No.78 September21, 2012 秋の夜長をtrans-nationalな読書 with Ryuta-san

第78回の放送日は、日本では、9月22日(土)、今年は「秋分の日」でした。残暑が長く続いた京都も、ようやく秋の風がふいています。Urbanaは、夕方は雨模様、WRFUのスタジオのRyuta-sanもTom-sanも長袖です。夜は10℃以下に気温がさがっています。U-Cは、もうすっかり秋です。

▼ハロウィンの準備の季節です HS Podcast No.78-1, September 21, 2012

今週末、9月22日(土)は、Champaign Free Libraryでブラジル音楽文化を!

WEFT 90.1FMは、9月23日(日)に31周年Fest!ChamaignのダウンタウンにあるフルパワーのコミュニティFMです。

9月の週末は、Gbison CityのDrive In Movie Theaterで締め括り:Harvest Moon

Curtis OrchardのPumpkin Patch、すでにオープンしています。ハロウィンの準備の季節です。

▼秋の夜長に読書〜ブラジルと日本の移民の歴史、在日日系ブラジル人関連、入門編 HS Podcast No.78-2, September21, 2012

第77回のHarukana Showでは、『A Grandpa frrom Brazil(ブラジルから来たおじいちゃん)』の栗原奈名子監督を迎えてのトークでした。(HS Podcast No.77) Haurkana Showへも、日系人コミュニティについての関心があります、というメールをいただきました。

Harukana ShowのRyutaさんは、イリノイ大学の大学院生、研究テーマは、在日・日系ブラジル人コミュニティとメディア。ケータイなどを用いたTrans-national Communication、Youtubeなどを利用した日本からの情報発信、などについてリサーチしています。

そこで、Ryutaさんに、番組のなかで日本とブラジルとのあいだの移民の歴史や在日ブラジル人コミュニティについて入門編として読みやすい本を紹介していただきました。英語の本は、Urbana-Champaignの図書館などで借りることができるようです。

◎ Karen Tei Yamashita "Brazil-Maru"(1993) Coffee House Press, "Circle-K Cycles" (2001)Cofee House Press

日系アメリカ人作家カレン・テイ・ヤマシタが日系ブラジル人をテーマに書いた小説/コラージュです。Brazil-Maru(『ぶらじる丸』)は、1925年にブラジルに入植した日本人グループを主役に、彼らの足跡や苦労を描いた作品(いちおうフィクションですが、ヤマシタが大学院生時代にブラジルでおこなったフィールドワークの経験が生かされている、とのこと。文化人類学の学生だったそうです)。同じカレン・テイ・ヤマシタが、日本での取材をもとに、日系ブラジル人の生活を描いた作品が”Circle-K Cycles”です。(サークルKは、日本のコンビニの名前と、さまざまな意味をかけあわせています)by Ryuta

◎杉山春『移民環流: 南米から帰ってくる日系人たち』(2008)新潮社

在日日系ブラジル人や他の「逆」移民の人々、それらの人たちが働いている工場などに取材をした、いわゆるルポルタージュです。在日外国人の「義務教育」は「義務」ではないこと/対応も自治体・学校ごとに任されていること、「逆」移民の人々の労働環境、「逆」移民コミュニティ内部の問題(仕事を得る上でのライバルになるため、移民同士がお互いを敵視して協力しない、など)など、広いトピックに触れています。著者がルポライター/ジャーナリストなので、読みやすい本です。by Ryuta

◎リリアン・テルミ・ハタノ 『マイノリティの名前はどのように扱われているのか – 日本の公立学校におけるニューカマーの場合』(2009)名古屋大学出版会

これも言語学分野の学術書ですが、アプローチが面白い本です(元は著者の博士論文だそうです) 。在日日系ブラジル人をはじめとしたニューカマー移民の子どもたちの名前が、日本の学校で正しく呼ばれていない、読まれていないことに着目して、日本における多文化・多言語教育の問題点や、それが子どものアイデンティティ確立に与える影響などを論じています。by Ryuta

◎その他〜Ryutaさんのトークと関連して

1990年6月改正の「出入国管理及び難民認定法(「入管法」)について、「入管法改正後の20年をふりかえる」(2010年7月30日ブラジル大使館主催記念セミナー@国連大学)参照。リリアン・テルミ・ハタノさんも参加。

アンジェロ・イシのコラム「在日ブラジル人とメディアー大震災が浮き彫りにした複雑な関係」(『東日本大震災と外国人移住者たち(移民・ディアスポラ研究2)』pp.190-196、明石書店、2012年2月)も、トランスナショナルなメディアについて考えるうえで興味深かったです。今日、お届けした曲のTENSAIS MC'sについては、アンジェロ・イシ「日本で芽生えるブラジル移民の新たな音楽」(日本ブラジル中央協会発行 会員向け隔月刊誌『ブラジル特報』 2004年7月号)でふれています。by Mugiko

鈴木亜紀&リクオ「クラゲの2人」■Milton Nascimento & Beto GuedesFé Cega, Faca Amolada」■Tensais mc’s MestiSoul

萩の花@常林寺, Kyoto, September22,2012

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