとうございます。先週のHSでも、健康地理学専門のJeon-Youngさんがマスクについて話していました(HS Podcast No.470)。U-C在住のTomさんも、今週、マスクをしている人はまだ少数だが、以前より増えたと話していました。日本の新聞記事には、医療従事者への販売を優先するため、「アマゾン、米国内で一般消費向けマスク販売を中止」(朝日新聞2020年4月3日17時23分)という記事がありました。
Part3, H.Wataruと仲間たち「地元で幼稚園の先生、プレーパークを作りたい」(前半)
2020年3月15日収録したトークです。京都で6年間の学生生活を送ったHamada Wataruさんが、いよいよ卒業。最後の2年間で、保育士と幼稚園教諭の免許を取得しました。実家は、愛知県一宮市にあるお寺で、幼稚園も運営しています。4月からは子供たちに囲まれて「Wataru先生」と呼ばれます。自分が働く幼稚園での実地研修を受けたばかりのWataruさんに、今の心境とこれからの夢を語っていただきました。このトークには、同じジャズ研の仲間、Don-chanさん、Mariaさん、Naoさん、そしてHarukana ShowのKanaさんとMugikoも加わり、総勢6人がマスクをして話しています。
子供たちに自由に外遊び、幼稚園の先生が楽しそう
H. Wataruさんがこれから勤務する幼稚園は、子供たちの自由な外遊びを大事にしています。幼稚園の先生たち自身が、何よりもとっても楽しそう。そこで、Wataruさんのモチベーションがぐっと高まりました。この幼稚園で保育に関わりたい。
今の子供たちは、どんな外遊びが好きなんだろう?
意外にも、今の子供たちも、ドッチボールや鬼ごっこが大好き。年長組になると、かなりの実力。特に女の子が、かっこよく強い。Wataruさんが本気を出さないとついてゆけなかったそうです。Donchanさんは、子供の頃は、コロコロドッチ(投げるのではなく、転がす)をしていました。
いつか人と人がつながる創造的な空間を作ってみたい
プレーパークは、平たく言えば「遊び場」ですが、普通の児童公園とは違い、その場所の特質を活かしたり、いろいろな遊び方を提案する大人がいたり、木などいろいろな材料を提供する場合もあります。ある種、自然教室のような場所もあれば、簡易なプールを用意したり、野外で工作ができたり、普段の暮らしの中ではできないことも思いっきりやってみる、子供も大人も、集まった人によって、さらなる遊びを自由に作りだしてゆける、そんな創造的な空間のようです。プレーパークでの遊びをとおして、地域内外の人と人がつながる機会を作りたいというのがH. Wataruさんのこれからの夢です。(まとめby Mugi)
Kyotoでは、3月に小学校が臨時休校となってから、道路で子供や親も一緒にバトミントンをしたり、かけっこをしたり、公園でおばあちゃんとビー玉で遊んでいたり、いろいろな光景を見かけるようになりました。来週、H. Wataruさんと仲間たちのトーク、後半をお届けします。お楽しみに。
■NICO Touches the Walls「April」■サカナクション「なんたって春」■PERIDOTS「After Blue」