No.513, Jan.22, 2021, MTBのグローカルなネットワーク(1)Loose Riders Japan発足 with Noma-chan & Wataru-san

MTBライダーのNoma-chanと幼馴染のMori-sanのフリースタイルトーク

今週は、マウンテンバイク(MTB)のフリースタイルライダーのNoma-chanこと、野間大介さんをゲストにお迎えして、Loose Riders Japan発足とグローカルなネットワークの展開についてお話を伺いました(Part2&Part3)。リスナーさんから、「コロナ閉塞状況に風穴」「フリーな雰囲気のトークが素敵でした」とメッセージいただきました。ありがとうございます。

アメリカ大統領就任式、Washington DCのTamakiさんよりメッセージ

番組は、2021年1月18日(月)、20日(水)、21日(木)と3回に分けて収録しました。その間、Washington DCでは、大統領就任式が無事に行われました。

「プロテストから2週間後の今日Inaugurationを見届けることが出来ました。21日までは引き続き厳戒態勢でナショナル・モール付近への立ち入りは出来ませんが、Capital policeレポートを確認しつつ元のように散策可能になったら美味しいコーヒーを持参してリフレッシュしたU.S.Capitolで乾杯したいと思います。Google mapでモールが見えますよby Tamaki, Washington DC

Part1, 春学期開始直前、U-C、UIUCの様子 with M. Wataru

U-C地区を含むRegion6はPhase4へ

Part1では、Wataruさんにイリノイ大学の春学期開始直前のU-Cの様子を伺いました。収録直後、「1月21日付で、C-U地区が属するRegion6は、Restore Illinois PlanのTier 1からPhase 4へ移行」by Tatsuya( UIUC JPN COVID-19 Town Hall Twitter、には、日々、最新情報が更新されています)。Savoy16(映画館)は、1月22日(金)よりリオープン、U-CのPublic Libraryでは、2月1日より開館、対面でのサービスを再開します(Library Opens for Grab & Go Service)。

UIUC学生は、他者との交流は必須な活動に限る(〜2月8日)

地域としての規制は緩くなる一方、「UIUCの全て学生は、2月8日までの期間、他者との交流を“最も必須な活動 (most essential activities:)”に限定することが要求されます。このルールに違反した場合、退学・停学を含む処分の対象となります」TH Twitter。Most Essential Activitiesとは、例えば、「COVID-19検査 ・授業への出席 ・食料品の購入 ・通勤 ・個人で行う屋外活動 ・礼拝への参加 ・通院)TH Twitter, 詳細はこちら

Loose Riders Japan, 白馬からグローバルに連携 

with Noma-chan & M. Wataru

マウンテンバイク(以下、MTB)フリースタイルライダーとして活動中の Noma-chan(野間大介さん)を5ヶ月ぶりにお迎えしました(前回 No.491 & 492)。ファシリテーターは幼馴染のM. Wataruさんです。Noma-chanは、大学生の時にMTBフリースタイルというエクストリームスポーツにハマって以来、MTBフリースタイルの本場のカナダやニュージーランドへ長期留学したり、長野県白馬村でMTBトレイルビルダー(コースを作る人)として働いたりと精力的に活動を展開しています。

今年の冬は、京都にある森林総合研究所関西支所で研究員として働くNoma-chanに、今回も、MTBフリースタイルの魅力や、活動を通じて見たこと感じたことをたっぷり語ってもらいました。(まとめ: Noma-chan & M.Wataru

Part2, Loose Riderのグローバルネットワークと日本支部発足 

Part3, 白馬の高校生、MTBと人と風景が生み出す瞬間のアートをつなぐ

Loose Riders: SNSとアパレルでつながるMTBのグローバルネットワーク

2019年、長野県白馬村岩岳にあるMTBパークでトレイルビルダーとして働く傍ら、Noma-chanは、Loose Riders Japanというクラブを立ち上げました。これは、ベルギーに本部がある Loose Riders の日本支部という位置づけで、ベルギーにある本部や世界約100か所にある各支部と同じく次の2つの活動をおこなっています。1つは、ライダー向けのTシャツほか独自のアパレルグッズの販売。もう1つは、SNS (InstagramFacebook )を活用したライディング風景の情報発信・共有です。Loose Riders そのものは、2013年にタイに住むベルギー人がイベントの様子をSNSで発信したことがきっかけとなって始まりました(looseriders)。インターネットや最新の撮影技術を活用した、クールなライディングとキレイな風景映像の数々は、MTBに乗ってない人々でも見ていて楽しいコンテンツです!

ライダー:野間大介、写真:伊藤剛、白馬岩岳にて

海外のフリーWebマガジンで特集、ネットワーク拡大、深化

Noma-chan は、Loose Riders Japan を発足させたことで、世界とのつながりがより増えて深まったと言います。例えば、Loose Riders Japan の代表として、中国のフリーWebマガジン(MTBMAGASIA)の取材を受け、白馬での活動が誌面に載りました (#ISSUE72, JAN2021)。ちなみに、この雑誌は中国に住むスイス人とドイツ人が編集長のホビー誌です。(それを聞いた Wataru-sanは趣味/MTBに国境は関係ないんだと改めて思い知らされました。)

この他 Loose Riders 関連では、毎年 7月にベルギーのマルメディで、大きいジャンプを飛ぶために世界から集まる Loose Festというイベントあり、Noma-chanも2019年に参加しました。あいにく、その大ジャンプへの挑戦は招待選手のみで叶わなかったようですが、現地でたくさんのMTBライダーとの交流を楽しみました。このように Noma-chanは、Loose Riders Japan としての活動を通じて、さらに世界各地のライダーと知り合ったり、MTBパーク・トレイルの情報収集をしたりも出来ているようです。

ローカルなつながり、白馬での高校生たちとの出会い

Loose Riders Japanを作った目的は、日本でMTB文化の裾野を広げるためでもあり、始めて間もなく、当時白馬の高校生たちと知り合う事が出来ました。この偶然の出会いによって、クラブの方向性が「若い世代に日本だけじゃないMTBの広くて明るい世界とつながって、さらに自身で広げていってもらう契機作り」に定まりました。ライディング風景ほか高校生らの映像が Loose Riders を通じて世界に発信され、各地からの反応が得られる事は、10代の彼らにとっても刺激的で効果てきめんのようです。まとめ by M. Wataru & Noma-chan

白馬の青木湖でのウォータージャンプの準備風景

究極の身体表現、グローカルなメディアアートプロジェクト

Noma-chanの話を聞いたり、ブログを読んで、映像を見ているとワクワクします。MTBのフリースタイルライドは、競技というより自分への挑戦(とNoma-chanが言っていたような気がします)。そのジャンプを跳ぶに至る練習、危険を引き受ける心の葛藤、自分を超えた風景のなかでの究極の身体表現を、誰かが映像に収める。Loose Ridersは、そんなビジュアルアートをグローバルにつなぐ壮大なメディアプロジェクトと言えるかもしれません。同時に、Noma-chanのトークからは、草の根の匂いがします。どうやったら自然を傷つけず風景を共有できるのかを考え交渉を重ねながら、いつか、そこを走ることを夢見て、たくさんの人たちが学び合い「道」をつくる。高校生たちがどんな目をして参加しているのか、大人たちを見ているのか。来週もダイナミックにグローカルなお話が続きます。Mugi

■ The Black Keys「Tighten up 」■Dua Lipa「New Rules

UIUC JPN COVID-19 Town Hall, Jan.21, 2021, 資料p.27 by Tatsuya, リソース

UIUC JPN COVID-19 Town Hall, Jan.21, 2021, 資料p.28 by Tatsuya, リソース

 

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