ゴールデンウィーク後半
日本では大型連休です。2025年は、4月29日（昭和の日）、5月3日（憲法記念日）、5月4日（みどりの日）、5月5日（こどもの日）に加え、5月6日（火）が振替休日となります。東海道新幹線の「のぞみ」は、4月25日（金）から5月6日（火）までは、全席指定です。今週のHSの収録は4月30日（水）、RyutaさんはTokyoから、MugikoはKyotoから参加しました。
U-Cでは、5月3日（土）からUrbana Marketが始まり、来週5月10日（土）には、C-U Herb Societyのセールが行われます（Part1)。そこで5月はNational Preservation Month、5月4日(日）には、Urbana出身の建築家Joseph Royerさんの自宅公開ツアーが開催されます(Part2)。後半では、KYOTOGRAPHIEの展示の一つ、「京トマソンマラソン」について話題にしています。「超芸術トマソン」って何だろう? RyutaさんとMugikoが楽しくおしゃべりしています（Part3)。
※ HSの音楽入りの番組全体は、WRFUのHSのShow Archiveから聴くことができます。5月2日放送分はこちらです。-Mugi
Part1, 5/3Urbana Market開始、５/10C-U Herb SocietyのSale
Urbana’s Market at the Square
May 3rd is opening day for Urbana’s Market at the Square. Saturdays from 7AM – Noon, rain or shine.
Champaign Urbana Herb Society, Sale
Saturday, May 10, 8AM to Noon (or until sellout), Inside Lincoln Square, Urbana, All Herb ＄３, CAHS or CECKS ONLY (FB）。リスト（暫定）はこちら。種類がこんなに多く、それでも、昨年もあっという間の売り切れたとのこと。お早めに。
Part2, 5/4 Tour of Joseph Royer’s Home @ Urbana
Joseph Royer自邸公開, May 4, 1pm-5pm @ 801 W. Oregon St.
5月はNATIONAL PRESERVATION MONTHです。そこで、Urbana出身の建築家、Joseph Royer (1873-1954)の自邸の120年を記念して、特別公開されます。PACA（Preservation and Conservation Association）が企画しました。日時は、5月4日（日）1-5pm、場所は801 W. Oregon St., Urbanaです（無料）。また、彼の妻と義妹による絵本『FAIRY BOOK』も出版100周年を迎えました。PACAが復刻版を出版、warehouseで購入できます。
ちなみに、先月リニューアルオープンしたHotel Royer Urbanaは1923年に建築され、その後増築されました。UCIMCの西隣にあります。コロナ前、WRFUのスタジオでHSを生放送したていた時には、番組終了後、外に出ると、この建物と夕暮れの情景が美しかったです。-Mugi
Part3, KYOTOGRAPHIE, 京トマソン マラソン/超芸術トマソン
話題はUrbanaからKyotoへ。Mugikoは4月28日（月）に京都芸術センターを訪問しました。KYOTOGRAPHIEの会場の一つとなっています。元明倫小学校（1869年開校-1993年閉校）の校舎を活かし、2000年に京都芸術センターとしてオープンしました。この建物も懐かしくモダンなデザインです。
ここで京都芸術センター創立25周年記念事業の一環として、また先週のHSで話題にしたKOTOGRAPHIE 2025の展示イベントとして、「京トマソンマラソン」が開催されています。サイト内の説明を一部抜粋します。
KYOTOMASON MARATHON !赤瀬川原平/超芸術トマソン／路上観察
本展は、超芸術トマソンの概念誕生の物語を視覚的に辿り、トマソン観測センターと路上観察学会の活動に注目を集めることを目的とする。この物語の中心人物である赤瀬川原平（1937–2014）の生涯を中心に、美学的・哲学的・編集的、そして人間的な冒険を追体験することができる。展示は主に京都芸術センターで行われ、現在散逸している多くの未公開の写真やビデオを含むアーカイブ資料が展示され、路上観察の魅力を広めるために活用される。….ワークショップ、読書会、交流会も開催し、….来場者がイベント期間中に市内で発見した超芸術トマソンやその他の路上物件は、「京トマソンMAP」に記録・共有され、公開品評会が最終日に行われる。…カルドネル・シルヴァン（龍谷大学 国大学部国際文化学科教授、「京トマソンマラソン」展キュレイター）
「超芸術トマソン」
ここでは、美術手帖のART WIKIの解説の一部を抜粋します。
雑誌『写真時代』における赤瀬川原平の連載を機に広く知られるところとなった概念。トマソンとは、主に都市空間に見られる、不動産と一体化しつつ「無用の長物的物件」となった建築物の一部のことを指す。トマソンの語源は、元プロ野球選手で、読売ジャイアンツに所属したゲーリー・トマソンに由来する。赤瀬川は、美しく保存された無用の長物であるそれら建築物の断片を、四番打者として存在感を誇示しながらチームに貢献することなく終わったゲーリー・トマソンの姿になぞらえた。赤瀬川は『写真時代』を通じて読者から各地の「トマソン」を募り、集団的なアーカイヴとして蓄積した。トマソンは主に写真によって記録され、そこには「物件」という単位が与えられた。…
…さらに、トマソンの探索が都市のフィールドワークを伴うという点においては、今和次郎の「考現学」との関連性も強い。加えて、小型カメラを使い「路上」を探索するという点では同時代の日本のスナップ写真とも連動している。都市を独特のユーモラスな視点によって再発見していくトマソン探索の行為は、社会的にも大きな反響を呼んだ。その成果は、のちに赤瀬川の手により『超芸術トマソン』として書籍化され、その後の「路上観察学会」へと発展していく。文=沢山遼
街歩きの延長に、暮らしに、さりげなく超芸術
Mugikoは、この展示を見たときに、すぐにはなじめませんでした。「超芸術トマソン」という「概念」は難しそう、名前をつけられたトマソンさんにも悪い気がする、当時の路上観察集団、おじさんばっかりやなあ、、、と。ところが、会場で上映されていた音声入りの路上観察のビデオを見ているうちに、はまっていきました。面白い、楽しい、新鮮。自分の街歩きの延長に、暮らしに、さりげなく超芸術トマソンが存在している。HSでも、それぞれの場所の超芸術写真、募集中（タイトル、説明、撮影日時、場所、撮影者など添えて）。-Mugi
◼️寺内タケシとバニーズ「ペルシャの市場にて」◼️薬師丸ひろ子「時の贈り物」◼️モルグモルマルモ「超芸術トマソン」
