心地よいChampaignの夏、Kyotoは祇園祭でさらに熱気
Champaignは、今週も気持ちよい晴れの日が続いています。Tomさんは、たくさん虫に刺されて旅から戻ってきました。番組進行は京都からMugikoです。
それにしても、関西は異様に蒸し暑い。Kyotoは祇園祭でさらに熱気。今年から先祭と後祭の2回に分けて山鉾が巡行します。大勢の人が集まるお祭りは苦手、と言いながら通勤途中に山鉾を見つけると、人をかき分け写真を撮っている自分もいたり。
ザ・タイヤキ:Japanese Hot Sandwich?
私は、この蒸し暑さを紛らわそうと美容院へ、この時期は、浴衣を着るために髪を結いにくる人が多いようです。美容師さんが「私も祇園祭に行ってきました」と話し始めたのが、彼女が好きな屋台の食べ物。「ベーコンエッグ鯛焼き」、だそうです。鯛焼きの餡の代わりにベーコンエッグが入っています。 The Taiyaki:Japanese Hot Sandwichと称して熱々のチーズ入り鯛焼きを売り出したら、アメリカでもウケそう。Champaignも、これからお祭りの季節です。
■U-Cイベント情報
◎Champaign County Fair @Champaign County Fairground :2014年7月18日(金)5pm (preview night) ~ 7/26 (土)
◎Outside at the Research Park: Terrence Simien and the ZydecoExperience, with opening act Candy Foster and Shades of Blue:7月18日(金)6:30pm 〜 @ U of I Research Park
子供たちの言葉おぼえ、社会的使い分け、親たちも忙しwith Sayaka-san & Kyoko-san
今日のトークは、伊勢、奈良、京都から3人の女子が神戸に集合し、おしゃべり。Harukana ShowでおなじみのSayakaさんは、1年の8ヶ月をフランス人の夫とAlbiで過ごし、4ヶ月は息子のYutaくんを連れてSayakaさんの両親が住む伊勢に戻ってきます。Kyokoさんは、Harukana Show初出演、フィンランド人の夫は日本の企業に勤務、2歳8ヶ月の娘Naomiさんと奈良在住。
前半は、Yutaくん(5歳)が、伊勢滞在中にさまざまな日本語を学び、驚きの「使い分け」をしているという内容、後半は、男子、女子の遊びや、日本の保育所について、保護者が参加する行事が、こんなにも多い、というお話です。
HS Podcast No.173-1(上), HS Podcast No.173-2(下)July18, 2014,
オノマトペで日本語表現豊かに、伊勢弁と関西弁を巧みに使い分け
Sayakaさんのお話では、Yutaくんは、暮らしのなかで擬声語を学んでより自然な日本語に、「あ〜疲れた」ではなく、「へとへと」と言ったりするようになりました。今年は、伊勢弁も上達、保育所で友達と話すときの言葉です、「せやに〜」。ところが家に戻ると、Yutaくんは伊勢弁を話さず、大阪出身のおばあちゃんに合わせた関西弁になります。状況に応じて日本語を使い分け。
TVゲームは「標準語」に、「やだ〜」
さらには、任天堂のファミコンソフト「スーパー・マリオ・ブラザーズ」に夢中になっているときは、「やだ〜」「ヤバイじゃん」と一人で叫んでます。どう聞いても、関西弁ではありません。アニメやゲームのなかでの「標準語」を学んでいます。
覚えるのも早いが、忘れるのも早い
言葉を覚えるのは早いのですが、忘れるのも早い。Albiにいるお父さんとSkypeで話すときには、お父さんが話すフランス語は理解できるのですが、Yutaくんは以前のようにフランス語がなかなか口から出てこず、簡単な返事の後、しばし、沈黙(お父さん、かわいそう)。
自分をどう呼ぶか
Yutaくんは、日本にいるあいだは、自分を、時々は「僕」、でも多くは、「Yutaは〜」と言います。Kyokoさんの娘さんのNaomiさんも、「Naomi する」と自分を名前で呼びます。しかし、Yutaくんは、フランスに戻ると、自分をYutaとは言いません。Je、だけです。
海外から日本に来た人は、さまざまな文脈で使い分けられる日本語の「自分」表現を理解するのに、苦労しそう。
(後半)
男の子は走り回り、女の子は華麗に逆上がりに宇宙回り
Naomiさんも、2歳をすぎる頃から、女の子っぽい服装に関心をもつように。Yutaくんも、保育所ではもっぱら男の子と遊びます。女子たちは、鉄棒で逆上がりや宇宙回りができるのに、男の子をひたすら走り回り、あるいは乗り物やブロック組み立てに夢中。女子の遊びといえば、プリキュア(アニメ)ごっこで大変身!
日本の保育所は保護者行事がたくさん
Kyokoさん、Sayakaさんのお話を聞いていて驚くのは、保護者が参加する保育所行事がたくさん。親子で遠足からお料理会、音楽鑑賞にお散歩交流会、保育所の掃除や草抜きまで。親たちの就労時間に子供を保育所など施設に預けているのに、保護者に参加を求められる行事があるなんて、少なくとも、Albiでは考えられません。Kyokoさんの娘さんが通う保育所でも、保護者参加行事の多くは、土曜日の午前中です。
待機児童ゼロの町の保育所
Sayakaさんが滞在している伊勢の町では、待機児童ゼロなので夫婦共働きではない世帯の子供たちも公立保育所を利用可能です。町の幼児の多くがこの保育所に通っている(いた)。というわけで保育所の行事を町の人々も周知しています。町で働くお母さんたちも、お休みをとりやすい。
サラリーマンの育児参加は難しい
日本の一般企業に勤めるサラリーマンのお父さんは、朝、子供を保育所へ送ることはできても、夕方5時に、仕事を切り上げて子供を迎えにいくことは、ほとんど無理です。大学教員として働くKyokoさんも、仕事で遅くなる日は、民間会社のベビーシッターをお願いするか、自分の母に子供の世話をお願いしています。
楽しむために人生はある?
フランスのAlbiの場合、夫婦共働きが一般的ですが、どちらも4時半から5時には仕事を終えると、夕方のライフスタイルへ切り替えます。子供と過ごす人も、家の修理をしたり、友人たちと話し合ったり、ボランティアをしたり、休んだり。多くの人が、「楽しむために人生はある」と考える。育児も、楽しい人生の一部に入っているようです。
フランスに戻ったYutaくんは犬の糞にショック
SayakaさんとYutaくんは、月末にはAlbiに戻ります。昨年は、フランスに到着したYutaくんは、路上に犬の糞がたくさんあるのをみて、「ママ、フランスは、きたないね〜」と言ったそうです。今年は、どんな感想が出てくることでしょう。Kyokoさんは、2年ぶりに家族でフィンランドに里帰り、Naomiさんは、フィンランド語を話し始めるかな。お2人からの夏のレポートをお待ちしています。Mugi
■Terrance Simien & The Zydeco Experience「 You Ain’t Goin’ Nowhere」■ ZAZ「Le Long De La Rute (人生の旅路)」■ 吉田仁美「この空の向こう」
*ザディコ(Zydeco):「20世紀初め、ルイジアナの南西部で起こった、主にフランス語をを話すクレオール系黒人達が演奏するフォーク音楽、ボタン式または鍵盤式のアコーディオンを主たる楽器として用い、ドラムスの他にラブボード(木製の洗濯板が金属製の楽器に変化したもの)がパーカッションとして大きな役割を担うのが特徴。ザイディコと発音する場合もある。」byウィキペディア