No. 778, Feb. 20, 2026, 「花粉症の季節」「 Homer Lakeで野鳥観察」「Illinoisでも地下鉄道」

春が急接近

日本各地、U-Cも急に暖かくなりました。柔らかい日差しに誘われて散歩に出かけると、Mugikoは目が痒くなりました。そんな「花粉症、Hey fever」トークから始まります(Part1)。ChampaignのStuartさんからHomer LakeでのBirdwatchingしたよ、というメッセージが届きました(Part2)。そして、Urbana Free Libraryで展示中のIllinoisの Underground Railroadについて話題にしています (Part3)。

収録は、2026年2月18日(水)、RyutaさんはOsakaから、MugikoはKyotoから参加しました。曲入りの番組全体はWRFUのShow Archive、2026-02-20-1800.mp3 (55MB)をお楽しみください。

Part1, 花粉症の季節、イリノイでもHey Ferver?

早めの対策、花粉対策のメガネ

日本ではスギ花粉が飛び始めました。いきなりですが、Ryutaさんに「花粉症」についてお話を伺いました。人によってアレルギーの症状は一様ではないけれど、Ryutaさんの場合は鼻炎や涙が出たり皮膚が痒くなることもあり、花粉が飛散する少し前から薬を飲み始めるそうです。物理的な対策として、日本では、ゴーグルのような花粉が入り込まないメガネなども市販されています。

スギの植林や排気ガスなど環境汚染の影響

Mugikoが子供の頃(1960年代〜70年代はじめ)には、花粉症は現在ほど知られていませんでした(1970年代には光化学スモッグ注意報は、しばしば出されていました)。Ryutaさんが説明されたように、日本では戦後に植林されたスギやヒノキから大量の花粉が飛散するようになったり、排気ガスなど大気汚染物質と花粉が結びつくことなどが花粉症を悪化させる原因となっています。

U-Cでも「Hey Fever」

アメリカでは、日本で花粉症が広まるずっと以前から「Hey Fever」(直訳すると枯草熱)という表現があり、作物の刈り取りの後にも人によっては花粉症のような症状が生じるそうです。Tomさんに尋ねると、「Hey Feverはどちらかというの日常で使うことば、Pollen Allergy は少し専門的なニュアンスの表現かな」と話していました。Tomさんの場合は、春の花粉よりも、コーンなどの収穫が終わった後の秋にさまざまな粉塵でアレルギー症状が出るそうです。

10年後にはどんな世界に

それぞの時代、場所で人間が作り出した環境に、身体が反応して、医薬品がさまざまに開発されて、、、、10年後は、どんな世界になっているのだろう。-Mugi

Part2, Homer LakeでBirdwatching、Audubon Societyの活動

Homer Lakeで野鳥観察ーStuart

先週の番組音源をWRFUのStuartさんに送った際に、”Have a good Valentine’s Day!”と添えたら、「バレンタインの朝は、Champaign County Audubon Society主催の野鳥観察会に参加しました」という返信が届きました。そこには様々な鳥の名前が記されていました。

The leader is a very experienced birder, and pointed out pine siskin, white-fronted geese, goldfinches (which in winter are not golden but intense olive-green colored), towhees, woodpeckers, lots of others.

写真も見たいです!と書いたら、 Stuartさん曰く、「いやいや、遠くから双眼鏡で見るので、スマホでは小さくすぎて写真は撮れなくて」というメッセージと、雪解けの湖と何枚かの写真が添えられていました。ありがとうございます!

全米Audubon Societyの長い歴史と地域に根ざしたネットワーク

The National Audubon Societyは1905年に設立されました。画家であり、鳥類研究家であるジョン・ジェームズ・オーデュボン(John James Audubon 1785-1851)の名前に由来しています(The History of Audubon and Bird Conservation)。オーデュボンさんは、『アメリカの鳥類』(The Birds of Americaという、合衆国に生息する鳥類を描いた版画集をシリーズで出版(1827-1828)しました。Champaign Countyの Audubon Societyは、1940年に発足し、1945年には全米の協会に加入しています(Our History)。

地元での多彩な活動、3月〜5月はSunday Morning Bird Walkも

ChampaignのAudubon Societyのwebsiteには、地域の鳥たちについて詳しく紹介されています(BIRDS & HABITAT)。また年間を通して様々な活動を展開しています(NEWS & EVENTS)。3月から5月にかけては(9月から10月にも)、Sunday Morning Bird Walksが開催されます。毎週日曜日朝の7時半に、Anita Purves Nature Center parking lot (1505 N. Broadway, Urbana)に集合して、Crystal Lake Park か Busey Woodsで野鳥観察をします。さっそく、3月1日から始まります。

鴨川で耳をすませば鳥の声、気持ちいい

Ryutaさんは野鳥の会が主催するような観察会に参加したことはないけれど、幼い頃、双眼鏡を買ってもらって旅行の時など持ち歩いたそうです。Mugikoは野鳥観察の経験はありませんが、Kyotoの鴨川を歩いていると、双眼鏡を持って対岸の鳥たちを観察しているグループを見かけます。耳をすますと、川沿でも、街中でも鳥の声が聞こえます。目に映るもの、耳に入るものに、今まで気づかずにいたんだなあ、ということに気づきました。Audubone SocietyのBridwatchingも、さまざまな情報ととも五感を開いていく楽しい時間なのかなと想像しました。-Mugiko

Part 3, Journey to Freedom: Illinois’s Underground Railroad

Urbana Free Libraryでのイベントと展示についてお伝えしました。

Seed Exchange Drop-In Volunteer

Urbana Free LibraryでのSeed Exchangeの活動について、これまでも話題にしましたが(No. 628, No. 730, No.750)、自分のガーデンで育てた植物の種を図書館に寄付して、誰かがその種をもらって庭で育てて、その種をまた寄付して、図書館を窓口に種をとおして地域がつながっていく素敵な活動です。その種を分類したり袋に入れたりする作業が行われます。2月28日(土)2-5pm, MacFarlane-Hood Reading Room.

Drop in to volunteer for The Urbana Free Library Seed Exchange! The growing season is just around the corner, and we want to make sure The Urbana Free Library Seed Exchange is stocked and ready to go! We’d love to get your help prepping so that folks can get the seeds they’re looking for. We’ll have projects to work on such as packaging seeds, stickering/labeling seed packets, stamping logos, and cleaning. Drop in at any time between 2-5pm, no experience necessary.

「イリノイの地下鉄道(Underground Railroad)」がUrbana Free Libraryで開催中です。Jan. 15-March29, 2026。The Abraham Lincoln National Heritage Area の企画による 巡回展とともに、Champaign County African American Heritage TrailとUrbana Free Libraryの共同企画の展示もあります。

「地下鉄道」という秘密のネットワーク

Underground Railroadとは、「アメリカ合衆国の1830年代〜60年代、南北戦争にかけて行われた自由を求めて逃亡した南部の黒人奴隷を支援する運動。はじめ逃亡奴隷は北部の自由州を目指したが、1850年の逃亡奴隷法が制定されてからはさらに北のカナダを目指した」(世界史用語解説「地下鉄道運動」

*Illinois Public Media “The Underground Railroad in Illinois.” February 19, 2024,

Champaign Countyなど地元のUndergroundな歴史にも注目

「地下鉄道」に関して、イリノイ州中東部では活動が少なかったと誤解されてきました。しかし、現存する一次資料がほとんどないということは、Champaignを通過した奴隷たちの逃亡の支援をそれだけ成功させたという意味で、その見えにくい歴史に今回の展示ではふれています。当時逮捕された人物(Benjamin Franklin Nash Sr. )などに注目し、また、隠語としてUnderground Railroadだけでなく、実際の鉄道、Illinois Central Railroadも逃亡には使われてたことなど、地元のUndergroundな歴史にも言及されています。(Daily Illini Feb. 16, 2026*)

*David Joshua Ison Sianghio ” Urbana Free Library reveals history close to home.” Feb 16, 2026, Daily Illini.

JOURNEY TO FREEDOM ILLINOIS’S Underground Railroad 2026

秘密のネットワークと恐怖の綱渡り、歴史をどう伝え、未来につなぐのか

Mugikoは、この展示についての記事を読みながら、スマホもない時代に逃亡者たちを南から北への長距離を、移動手段、宿泊や食事を含む支援、保護を含めて、無数の点を秘密裏にどうやってつないでいったのだろうか、自分が北へと逃げる者であっても支援する者であっても、何を信じていいのだろうか、と想像するととても恐ろしくなりました。また、その時には残すことも公開もできない「事実」を、どのように後世に残し、未来につないできたのかについても興味をもちました。

小学校でUndergraound Railroadについて学ぶ

ChampaignのTomさんに尋ねると、「Urbana Free Libraryでの展示は見に行ってないけれど、Underground Railroadについては小学校の授業で学んだ」と話していました。

草の根の運動を時空間をこえて伝える感覚

運動の進行中にはその足跡をどう伝えていくかを考えることはなかなか難しいけれど、この先のどこに、何とつながるかわからないプロセスを時空をこえて伝える感覚は大事だなあと、HSを続けながら感じています。-Mugi

そんな時に出会った演劇「土曜日の過ごしかた」

今週の番組を通してそんなことを考えている時に、2月21日土曜日にKyotoのロームシアターでこんな演劇を見ました。ニットキャップシアター土曜日の過ごしたかた」。Underground Railroadの時代の暗雲がこの物語の時代背景にも立ちこめるていました。フライヤーに「地域の記憶をもとに創作を続ける」ニットキャップシアターと記されていました。HSでもまた話題にしたいと思います。

「土曜日の過ごしかた」は、東京公演が2026年2月27日(金)〜3月1日(日)にあります。-Mugi

◼️MONO NO AWARE「花粉」◼️John D. Curnow「Indigo Bunting」◼️Marian Runk「Indigo Bunting」◼️Walter Parks & The Unlawful Assembly「Follow the Drinking Gourd

 

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