No.146 Jan.10, 2014 日仏往復子育て、Albi(France)での濃厚な“家族”付き合い with Sayaka

新年早々、大寒波に大雪

2014年早々、アメリカ中西部、東部は大寒波に大雪でたいへんでした。Mugikoは、1月5日の早朝に辛くもシャンペーンを脱出、ダラスに向かい、そこから成田へ無事に到着。アメリカでは何千というフライトが欠航、遅滞しました。「米で寒波続く 週末には日本にも寒気」(NHK New Web)2014年1月7日

WRFUのスタジオからMikeさんの話では、2日間は外出しなかった、と。Ryutaさんは、この悪天候のなか、シャンペーンからセント・ルイスまで車で移動しました。広い畑のなかを風が横殴り、粉雪が乱舞、視界が悪く、道路各箇所の積雪状況も風の向きによって異なります。速度を落としての運転、普段なら3時間のところを6時間かかったそうです。

HS Podcast No.146-1, Jan.10, 2014:大寒波、大雪のシェンペーンとセントルイスから

寒波のなか冷凍ピッツアを齧るリス

Tomさんは、酷寒のあいだ庭で飼っている犬を説得して(彼らは雪が好きらしい)、屋内にいれました。それから自宅と職場周辺の雪かきでぐったり、風邪を引き、数日寝込みました。Tomさんが、自宅の窓の外でリスが、夢中になってピッツア(カチカチの凍った)を食べている様子をiPhoneで撮影し送ってくれました。異常気象、食糧確保も大変です。→Video, リスとピッツア@Champaign by Tom, Jan.6, 2014

日本でも、この週末の成人式の連休は、同じ北極から寒気が流れ込み厳しい寒さになっています。「寒気到来中!『上空の気温』はどう測る?」日経ウーマンオンライン、2014年1月10日

暖かいAlbi, FranceからSayakaさん出演

そんな寒さのなか、今日のHrukana Showのゲストは、比較的暖かいフランス南西部、Albiの街からSayakaさんをお迎えしました。大阪出身、三重育ち、大学からアメリカへ留学、大学院は日本とフランスで学びました。現在は、フランス人の夫と4歳の息子と1年の3分の2をAlbiで暮らし、3分の1を子供とともに日本に滞在しています。2年半前に、来日されていたSayakaさんに、Harukana Showに出演しただいたことがあります。Podcast No. 12-3, June17へ。

(アルビ:タルヌ県の県庁所在地、人口5万人あまり、サント=セシル大聖堂などと旧市街の町並みが、2010年にユネスコ世界遺産に登録。詳細は、Sayakaさんのブログ「司教都市アルビ」をご覧ください。)

Albi, France by Sayaka

Albi, France by Sayaka

トークは3部にわけて、今日の放送では第1部と2部、来週は3部をお届けします。

HS Podcast No.146-2, Jan.10,2014:第1部、フランスの学年暦は3分の2が休暇

HS Podcast No.146-3, Jan.10,2014:第2部、アルビでの濃厚な”家族”の付き合い

子供たちはお休みがたくさん

Albiでは保育園から小中高まで基本的に同じ学校暦を使っています。その3分の2がバカンス(7-8月だけでなく、2ヶ月ごとに、秋休み、クリスマス休み、冬休み、春休み)です。また、学期中も土日の週末以外に水曜日がお休みです(週休3日!)。フランスでは、女性も男性も、子の親たちの多くが働いています。子供の保育所や学校が休みのあいだは、自分たちの親に孫の世話を頼んだり、私設や個人で子供を預かってくれる機関、サービスを利用します。

”家族”by Sayaka (左手を上げているのがSayaka-san)

”家族”by Sayaka (左手を上げているのがSayaka-san)

小さな世帯と大きな家族

Sayakaさんも3人暮らしの核家族世帯ですが、年中、頻繁に大家族(夫の両親、親戚たち)が集合。Sayakaさんの義理の両親が70歳代でお元気だったときは、毎週日曜日のランチには、親戚一同(孫の彼・彼女まで)が集まっていました。そのうえ、誰かの誕生日にもまた集合。その度に親戚たちを迎える家では、ご馳走(前菜、メイン、チーズ等)を用意します。

シャポン(虚勢された鶏)by Sayaka

シャポン(虚勢された鶏)by Sayaka

クリスマスは家族で宴会

フランスでも、クリスマスは家族イベント、新年は友人たちが集まります。クリスマスは、24日の深夜に教会でミサが終わり、それから朝の4時、5時まで親戚たちと食べて飲んで、夜が明けて、25日のランチには、また、大宴会。クリスマスには、シャポン(虚勢した鶏)など特別料理もあります。Sayakaさんも、この大きな家族のあいだの密な付き合いとご馳走に、まだ慣れないうちは、なかなか大変でした。クリスマスが終わると、「もうフォアグラなんて見たくもない」状態になるそうです。

鮭 by Sayaka

鮭 鮭の下に敷かれているのは、セロリ・ラヴと呼ばれるセロリの根っこのサラダです。中世ヨーロッパでも食べられていた(自生していた)野菜で、現在食べられている野菜のほとんどは外来の中、数少ない現在も食べられているヨーロッパの「伝統野菜」。日本で見ることはほとんどありません。by Sayaka

新年は友人たち食べて、飲んで、踊って

大晦日から新年にかけても、友人たちと飲んで、食べて、踊ってとふらふら。Sayakaさん曰く、フランス人は、みんな、なんて元気なんだ、と。

新年会2014, 鮭のお寿司の隣のお皿、肝の形をしたままの半生フォアグラ by Sayaka

新年会2014, 鮭のお寿司の隣のお皿、肝の形をしたままの半生フォアグラ by Sayaka

そんなAlbiでの子育て、来週のHarukana Showでは保育園の様子や給食のことなど、Sayakaさんの生き生きした子育てトークの続きをお届けします。日仏米と単純に比較することはできませんが、それでも、国や地域によって、制度も習慣も違うものですね。

■ つじあやの「シチューを食べよう」■ 矢野顕子「しあわせなバカタレ」■「コニャラの歌」■山田家の人々「ケ・セラ・セラ」(ホーホケキョとなりの山田くんオリジナルサウンドトラック〜家内安全は、世界の願い)

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