No.546, Sept.10, 2021, 日本でのインターンシップ経験、日米の建築の違い、安心・安全な空間作り with Kazuyaさん

本日の番組収録は日本時間の9月9日(木)、Ryutaさんが日本のShizuokaから、MugikoがKyotoから出演しました(Part1)。ゲストは、Washington University in St. Louis(WashU)の大学院で建築学を勉強中のKazuyaさん、ホストは、UIUCのWataruさんです(Part2&3)。2人のトークの前半は、先週の Podcast No.545をご覧ください。

Part1, 秋学期のAsiaLENS, パラリンピック(UIUC複数のメダル)

UIUCの秋学期、大きな感染拡大はみられず

9月9日にUIUC JPN COVID-19 TOWN HALLが開催されました。Tatsuyaさんからの説明によると、イリノイ大学は、「2021年秋学期開始後5~10日目に緩やかなピークが観測されたが、その後、減少傾向に転じ」、昨年のような爆発的な感染拡大は今のところ抑えられています。

Champaign Countyでは、ワクチン接種によって重症化はある程度抑えれていますが、しかし、デルタ株による感染者数の急速な増加によって、濃厚接触者についての調査が追いついていないそうです。最新情報は(TH Twitterへ)

日本は非常事態宣言延長〜9月30日

日本は、9月12日までの非常事態宣言が9月30日まで延長(宮城と岡山を除く19都道府県)されることが決定されました。感染者数は減少傾向にありますが、医療のひっ迫状態が続いています。

UIUCのAsiaLENS、バーチャル開催されます

CEAPS主催のアジアのドキュメンタリー映画上映会、秋学期も行われます。

AsiaLENS: Everyday Is A Holiday/Theresa Loong (Virtual Screening + Online Filmmaker Discussion), Sept.14, 2021 4:00-5:00pm, Screening:9/10-9/17+online discussion9/14 Registrationはこちら

東京パラリンピック、UIUC出身者も大活躍

Wataruさんから、パラリンピックの日本の車いすバスケ男子チームの香西宏昭選手がUIUC出身です、という情報をえて、Mugikoは、テレビとネットで試合を観戦、毎回、迫力がありました。決勝戦は日本対アメリカ、60対64で、アメリカチームが金メダルを獲得しました。その中心メンバー、Steave Serio選手もUIUC出身で、香西選手と同じチームメイトだった時期もあったそうです。

*「パラリンピック 車いすバス男子決勝 日本は銀メダル」NHK WEB 2021年9月5日15時45分 *「香西宏昭選手にも訊いてみた!タレント揃い、車いすバスケ世界最強軍団・アメリカの強さの秘密に迫る!」集英社パラスポーツ応援サイト 2020.06.28 車いすバスケ

パラリンピックのUIUC出身者のメデリストはこちらへ(UIUC FB)。

日本で逆カルチャーショックwith Kazuyaさん

Part2, 日本でインターンシップ、日米の建築の違いwith Kazuya

Part3, 東日本大震災後の防災への危機感、安心・安全な空間作り with Kazuya

今週のトークは、Kazuyaさんがこの夏、一時帰国した話から始まります。Kazuyaさんに文章にもまとめていただきました。

今年の夏は、日本でインターンシップ

【目的】今回の夏季インターンシップに取り組んだ目的は大きく2つあります。1つ目は、「将来どのような仕事につき、どう建築業界に貢献していきたいのか」という問いの答えを模索する為です。特に、今回はアトリエ系の設計事務所でのインターンシップということで、自分は「設計者として」今後活躍をしていきたいのかどうか、を実際の業務を通して知れればと思い取り組みました。2つ目は、「就職時に有利に働く可能性」があったためです。レジュメにインターンシップ経験あるかないかは、職歴のないエントリーレベルの学生にとっては他の学生との大きな差になります。アメリカでは日本と違い「スキルを持っていることを前提に」採用されるケースがほとんどなので、ある程度仕事ができるという証明としてインターンシップ経験が重要視されることがあるようです。

【内容】夏休み中、意匠系の某建築事務所にて模型製作・CAD・3Dモデリング等をお手伝いしました。日本と米国の働き方の違いは大きく、逆カルチャーショックでした。今回インターンシップ生としてですが、午前10時に出勤して20時ごろまで働いていました。社員の方は人によりますが、終電間際まで残っている人もいたようです。一方、アメリカではここまで激務ではなく一定のQOLは確保されているイメージがあります。比較できたという点では、今回の経験は大きな収穫だったと思います。

一時帰国して気付いた日米の違い

⑴ 建築スケール、空間スケール

建築:部屋の広さ、玄関ありなし、土地の関係で日本は上に高くアメリカは横に長いなど

製品:トイレの便座の高さ、キッチンの高さ、洗面台の高さなど

空間:道路の車幅、歩道

⑵ 建築業界における機械の導入度合い

日本の大学や建築事務所では、未だ手作業で模型製作することが多い一方、アメリカでは多くの教育機関や事務所でレーザーカッターや3Dプリンターの導入が進んでおり、デジタルを積極的に受け入れる雰囲気が強いです。アメリカの文化で「楽」を追求するところがあるので、それも関連しているかもしれませんね(笑)

日本と欧米の建物の違い

Wataruさんから照明のお話がありましたが、僕も留学当初同じことを感じました。個人的には間接照明の雰囲気が好きなので、初めは気にしなかったのですが、やはり勉強する時には暗くて苦労しました(笑)。これに関して調べたところ、諸説あるそうです。多かったのは、①欧米人は瞳の色が薄いため、強い光を好まない②オシャレ③建物の構造上配線ができない、といったでした。確かに、古い建物が多く残るヨーロッパやアメリカでは③の理由も考えられそうですね

安心安全をキーワードに未来を描く

【安心安全に興味を持ったきっかけ】

建築家の父を見て育った私は、「建物は人の命と財産を守るもの」であると当然のように考えていました。しかし、東日本大震災のボランティア活動をきっかけに、津波によって簡単に流されてしまった建物の瓦礫の山を見て「建物だけでは人の命や財産は守れない」と危機感を覚えました。それから、建物だけではなく空間全体でアプローチできる防災・空間情報学と繋がることになります。

【どんな事をしていきたいか】

「安心安全な空間をどう作っていくか」という問いは常に自分に投げかけています。それを考える上でまず重要なのは、その土地の特性を理解し住人のニーズを汲み取ることだと考えています。たとえば、イリノイ州であればトルネード、カリフォルニアでは地震や山火事、ルイジアナでは洪水、のように土地によって自然災害の種類や頻度・危険性も異なります。それらを正しく理解した上で、「最適な避難経路を瞬時に提案できるような情報システム(ソフト面)」「建物自体が災害に耐えられるような性能強化(ハード面)」の両軸から空間をより良くしていくことを、将来かけて考えていきたいです。Kazuya

Kazuyaさんを囲んで、Wataruさん、Ryutaさん、Mugikoの4人での、元気なお喋りでした。世界からさまざまな要素をどんどん吸収している若い人たちのエネルギーを、トークをとおして少し分けてもらった気分です。Kazuyaさんのご実家のWOOD FACTORY YAMDAのサイトを見ていたら、DIYスタジオがありました。Harukana Showでも、Tateishiさんを中心に、DIY Cultureについてはよく話題にしています。いつ頃がからこのスタジオを設置されたのか、Kazuyaさんに尋ねてみました。

「父に確認したところ、DIYスタジオは約6年前から始めた事業とのことです。恐らく、DIYが流行り始めたころに、時代の流れに合わせてスタートしたのだと思います。もともとあった加工場に長机を並べて場所を提供しており、木材屋ならではの素材だけでなく豊富な工具等も使えるようになっています。」Kazuya

Kazuyaさんが千歳に戻られることがあったら、Wood Factory YamadaのDIYスタジオもぜひご紹介ください!Mugi

■Avicii「The nights」■ MACLEMORE「Good Old Days(feat. Kesha)」■コブクロ「君という名の翼

 

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