Small Press Festを3倍楽しむ
4月13日にUCIMCで開催されたSmall Press Festでは、Grassroots Media Projectとしてテーブルを出し、またPanel Discussionにも参加、時間が限られていたけれど、他のブースを見て回ったり、イベントを3倍楽しみました。
UCIMCでは、早朝から開場設営
当日は、関係者は早朝から会場設営。Small Press Festは、イリノイ大学の図書館や学生たち、UCIMC Zine Libraryのスタッフなど、ボランティによって運営されています。UCIMCのメンバーも、イベントがあるたびに、機材の設置などを手伝います。
午前10時、全てのテーブルはそろってないけれど、そろそろ始まり。春の柔らかい光が入って、気持ちのよい日になりました。
Grassroots Media Project@Table15
Grassroots Media Zine シリーズ、TateishiさんのZines、Tシャツ、巾着袋、Toto bag、Yuunaさんのコースター、ブックマーク、絵葉書、織物の販売、SKU(Students of Kona University)のZineも展示したら、テーブルがいっぱいになりました。Tomさんが、並べすぎや、と呆れていました。
Zineをとおして話す
SKUのZineを手にとってじっくり読んでくれる人たちと話してみると、「日本で育ちました」、「Kanazawaの中学校で日本語を教えてました」と会話が続きます。こんな小さな街にも、人生の中でJapanという場所に関わった人がいて、Zineを通して出会えることができて不思議です。日本語がわからなくても、給食について扱ったZineを見て、「自分たちのLunchは全然違う」と話す子どももいました。
コンセプトを分かりやすく見せる
他のブースの一つひとつをじっくり見て回る時間はありませんでしたが、全体の様子を見ていると、今回のSmall Press Festは、即売会というよりも、各テーブルの出版社や個人が自分たちの活動を紹介する、という趣旨のような気がしました。物を並べるだけでなく、その活動やブースのコンセプトを一目で分かるようにする、これはなかなか難しい。次の課題です。
ステージでは熱のこもった語り
UCIMCで開催されるイベントらしいなあ、と思ったのはステージでのトークです。話の予定時間が過ぎても、ベルがなるわけではなく、真摯な語りとそれを受けとめる聴き方。何かを共有する場所だという感覚が、ここにはあるような気がしました。
Panel Discussionの空気
最初の2人のパネラーのDevinさんとMimiさんのトーク(内容はこちら)を横から眺め、聞いている人たちの表情を前から見ていると、その場所の空気の流れを直接に感じることができます。発話者の声のエネルギーに、見ている人たちの視線がぐーと引き寄せられたり、ふわっと笑いが出ることで場のリズムができたりします。
私は、Zine Cultureのグローバルな広がりのなかで、Zineがさまざまな境界を超えて多様な個人をつなぐ可能性について、GMZシリーズ抱えて、London, Illinois, St. Lousiなどの図書館、書店、レコード店、Printo Studioなどを訪ねて歩いた経験から話しました。横に座っていたDevinさんがよく笑ってくれたので、話しながら楽しくなりました。せっかくSmall Press Festに参加したので、今回話した内容も含め、小さな本を作りたい!と思いました。こうしたインベントが来年も続きますように。 Mugi