世界各地の「電車内マナー」
本日のWRFUのスタジオには、機材担当のTomさん、ライブトークは、Mikeさん、 Tamakiさん、Mugikoが出演しました。クリスマスから少し日常に戻り、ほっとしたところで、おしゃべりが盛り上がりました。トークのテーマは、「電車内のマナー」。日本からの収録トーク(SKU16チームB5)、韓国、インド、フランスについてのメールをお届けしました。
Podcast は3部構成―年末のインターナショナルなおしゃべり
Alexさんからのメールには、韓国の「数え年」についてふれていました。すると、日本史研究者のMikeさんが、江戸時代の「宗門改帳」の「数え年」について説明してくれました。そんなふうに今日は、いろいろな場所の話が楽しく絡み合うトークでした。詳しくはPodcastでお楽しみください。
HS Podcast No.302-1, Dec.30, 2016:Alexさんのおすすめの曲、「数え年」
HS Podcast No.302-2, Dec.30, 2016:「電車内のマナー」SKU16チームB5&コメント
HS Podcast No.302-3, Dec.30, 2016:韓国、インド、フランス、アメリカの電車内マナー
「電車内のマナー」 with SKU16チームB5
今週は、Kobeの甲南大学からSKU: Students of Konan University 、チームB5(Matobaくん、Shimuraさん、Urataさん、Nayakamaさん)の収録トークを届けしました。
電車に乗っているとどうしても目につてしまうのがマナーの守れていない人です。今回は4人でそんな電車内でのマナーについて話しました。
今回取り上げたマナーは「電車内でのイヤホンの音漏れ」、「優先座席」、「車内での化粧」です。それぞれについて4人で意見を交換し合いました。4人それぞれが違う意見を持っていて、盛り上がりました。音漏れについては、イヤホンの音量に気づかない本人の問題、一方優先座席の件では車内のみんなが譲り合える心を持っていれば、優先座席なんて必要ないという意見もありました。車内での化粧は男女間で異なる意見交換ができました。by チームB5
チームB4のトークへ、いろいろなコメントをいただきました。
マナー、とはいっても、4人の意見が多様で面白い by Tateihshi
「優先座席での光景が「よく見かける」「あまり見かけない」と、参加者の視点で意見が異なる部分があったり、また「電車内の化粧」でも人それぞれに捉え方が違う部分が浮かび上がり、ラジオで語り合うテーマとして興味深い内容になっています。終わり方が唐突だったので、もっと聞いてみたいと思わせました」。ByTateishi
Mikeさんの電車体験、寝ているのに耳は起きている@Osaka
Osakaに住んだ経験があるMikeさんは、女性専用車両についてもご存知でした。また、女性たちが車内でお化粧をする場面もよく見かけました。(そこまでしないといけないのは)大変だなあ、と思ったそうです。アメリカの場合、電車や公共の場で化粧をすることはありません。車内で爆睡している人が多いこと以上に、目的の駅に着くと車内アナウンスで目を覚ますことが、Mikeさんには印象深かったそうです。寝ているのに、耳は起きている。すごいなあ。
U-C内の場合の公共交通機関は、基本的にはバスです。携帯電話を使ったり、イヤホンで音楽を使ったり、とくに規制はありません。Mikeさんが気になるのは、バスが混んでいるのに、通路側の席に座って、窓側の席が座れない状態になっていることです。by Mike (要約 Mugi)
Tamakiさん、自分で身を守る
Hawaiiを旅行する日本人のなかには、写真撮影に夢中になって荷物を手離してしまい盗難に遭う人がよくいました。日本の電車で寝てしまう人も、海外では自分の身は自分で守るという意識をもつように。by Tamaki (要約Mugi)
B5の興味深いトークに続き、他の国についての事情をメールで尋ねてみました。
韓国の車内マナー with Alex
「韓国の電車のマナーは多分日本と同じだと思います。基本中基本は電車の中では静かにすること、大きな声で電話するのはだめです。あと韓国の電車には六つの年配の方のための席があります。他の人たちがこの席に座るのは禁止ではないですけど、暗黙のルールがあって若い人たちはその席には絶対座らないです」。by Alex
インド編:混み具合が段違い!by Kyoko(インドでフィールドワーク)
「インドの場合、混み具合が段違いなので、自分の個人的スペースの確保なんて言ってられません!ゴアではバスが主たる移動手段なので、私が知っている電車はムンバイの近距離列車ですが、女性専用車両の一等車両でも、通勤ラッシュの時間帯は日本の通勤ラッシュぐらいの混み具合でした。とにかく、席が空いたら座り、できるだけ多くの人が座れるように詰めます。でも、混んでいる中でもお互いの融通を効かせようという気遣いはあって、『どの駅で降りる?』と知らない人同士でもお互いに聞いて、降りる人が扉側に立てるように移動していました。」
他人と関わらざるをえない社会
「短距離列車でも比較的空いている時間帯は、物売りがやってきたりと面白いです。女性専用車両だと、髪止めなど売りにきていました。雑誌を売りにきたり、スナックを売りに来ることもあったり。長距離列車の一般車両の場合は、物を置く網棚にまで人が座っていたりと、空きスペースを有効活用しようという意識がみられます。もちろん、物売りもたくさんやってきます。インドは何せ人が多く、他人と関わらずにはいられない社会ですね(笑)。」by Kyoko
パリのメトロは、物乞いもアーティストもスリもパフォーマーwith Sayaka
パリの地下鉄の特徴と言えば電車に物乞いをする人がほぼ必ず乗ってくることです。どれくらい自分の今の生活が困窮しているかなどについて大きな声で語り、それが終わると紙コップなどを片手に車内を回ります。あと、物乞いではありませんが、芸を披露してお金を求める人たちもたくさん乗ってきます。なんといってもパリなのでバイオリンなど楽器の腕前がプロ並みの人、踊る人、歌う人、二人でかけあい(お笑い風の?)をするという新しいパターンも、先日パリで見かけました。
TGV(フランスの新幹線)のような長距離列車の乗客のマナーは日本に似た感じですが、車両が選べるところが面白い。「うるさいのOK」と「静寂を好む」(こちらの方はZEN列車と呼ばれています(笑)に分かれていて、子連れの人は前者に乗ると周りに必要以上に気を使う必要もなく(やはり家族連れや若者が多い)、電車で仕事をこなしたい人などは後者に乗る。こう考えてみるともともともめ事が起きない設定になっていると言えますね。
日本のようにお化粧をする人を見かけたことはありません。日本の電車は痴漢が多いと言われますがフランスにも「必要以上に引っ付いていく人」という名の日本の痴漢のような人たちがいます。電車があまりこまないこともあり、数としては少ないと思いますが(;^_^A by Sayaka(南仏在住)
Alexさんの年末の言葉
もう2016年が2日後で終わりです。やっぱり時間って早いですね。ちなみに韓国では年齢の数え方がちょっと変で新年になるとみんな年を取ります。だから1月1日にはみんなの年齢が+1になります。来年私の年齢は、ずばり、30になります。(結構おかしいですよね?)30…そんなに若くもないし、老けてもいない年齢です。来年から大学院も行くから、僕的には自分の人生の第二章が始まる感じです。30からの人生ってまた全然違うかもしれない。来年も私はがんばります。by Alex
今週の曲は年末の記念で毎年12月31日にアメリカニューヨークTimes Squareで流れる曲Frank Sinatraの「New York New York」を選びました。by Alex
■ Frank Sinatra「New York New York」■EXILE「ChooChoo TRAIN」■SUPER BELL”Z「MOTOR MAN 大阪環状線 Re-LINE EAST(大阪~天王寺)」■THE BLUE HEARTS「TRAIN-TRAIN」
2016年も、何10 人もの方に番組に出演していただき、ラジオ(WRFU104.5FM)や、世界のさまざまな場所から、wrfu.netからのライブストリーミングやHarukana Showのアーカイブ、Harukana Showのサイトへアクセスしていただき、ありがとうございました。どうぞ、良いお年をお迎えください。Mugi