No.493-1, Sept.4, 2020, 夏の終わりに、少し、ゆっくりと

台風10号接近、最大級の警戒

日本では、台風10号が9月6日から7日に、奄美から西日本にかけて接近、上陸する可能性があります。「これまで経験したことがない暴風 大雨のおそれ」(NHK NEWS WEB, 2020/09/04 21:19)があり、最大級の警戒が呼びかけられています。

Labor Day weekend

アメリカは今週末はLabor Day weekend。いつもの年だとMissouri Botanical GardenでJapanese Festivalがあり、St. Louis Osuwa Taikoの公演もありますが、今年はフェスティバル自体が中止になりました。(Botanical Gardenは開園はしており、Japanese Gardenを夜間開放しての灯籠流しなど、ごく一部のイベントは行われるようです。)

U-Cでは、COVID-19陽性数増大

U-Cでは、イリノイ大学の秋学期開始後、COVID-19陽性数がさらに増大しています(追加情報はNo.493-2にまとめました)(Active:684, Confirmed Champaign County COVID-19 Cases, CUPHD [9/3/20 updated] ←140 [8/28/2020] ← 140 [8/21/2020]) 。新学期開始にともない1000人を超える感染が確認されています(”Coronavirus response| UI begins two weeks of enhanced enforcement“, The News -Gazette, Sept.3, 2020)イリノイ大学は、学部生に対して、パーティを禁止し、不要な外出をしないよう、また感染した場合にもガイドラインを守るように、厳しく求めています。Increased undergraduate enforcement of COVID-19 safety guidelines Sept.2, 2020

夏の終わりに、少し、ゆっくりと

本日は、ShizuokaからRyutaさん、KyotoからMugikoがおしゃべりしながら、夏の終わりの疲れたときに、少し、ゆっくりと聞きたい3曲をお届けしました(KanaさんとRyutaさんの選曲です)。

■Stevie Wonder / Love’s In Need Of Love Today ■サザンオールスターズ/真夏の果実 ■ Tame Impala / Patience

Part1, 事前収録開始から半年、どこにもゆかなかったけど、こんな曲を聴きながら

Part2, Market at the Squareの買い物ルール、都市での新鮮野菜の移動販売

Part3, Kanaさんのおうちごはん、Ryutaさんはブラジル料理を

もう半年、ハプニングもいろいろ

アメリカで2020年3月13日「国家非常事態宣言」、3月20日にイリノイ州知事より「自宅滞在命令」が出され、WRFUのラジオ局スタジオも利用できなくなりました。Harukana Showでは、オンラインで事前にトークを収録、番組を編集し、WRFUスタッフに送り、毎週金曜日にラジオ放送とストリーム配信をしてきました。日本のShizuokaからRyutaさんが機材担当、Kyotoから出演のMugikoとともに番組をホスト、そして、日米各地からさまざまなゲストをお迎えしました。これまでと異なる番組制作、配信方法となり、新しいハプニングもあり、学ぶことの多い時間でした。

つきない話題、声でつながる、メディア空間

世界のどの場所に暮らしていても、どんな活動をしていても、誰といても、COVID-19をめぐる状況と向き合わざるをえず、ゲストとのトークは話題が尽きず、長時間の収録となりました。Stay at Homeであっても、声をとおしてつながる、時間を共有できる、届けることができるメディア空間があって、ありがたいなあとしみじみ思いました。こらからもどうぞよろしくお願いします。Mugi

マスクを使用するようになったけれど

Tomさんの話では、「U-Cでも、今ではほとんどの人がマスクはしているけれど、鼻まで覆っていなかったり、マスクを洗っていなかったり」とため息。そこでTomさんが勤務するPACAの入り口には写真のような看板をかけました。

マイバッグは禁止?

また、日本ではプラスティックのレジ袋(プラスチック製買物袋)が有料化され、多くの人がマイバッグを持参します。しかし、Tomさんが利用しているスーパーでは、感染拡大防止の観点からマイバッグの使用は禁止されているそうです。

屋外のファーマーズマーケットの買い物ルール

今日の番組で紹介した、Market at the Square(Farmer’s Market, 毎週土曜日7am-正午)の買い物ルール(Shopper Regulations)では、「体調が悪い時は来ない」「入り口での消毒」「マスク使用」「1世帯1人」「8フィートの距離」「敷地内で飲食禁止」「商品を触らない」「素早く注文」「カード支払い」「バッグを持参する場合は自分で詰める」「食べる前によく洗う」などの注意がされています。

Farmers Mobile Market

また、U-Cでも、野菜の移動販売もあるようです。“CU City Famers Mobile Market is bringing food to communities in need”(Smile Politely, September 1, 2020, 10:29am Julie McClure)

米国の移動販売、都市部の低所得者層へ新鮮な農産物を届ける

アメリカでは、近年、特に都市内部に住む低所得者層が新鮮な野菜や果物を売る商店にアクセスできない、という問題が指摘されています。「健康食品」はブームに近い普及をみせているものの、そのようなものを扱う「地産地消」のマーケットやオーガニック系スーパーマーケットなどは中産以上の階級が集住する地域に開店することが多く、一方、低所得者層の多い地域にはコンビニエンスストアやドラッグストア、ファーストフードなど、フレッシュな農産物の取扱いがない店舗が集中する傾向があります。

ここで紹介したような農産物の移動販売は、ヘルスケアのシステム上、ただでさえ健康上の問題を抱えがちな人口層が、毎日の健康的な食事にアクセスできない、という状況を改善するために行われていることが多いようです。Ryutaが以前住んでいたSt. Louisでも、公共交通のハブであるバスターミナルなどに野菜、果物のポップアップ・ストアを作るプロジェクトなどが行われていました。(放送の収録が終わってから気づきましたが、居住地域と社会階級と「新鮮な農産物」へのアクセスとの関連は、ヘルスケア・アクセスなどと同様、social workとGISの交点でもありますね。)

日本でも潜在的に似たような状況は生じているような気もしますが、構造的な問題として取り上げられることは少ないかもしれません。(過疎化や高齢化、商業施設の集約などによって生じた「すきま」を埋める移動販売は話題になることがありますね。)- Ryuta 

どんな「おうちごはん」を作っていますか

「私は最近、YouTubeで料理動画をみるようになりました」というKanaさん(Kyoto 在住)。「私は、オムライスが大好きなのですが、しばらく食べていないので(外食ができないため…)、家で作ってみたら案外うまくできて、とても嬉しかったです。卵の部分は、やぶけてしまいましたが…。あとは、大阪は高槻の名物で「うどん餃子」なるものがある、ということで作ってみました。うどんをちいさく切って、ミンチと混ぜて焼くB級グルメです。お祭り感があって、作っていてけっこう楽しかったです。味はハンバーグっぽくて美味しかったです。Ryutaさんの得意料理とか…あるのかな…?Kana*「高槻うどんギョーザの会公式ホームページ

Ryutaは、あまり名前のある料理を作ることがない(ありあわせの材料で適当な料理を作ることが多い)ですが、ブラジル料理のフェジョアーダ(feiijoada)あたりは「学んだ」レシピです。(といってもアメリカと日本ででしか作ったことがないので、正しいブラジルの材料を使ったことはないのですが……。)基本的には、black beansと、加工肉を含むさまざまな豚肉を使ったシチュー状の料理で、白飯にかけて食べます。- Ryuta 

Kanaさんからのメッセージをみて、急にたこ焼きが食べたくなりました。by Mugi

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