GRCのセッションは、コンフェランスのなかでとくに宣伝や声かけをしていなかったので、数名の参加者かなと考えていました。始まり時刻の3時には、数名の出席者、その後10分ほどのあいだに15名ほどに増えました。アメリカ国内だけでなく、カナダのトロントからも、ラジオや映像制作、コミュニティメディアに関わる人々にとっても、コミュニティメディアを、地域に根ざしながらも、場所をこえてつなぐという発想は意外だったようです。。
▼Harukana Showのマルティメディアないい話by Tatyana
嬉しかったのは、昨年の5月20日第8回のHarukana Showにゲスト出演してくれたTatyanaさんとの再会です。Tatyanaは、JETプログラムは、「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme)をとおして、2008年7月から2年間、日本に滞在し、静岡市内の幼稚園、小、中学校で英語教師をしていました。ショーでは、日本での体験を話しました。その後、U-Cから引っ越し、現在は、ワシントンD.C.でジャーナリズムを教える高校教師をしています。
今回のセッションで、Tatyanaはフロアーからこんなエピソードを語ってくれました。彼女のFacebookで、Harukana Showに出演したこと、そこで、生徒たちへのメッセージがPodcastに残してありますと書き込みました。そのFacebookを、日本の生徒たちがフォローし、さっそくPodcastをダウンロードし、声のメッセージが届いた、とのこと。
「Harukana Showが、マルティメディアにリンクして、離れた場所の人と人を声でつなぐ、いい話やな〜」、と感動。Tatyanaさんに感謝。
▼ラジオ局によって異なる事情
会場からのコメントには、ある都市のコミュニティラジオ局では、番組希望が多くて競争が激しく、リスナーがいるかどうか分からない新しい番組を始めることが難しい、といった話もありました。WRFUは、1週間7日間、24時間放送をしていますが、番組の担当のない時間が時間帯には、地元のミュージシャンの音楽の録音を自動的に流しています。新番組を始める時間的な余地がまだまだありますが、コミュニティラジオといっても場所や局によって、事情も大きく異なるようです。
また、国よって、音楽などのコピーライトの扱いも規則が異なります。他国のラジオ局と番組を共同制作しようとしても、法的な手続きをクリアする必要があります。Harukana Showは、Podcastといっても、ラジオの生放送と同時にインターネットで放送を流しているのではなく,音楽はカットして、コピーライトのないトークのみを編集して、サイトに掲載しています。
WRFU-LPの電波塔、UC-IMCの屋上、現在高さ60フィート
今後、100フィートのタワーを設置予定、July27, 2012