No.315, March31, 2017, 学校区と住民参加, Harukana Show 満6周年!

Harukana Show 満6周年!

2011年4月1日(エイプリルフール)に始まったHarukana Showは、今日、3月31日に、満6周年を迎えました!ということを番組開始数分前に気づきました。今日も、ひょっとしてカーラジオから104.5FMを、wrfu.netからストーム配信を聞いてくださった方、そして、こうして番組サイトを開いてくださった皆さん、ありがとうございます。これからも、普通に番組を続けられたいいなあと思います。曲のリクエストや番組参加希望、いつでもお知らせください。harukanashow@gmail.com

WRFU Studio@UCIMC, Urbana, March15,2017

今日は、トラブルなく穏やかに春の放送

今日のUrbanaのWRFUのスタジオは、Tomさん(Champaign在住、WRFUからは、月曜日7-8pmのCU Immigration Forum、水曜日6-7pmのthe 11th Indianのホスト。なぜか、自分のことを、Mister Garzaと呼ぶ)、St. LouisからはRyutaさん(イリノイ大学ので大学院博士課程を修了後、St. LouisのWashington大学の図書館に勤務)、そしてKyotoからMugiko(神戸のKonan Universityに勤務)が出演しました。そしてAlexさん(イリノイ大学の工学部を卒業した後、韓国の大学院で翻訳の勉強中)がメールで、素敵なリクエスト曲を紹介してくれました。

Podcastは3部構成

HS Podcast No.315-1, March31, 2017:「新年度」、Alexさんのおすすめのリクエスト曲

HS Podcast No.315-2, March31, 2017:U-Cイベント情報、季節の花

HS Podcast No.315-3, March31, 2017:アメリカのSchool Districtと住民参加

Crabapple@Champaign, March28, 2017

UrbanaのJapan Houseの桜は見頃、Kyotoはこれから

Mugikoは昨夜日本に戻りましたが、冷たい雨が降って意外と冷えます。桜もこれから、UrbanaのJapana Houseの桜は、すでに見頃のようです。また、U-Cでは、街を歩いていると、雪が溶けてからはいろいろな花が咲いていました。上下の写真の花は、クラブアップルと呼んでます。遠目からだと桜に見えますよね。実がなってもあまり鳥達のお好みではないようです。地域によって密集している所では爽やかな香りも楽しめます。」by Tamaki

Crabapple@Champaign, March28, 2017

C-Uイベント情報

Worldfest @ Spurlock Museum: 4/1 (土) 12:30pm–4:00pm Suggested donation: $5 UIUC Koto Clubが1:45-2:10と3:30-4:00の2回演奏します。他にはパーカッション(アフリカ)、中国楽器のアンサンブルなど。(Spurlock Museum, 600 S. Gregory St., Urbana)

AsiaLENSDon’t Think I’ve Forgotten: 4/11 (火) 7pm- Free and open to public (Knight Auditorium, Spurlock Museum, 600 S. Gregory St., Urbana) 今回はカンボジアのロック音楽の隆盛と内戦による破壊を取材したドキュメンタリーです。(Reviews)

アメリカのSchool District(学校区)

今週3月27日(火)に、Champaign UNIT 4 School Districtの、Board of Education Special Meetingがありました。そこで、その学校区内にあるDr. Howard Elementary School rebuild projectについての議論されました。1910年に建立されたDr. Howard 小学校の校舎を完全に建て替え、また周辺の家屋を買い取り、駐車場を作るという計画がすすんでいます。

Dr. Howard School@Champaign, March28, 2017

教育委員会の公聴会

Tomさんが、住民としてこの会議へゆくというので、私も見学させてもらいました。会議は5時半から、人が徐々に増え、6時には25、6名になっていました。会議室の入口には、本日の議題と、Public Commentのための用紙が置かれ、意見を述べたい人は、名前、連絡先、その議題に対して意見を述べるのかを記入し、自分で議席にもってゆきます。会議が始まると、議論に入るまえに、Public Commentの時間が最初に設けられ、用紙を提出した人は誰でも、意見を述べることが認められます(持ち時間は、一人3分以内)。

Board of Education meetingの入口, Champaign UNIT4 School District@March27, 2017

Public Comment、住民の率直なコメント

この日は、、教育委員会の提案には反対する周辺住民が、Tomさんを含め5人ほどが次々と意見を述べていました。この小学校の建物が、住民とって愛着があり、また周辺の古い住宅まで取り壊され駐車場になると景観が変わり、それはコミュニティにとって大きな痛手になる、といった内容の話を、発言者個々人の小学校にたいする思い出などを含めて率直に話していました。住民どうしが打ち合わせをして参加したわけではなく、「あなたがTomさんね、時々お見かけしていました。私は、同じ通りの〜番地に住む〜です」といった感じで、会議前にお互いに自己紹介していました。

翌日3月28日昼間に、Tomさんが地方2局から取材を受け、夕方にはテレビニュースで報道されたそうです。”No Plan Yet for Homes Purchased by Unit 4“,”Neighbors challenge Unit4 plans”  Mugi

Dr. Howard School@Champaign, March28, 2017

学校区の委員は住民投票で選出

School districtについては、州による違いも大きいとは思うのですが(アメリカは公共教育機関の運営については各州に自治権がある)、イリノイ、ミズーリあたりで一般的なシステムでは市町村議会とは別に住民投票で選ばれる「学校区」の委員がいて、区内の学校の運営に関する決議をしますね。「学校区」がカバーする範囲が同地域に存在する市区町村と異なっていることもよくあります。このようなシステムでは学校の予算を得ることも学校区の役割で、区内の住民からそのために徴収する税金の割合の決定権を持っていたりもします。

直接民主主義

日本でもGHQによる教育改革が行われたときに似たような仕組みが導入され、教育委員会の委員が公選制だった時期があります。また、これも市の規模や州によって異なると思いますが、アメリカは教育委員もそうですが、市の「議員」も数が少ない気がします。日本だと市議会はけっこうな規模になりますが、こちらでは市長ほか、数人の委員や代議員、ということが多いような印象受けます。なので市町村のレベルでは「議会」での議決ではなく、公聴会や直接住民投票で決めるものが多いのかもしれません。Ryuta

Urbana City Council 入口、会議前@Town Hall, Dec.19, 2016

Urbana市のSanctuary City 決議

番組でのRyutaさんからの話を聞いて、2つのことを思い出しました。一つは、トランプが次期大統領に選出された直後、2016年12月19日にUrbana市が、Sanctuary City宣言を決議したときのことです。Mugikoは、前日にU-Cに到着し、19日のUrbanaのTown Hallで開かれたCouncil Meetingを見学することができました。この日は、小さな会議場からあふれるほど人が集まり、次々と意見を述べ、決議を見守り、ある種の熱気を帯びていました。”Urbana council OKs sanctuary-city designation” Natalie Wickman, Tue, 12/20/2016 – 8:00am The News Gazettee

“OUR SENIORS: NOT FOR SALE, SUPPORT OUR COUNTY NURSING HOME, VOTE APRIL 4TH”@Chamoaing,March28, 2017

Champaign Nursing Homeの存続

もう一つは、この3月のU-C滞在中に街のいくつも見かけた看板です。”OUR SENIORS: NOT FOR SALE, SUPPORT  OUR COUNTY NURSING HOME, VOTE 4TH”と書かれていました。Champaign Countyの高齢者の施設を企業に売却するか、課税負担を多くし施設運営の維持経費をまかなうかを、4月4日のChampaign County Electionの際に住民投票されます。売却に反対する看板が多かったのですが、賛成する看板もありました。”County Nursing Home Deserves and Needs Voters’ Support“, by Belden Fields, Public i, Feb.2017

Vote to Sell, Save Our NURSING HOME@Champaign, March28, 2017

学校や高齢者の施設についても、その問題に関わる住民でなければ、関心をもたず、情報を集めたり、投票する手続きをするに至らないのではないか、キャンペーンをはって有効に票を集めることで決定が大きく動きやすいのではないか、など、いろいろ考えてしまいますが、住民投票が日本より頻繁に行われ、「自分たちが決める」ことへの意識も高いのかなと思います。Mugi

“Champaign County Election, April 4th, 2017″@Lincoln Square Mall

Alexさんのおすすめの曲

最近学校がどんどん楽しくてしょうがないですが、同時に授業がどんどん難しくなってちょっと疲れます。でも私は「もっと勉強して自分の実力をあげたい」と思っていて、どんなに宿題が難しくても文句を言わずにやります。なんかこんな思いになる自分にびっくりしています(笑)。そして友達も増えてきて幸せな気持ちで勉強します。

さて、先週に続き、今週も学生がリクエストした曲を紹介します。歌手の名前はイ・サンウンで曲名は「オンジェンガヌン」(いつかは)。リクエストしてくれたのは、キム・ヨンジュさん、理由は、この曲を聴くと自分の悪い思い出が忘れるかららしいです。

ちなみにイ・サンウンは韓国歌手で1988年デビューした女性アーティストです。女性なのに背が高いし(178㎝)髪も短くてボーイッシュな感じがありました。最初はハイティーンアイドルとしてポップな曲を歌いましたが、自分のスタイルの曲を作りたくて1990年日本に留学しました。そして、「アイドル」ではなく、「シンガーソングライター」として芸能界に復帰しバラード中心に活動しました。日本でも活動したことがあり、映画「がんばっていきまっしょうい」のOSTアルバムを担当しました。ちなみに韓国以外の国ではイ・サンウンではなく、「リーチェ(Leeーtzsche)」っという芸名で活動しましたby Alex

■Lee Sang-Eun 「Someday」■川嶋あい「空はここにある」■佐野元春「サムデイ

庭の椿の花が残っていました@Kyoto, April1, 2017

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