Blog: LondonからZineレポート(6) Artist Self-Publishers’ Fair, Sept.10, 2016

ICA: Institution of Contemporary Arts

2016年9月10日は、A&V Museumの『You Say You Want a Revolution? Record and Revels 1966-1970』の初日でした。オンラインでチケットを先に購入し、朝の10時半に入ることができました(15分ごとに入場者の人数を制限しています)。その後、ICA: Institution of Contemporary Artsへゆきました。ICAの1960年代の歴史は、GMZ#3の内容とも関連していて、私にとっては興味深い場所です。ショップにもいろいろなZinesもあります。

Institute of Contemporary Arts, Sept.10, 2016

ASP2は、Art Zine Fairの雰囲気

Artist Self-Publishers’ Fairは昨年に続き2回目の開催、70人あまりのアーティストが参加しています。ホームページでアーティストの名前と作品が事前にアップロードされています。まずは、アーティストを知ってもらうことも、こうしたFairの目的なのかと思います。入場料は£1、会場は、Art Zine Fairという雰囲気。それぞれのテーブルに、自分の作品(冊子や絵やポスターやTシャツ、Toto Backになど)を並べ売っています。本格的な作品というよりも、お手頃な値段のものが持ち込まれています。

出品者、来場者、会場の関係者の区別なくおしゃべりしていて、テーブルをはさんではいるけれど、どこかたいらな関係に見えました。作り手どうしが話しこんでいたり、京都の百万遍の知恩寺の手づく市とも少し似ています。

Artist Self-Publishers' Fair @ ICA, Sept.10, 2016

テーブルの横のつながり

GRRRというシリーズは、絵の白黒の線のタッチは同じだけど、一冊ずつ体裁、紙の使いから、切り方が異なり、事前にサイトをみたときから手にとってみたいと思っていました。Gregor  というアーティストが染めたTシャツが目に入り、話していると、机の下からどっさりTシャツの山をとりだして説明してくれました。ところが、私が彼のスコッティシュを聞き取れない。隣のテーブルのAlexanderが、「洗っても色は落ちないから大丈夫」、「(もともとの)Tシャツについているタグは作品とは別だから切るとるか」と私が理解できるように英語で通訳してくれました。

Zines & T shirts from Artist Self-Publishers' Fair, Sept.10, 2016

GMZ3と交換?

そのAlexanderのブースでは、彼の絵の作品の冊子だけでなく、1980年代のバンドのFanzineのコピーを集めた冊子があました。いろいろ話を聞いているうちに、1冊購入するつもりが、その値段で、2冊の冊子とTシャツもついてきました。たまたま鞄にGMZ#3をもっていたので、交換しました。若い世代に、60年代を語る70歳代アーティスト、Hoppyの言葉がどんなふうに届くのかわかりませんが。

Housmans Bookshop、Bookartbookshop、ICA、ASP2と、今回のロンドン滞在は、Zineをめぐる旅から始まりましたが、ロンドン滞在の最終日にLondon Print Studio、London Centre of Book Artsへとつながっていきます。→Blog:LondonからZineレポート(8)

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