お詫び
今週は、WRFUの新タワー設置のために、104.5FMからの放送が停止になりました。ラジオお聞きの皆さま、たいへん申し訳ありません。設置中の新しいTowerについては、UC-IMCのサイト「WRFU 104.5 FM Signal Down as Tower Goes Up!」をご覧ください。2005年のWRFUラジオ局づくり様子や、新電波塔(大きい!)の写真を見ることができます。
Podcastは、Mugikoが今週のイベント情報、来週の予習と称して、おしゃべりしています。Podcastで一時、お付き合いください。HS Podcast No.88 November30, 2012
U-Cイベント情報 by Japan House
「12月の日本館ツアー(Free)とお茶($8)のお知らせです。お茶会は、12月6日&13日(木)午後2時と3時の2セッション、日本館ツアーは、12月15日(土)午後1~3時まで随時ツアー開催中、この日のお茶は3時からの1セッションです。℡2172449934で予約をして下さい。これで今年のお茶会は終わります。来年は1月17日木曜から開館です。」by Tamaki
来週のトークのテーマは、Hyperlocal
1年ぶりの顔合わせ
2012年11月29日、日本在住のHarukana Showスタッフ、Tateishiさん、Tsujinoさん、Mugikoの3人が集まって、Harukana Show年末トークしました。普段はメールやスカイプ上ではつながっているのですが、3人が直接に会うのは、なんと、1年ぶり。昨年、2011年12月2日に放送した「コミュニティメディア年末総集編トーク」(Podcast No.36-2, No.36-3)以来です。
FCCからのメディア関係の報告書(2011)
今年の年末トークは、来週のHarukana Showでお届けします。そこで話題となったのが、Hyperlocal。馴染みのない言葉かもしれませんので、予習(?)しておきます。これは、FCC(アメリカの連邦通信委員会)が2011年に公表した調査報告書『The Information needs of Communities:The changing media landscape in a broadband age』(→FCCからの情報、こちらからPDFをダウンロードできます)
464頁という分厚い(プリントアウトすれば)報告書です。そこでは、従来のマスメディアによる地方のニュースの不足が指摘されています。要約するとこんな内容です。「多くの人々がオンラインでニュースを得るようになり、新聞、テレビ、ラジオといった従来のマスメディアをめぐる状況は激変、大量の人員削減が実施され、地方ニュースの丁寧な情報収集、充分な報道が行われていない、その一方で、 非営利メディアや個人による“ハイパーローカル”な情報発信の多彩に展開している。」
ここでのhyperlocalは、たとえば、まち(city)やブロックやストリートや近所、など、日本語でいうなら「地域」レベルです。情報通信テクノロジーの発達によって、市民自らが身近な情報を収集し、ウェブサイト、ウィキ、LPFM、パブリックアクセスのテレビなど、多様な媒体を通じて主体的に発信しています。「こうした活動は、ビジネスとしては成立しにくいが、もとより利益追求を目的としていない。ボランティアによるジャーナリズム精神にもとづくものである」(p.10)、と述べられています。
Low Power FMもハイパーローカルなメディア
WRFUのようなLow Power FM(出力100ワット以下)は、この報告書では、hyperlocal audioとして、非営利メディアが運営するハイパーローカルなメディアとして扱われています。また、Tateishiさんが取り組むZineやフリーペーパーの発行、ブログ、DIY活動も、Tsujinoさんたちの「ひがしなだコミュニティメディア」のプロジェクトの1つ、Media RoccoのUstreamによる地域情報の定期配信も、まさにこのhyperlocalな活動だなあ、と思います。というわけで、2012年の年末トークは、お2人に、ハイパーローカルというキーワードを投げてみました。トークの収録は、来週、放送します。
プリン”騒動”?
そこで、Tateishiさんが話題にしたのは、”プリン騒動”。この記事をチェックしている人は少ないと思いますので、Podcastでは先に記事を読みました。産経ニュース2012.11.12 16:54 「プリン4千個〝誤発注〟も ツイッター効果で完売 京都教育大生協 産経新聞」
それでは、続きは、来週のHarukana Showで。
第1回Japan Cafe (Ryuta)
11月30日(金)に、第1回目となるJapan Cafeが開催されました。これは、在シャンペーン・アーバナの日本人・日本語話者相互のアカデミックな交流を増やすことを企図した、イリノイ大学日本人会(IJA)の新イベントです。(Japan Cafeの目的、今回のトピックなど、詳しくはこちらをご覧ください )
初開催となった今回は、Foreign Language Building1階のLocy Ellis Lounge(1080号室)を会場として、イリノイ大学日本同窓会派遣の交換留学生、乾弘哲さんによる、「国際法から見た領土問題:尖閣諸島と竹島」をテーマにしたトークがおこなわれました。20〜25人ほどの参加者があり、途中、時に活発な質疑応答がはさまれて、比較的真面目な(?)雰囲気でトークは進みました。参加者の中には、日本語を学習している学生さんらしい方の姿もちらほらと。第1回、しかも、オーディエンスの半数近くが年上(日本館関係の方や大学院生・大学院への留学生が多く来ていましたので)という状況だったので、乾さんは緊張されたのではないでしょうか(笑)。トークは国際法というものについての基本的な説明からはじまり、それらが日本国が現在抱えている領土問題を国際社会が考える際にどのように適用されるか、各当事者の主張がどのような国際法を根拠にしているか、といった各論の説明へと展開していきました。非常によく構成され、また興味深い内容でした。
最後には和志武さんから今後の計画が紹介されました。第2回は春学期の開始後に予定されており、その後は月に2回ほどの頻度で開催していく、とのことでした。(このような企画としては、なかなかのハイペースだと思います。)次回以降の開催情報や報告も、可能なかぎりHarukana Showやこのページで取り上げていこうと考えています。