No. 750, Aug. 8, 2025, アメリカ旅-Ryuta、Farmers Marketとエアルーム野菜-Tamaki

広島、長崎への原爆投下から80年

今週のHSの収録は、2025年8月7日(木)午後、MugikoはKyotoから、RyutaさんはOsakaから参加しました。1945 年8月6日に広島、8月9日には長崎に原爆が投下されました。Part1では、こうした戦後80年について話しています。Part2では、Ryutaさん家族のマサチューセッツ州アマーストへの旅の話です。Part3では、バージニア州のTamakiさんからのメッセージと写真、ファーマーズマーケットとエアルーム(Heirloom)品種についての話題をお届けします。

Part1, 酷暑に大雨、戦後80年、8月6日の広島の原爆の日に。

「戦後80年」とは、どんな「節目」なのか

広島出身のKanaさんと今週、お会いした時に、広島では8月6日午前8時15分には、多くの人が、電車に乗っていても、それぞれの場所から黙祷しますと話していました。日本における戦後80年の「節目」が、世界においてはどんな意味をもつのか。記憶と記録をこれからへどのようにつないでいくのか。それぞれの「私」がさまざまな「誰か」と一緒に考えていく今だからできる方法があるのではないかと思います。-Mugi

Part2, Taichanの初渡米、子供にフレンドリーなエリック・カール美術館

2歳直前のTaichan初渡米、大きな「せいそうしゃ」

Ryutaさんは、先週、妻の学会発表に同行して1歳11ヶ月のTaichanを連れて、アメリカのマサチューセッツ州(MA)、Amherstへ行ってきました。Taichanにとっては初渡米です。今は、「おとうちゃんのおちゃがない」と3語ほどの文を話すようになりました。旅先では、日本より大きなゴミ収集車を見て「せいそうしゃ」と言って興味津々。滞在していたキャンパスには、水辺がありグースもたくさんいました。

Mount Holyoke College Campus, Jul 29, 2025, photo by Ryuta

エリック・カール絵本美術館を楽しむ

滞在中に、RyutaさんたちはアマーストにあるThe Eric Carl Museum of Picture Book Artを訪問しました。エリック・カール(1929-2021)は、『はらぺこあおむし』(1969)などで知られるアメリカの絵本作家です。エリック・カールの絵本は、日本語を含む多数の言語で翻訳されて世界的に有名です。ところが、Ryutaさんのお話では、美術館が来館者の出身地を尋ねるアンケートには、アメリカの郵便番号(Zipe Code)のみでした。(MugikoはRyutaさんのお話を聞いて、思わず、「変なの」とつぶやきました。)

絵本の読み聞かせOK、あおむしの中にベンチ、「顔はめ看板」も

この絵本美術館には、エリック・カールの原画展示の他に、企画展もあります。Ryutaさんたちが訪問した時には、Grace Lee展でした。絵本の図書室、来館者が自分でアート作品を作れるスタジオなどもあり、声を出して読み聞かせもできます。あおむしの中にベンチがあったり、「顔はめ看板」があったり、子どもにとてもフレンドリーな空間です。というRyutaさんの楽しい、旅のお話でした。-まとめby Mugi

Part3,  VAのファーマーズ・マーケットの写真にHeirloom Tomatoes

7月末に、VAに暮らすTamakiさんから暑中お見舞いとファーマーズマーケットの写真が届きました。ありがとうございます!

白桃とトマトが季節の味

今年の夏も熱く暑く過ぎていきそうですね。毎週土曜日午前に開催される近所のファーマーズマーケットの模様を少々お届けします。(雲り空だったので少々色彩に欠けますが)夏野菜も色々選べて楽しく、白桃とトマトが特に季節の味だなーと嬉しくなります。一般的には黄桃が人気のようですが日本人の間では白桃が好まれています。Urbanaのファーマーズマーケットのようにコーンや西瓜がトラックに乗っているところから買い求める、という風景がイリノイならではだったなーと思い出したり。コーンは丸ごと皮付きを職場に持参してレンチン3分、お手軽夏野菜ランチです。-Tamaki

不揃いでユニークな形のトマトの量り売り

Mugikoは写真を見て、わあ、アメリカのファーマーズマーケットが懐かしい!と思いました。特に写真にあるような、不揃いで「いびつ」な形のトマトは、日本では珍しい。赤色と黄色が混じり、ギザギザな形をしているので、一瞬かぼちゃかと思いました。日本のスーパーでは、トマトは赤く、丸く、大きさもある程度揃っています。お客が選んだトマトの量り売りも、あまり見かけません。

Tamakiさんの写真をよく見ると、Heirloom Tomatoesと記されています。Mugikoはheirloomという英語の意味を知りませんでした。そこで、Ryutaさんがトークの中でわかりやすく解説してくれました。

エアルーム (heirloom):その家に代々受け継がれてきたもの

heirloomは、エアルームと読みますが、もともとの言葉としては、“ある家に先祖代々伝わっているもの” という意味があり、日本語で「家宝」と訳されることもあります。英語圏だと、ウェディングリングのように、宝石がついた指輪がエアルームとして代々受け継がれ、それをお嫁さんにあげることもあります。それが植物に適用され、「エアルームプランツ」や「エアルーム品種」と表現されると、その家の菜園で代々、育てられてきたという意味になります。(Ryuta)

それぞれの菜園のエアルーム品種、市場に流通するF1ハイブリッド

エアルーム品種とは対照的に、現在の商業的な野菜生産で使われる種は、味や食感だけでなく、効率性や均一性を求めたF1ハイブリッド (Filial 1 hybrid)が主流です。F1ハイブリッドは、その年にできた種を自家採種しても品質が安定せず、毎年、新たにタネを購入する必要があります。これに対して、エアルーム品種は、自家採種が可能で、その菜園の昔ながらの多様な味や形を伝えることができます。近年ではガーデニング愛好家や小規模農家によって栽培されています」(Ryuta)

日本の「伝統野菜」とは?

日本では、各地域の「伝統野菜」と呼ばれるものがあります。Mugikoが住むKyotoでも「京野菜」と呼ばれるブランドがいろいろあります。スーパーでも京野菜コーナーを見かけます。何百年も前からその地域に適するかたちで作られてきたのかもしれませんが、今日、京野菜のブランドとして一定量を売る流通させるためには、エアルーム品種では難しいのではと想像します。

エアルーム野菜が、日本やアメリカやその他の地域で、どのように作られ、販売されているのか。そんなお話も、いつか作り手、売り手からも聞いてみたいなあと思いました。なお、日本語でもエアルームついて説明されているこんなサイトがありました。自然の休憩所「エアルーム農園」。

地域の図書館でのSeed Exchange

エアルーム品種は野菜だけでなく、ハーブや花にもあります。エアルーム品種は、その菜園の独自性を示すことができますが、一方で、栽培をやめてしまうとその品種が途絶えてしまいます。Ryutaさんのお話では、Urbana Free Libraryなど地域の図書館でのSeed Exchangeにおいても、なかにはエアルーム品種も含まれ、その種を地域の住民が交換し守っていくという側面もあるようです。エアルームが「地域」の家宝になって根付いていくことも、あるのかな、思いました。-Mugi

ファーマーズマーケット、地域の今に触れる場所

Mugikoが、Urbana’s Market at the Squareで印象的だったのは、それぞれのブースやキッチンカーでの、野菜や果物、肉、花、お菓子、パン、そしてさまざまな手工芸品、アート作品の販売だけでなく、音楽の演奏やいろいろな情報交換も行われていたことです。年によっては、あるブースには、戦争や核について疑問を投げかけるフライヤーが置かれていたり、別のブースでは、移民問題の活動について紹介していました。最近では、地域の図書館や、WRFUのコミュニティラジオの宣伝などもしています。通りがかりの人が買い物ついでに立ち寄れる、そんな開かれた情報共有の場のあり方も、その時代、状況によって変わっていきます。そういう意味でも、地域のファーマーズマーケットは、今を知る興味深い場所でもあるなあと思います。-Mugi

◼️奥田民生「悲しくてやりきれない」◼️ドリーミング「アンパンマンのマーチ」◼️T-Man「家庭菜園

 

 

 

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