9月に入り、U-Cは、ストンと涼しくなりました。週末には最低気温が10℃を下回り、なかなか体調管理が難しそう。日本は猛暑が続いていますが、Kyotoでは夜は虫の声も聞こえるようになりました。今週のHSの収録は、日本時間の9月3日(水)午後、RyutaさんはOsakaから、MugikoはKyotoから参加しました。

「哲学の道」から空@Kyoto, Sept. 4, 2025、 Mugi
Part1では、今年の異常気象と暑さ対策グッズについて、Part2では、日本では「防災の日」について話しています。なぜ、9月1日なのか、どのような災害を想定しているのでしょうか。Part3では、アメリカの「National Preparedness Month」(実は9月)についてです。ここでの備えるべき「有事」とは?番組では、Ryutaさんと暮らしの身近な備えについておしゃべりしています。
番組全体(曲入り)は、WRFUのHarukanaShowArchiveから聴取できます。今週の番組はこちらです。
Part1, 9月、U-Cはストンと涼しく、異常気象の日本で暑さ対策グッズ
日本では異常気象が続く
Mugikoが住むKyotoでは、収録日9月3日も最高気温が35.4℃、今季、気温が35℃をこえる猛暑日となった日数は55日、また最低気温が25℃を下回らない熱帯夜も9月2日までに57回記録されました。Kyotoだけでなく、猛暑が全国で続いています。また、「記録的短時間大雨情報」が各地で発表されています(データベース)。

Mugikoは、つい(に)「ファン付きジャケット」を入手
今年、Mugikoが気になっているのは、郵便や宅配の配達や建設現場などで見かけるファン付きジャケットです。ベストや上着の内側にファンがついてで電動で回転し体に風を送ります。荷物を配達してくださった方に聞いてみました。「そのジャケット、涼しいですか?」「いや〜、気温が高い場所では風もむわっと暑く、でも、病院などに荷物を運ぶ時には、涼しい風になります」と。このジャケットを着て活動している人を見ると、どんな季節や状況でも、そこで活動する人のおかげで現場が維持される、すごいことだと思います。実は、Mugikoもこのジャケットを入手したのですが、猛暑の中、外での作業自体を控えてしまい、ジャケットの出番がありません。
Part2, 日本の9月1日「防災の日」、我が家では、どんな備えを?
「防災の日」はなぜ9月1日なのか
「防災の日」は、1960年6月11の閣議で了解されました。。政府広報には、1923年9月1日には発生した関東大震災の大惨事の教訓として、この日が「防災の日」に設定されたと説明されています。地震だけでなく、「広く国民一人一人が、台風、高潮、津波、地震などの災害について、認識を深め、これに対処する心がまえを準備しよう」というのが、「防災の日」の創設のねらいであったようです。また、1982 年に、9月1日の防災の日を含む一週間を防災週間と定め、各関係機関による行事や訓練が行われるようになりました(東京消防庁「防災の日と二百十日」)。
Ryutaさんの小学時代、防災の日の「帰宅訓練」
Ryutaさんの小学校時代(1980年代)は、9月1日の始業式に合わせて、災害時には通学班で集団下校する帰宅訓練が行われていました。関東大震災から60~70年が経過し、次の大地震が来るのではないかという言説があったため、「防災の日」が今より意識されていたのかもしれませんとRyutaさんは振り返っています。
阪神淡路大震災(1995)や東日本大震災(2011)などを含む、さまざまな災害をへて、人々の記憶も向き合い方も、地域の取り組みも一様ではありません。直接の記憶からは遠い9月1日は、現在では、一人ひとりが、それぞれに防災について広く考えやすい日でもあるのかなと思います。-Mugi

各家に配布された「きょうと府民だより」(2025年9月号)の特集「もしも外出中に地震が発生したら?」車の運転中、高層ビル、住宅地、車内、海・川・山などで地震が発生時の対応、府内の断層、ハザードマップ、南海トラフ地震、非常用持ち出し品リスト、住宅の耐震化補助金など。
子が生まれ防災意識が高まる-Ryuta
Ryutaさんは、子どもが生まれたことをきっかけに防災意識が高まりました。静岡市で病院から無償配布された防災キットには、使い捨てで使える乳首、哺乳瓶の飲み口といった物が入っていました。それから、非常食や水タンク、防災クッズなども揃えるようになりました。また、Shizuokaでは、南海トラフ地震(かつては東海地震)への意識が高く、家具の固定などが推奨されていましたが、大阪ではそこまで強くは言われず、地方行政によっても、防災に関する取り組みや助成金制度も一様ではありません。
非常用トイレーMugiko
Mugikoは、昨年、家のトイレが壊れ困った経験から、「非常用トイレ」セットを揃えておこうと思いました。食料にしても、何人、何日分を想定するかによって、準備は異なってきますが、防災用トイレの凝固剤の耐用年数が15年となっていたので多めに購入しました。

本棚の転倒防止
自分が一番長く利用する自室の本棚は、その時々の資料の利用や気分が変わると場所を移動させたり、本の衣替えするので、金具で固定させるのではなく、天井と本棚の間にポールを入れました。政府広報の「【防災特集】災害に事前に備える」では、「家具等の転倒防止」「災害用品」「備蓄品の確認」「ペットの備え」などについて、イラスト入りでみやすく、説明されています。

Part3, 米国の「National Preparedness Month」と「有事」
9.11後に「National Preparedness Month」、自然、人的災害への備え
日本の「防災の日」について話題にする中で、アメリカも9月が「National Preparedness Month」であることを知りました。9.11テロ事件をきっかけに2004年に制定されました。自然災害だけでなく、あらゆる緊急事態への備えを促す目的です。FEMA(Federal Emergency Management Agency:連邦緊急事態管理庁)が主導しています。FEMAは、DHS(Department of Homeland Security:国土安全保障省)の一部で、自然・人的災害に対応しています。
アメリカの広大な土地で、自然災害は場所によっても異なります。西海岸では、これまでも大きな地震が何度も発生していますが、イリノイでは竜巻(tornado)が発生しやすい。防災月間には、多様な自然災害への備えだけでなく、テロ攻撃や停電、パンデミックなどの人的な災害も想定されています。
州政府の責任と権限、必要な場合、連邦政府との連携
実際の災害には、州政府が対応します。そこでNational Guard(ナショナルガード州兵)が出動する場合もあります。州だけでは対応が困難な場合など、州からの要請を受けて、FEMAなど連邦政府が動きます。
「自助」が大前提、公共施設の役割
Ryutaさんがトークの中で指摘されていますが、日本では防災対策や災害時において政府の主導による「公助」、行政からの支援があることを前提にしている傾向にあるけれど、アメリカの場合は、政府の対策、支援より先に、まずは個人や家族やコミュニティが自力で対応することが当然とされています。災害時において住民が身近に利用できる、市役所、図書館、学校、警察、各施設のシェルターなどの役割も重要です。日常生活においても、例えば、今年のような暑い夏には、誰でもが利用できる公共図書館は、クーリングセンターとしての機能も担ってきました。
防災への基本的な心構えは共通
防災の対象やアプローチの方法は一様ではないけれど、どこに生きていても、自分や周囲の安全と命を自分たちで守ることが前提です。そこで、竜巻が発生した時には、地下に逃げ込むが、そうした場所が場所がない時には、窓から離れば場所や、トイレなど柱に囲まれ物が少ない場所に入るなど、場所を問わず、行動の基本は共通していることが多いかと思います。2025年のNational Preparedness Monthのテーマは、「Preparedness at Home(家庭での備え)」です。Harukana Showでも参加者とともに、身近な防災・減災について考えてゆくことができればと思います。-Mugi
収録の後、日本では台風15号が通過、米国では、カリフォルニア州で落雷による山火事が発生しています。
◼️ハンバート・ハンバート「雨雨雷時々霰」◼️米津玄師「M八七」◼️眞名子新「台風」