No.478, May22, 2020,GISシリーズNo.5(前半)COVID-19とレジリエンス、公園の可能性 with Yuta & M. Wataru

関西2府1県も緊急事態宣言解除、イリノイ州はPhase2から3へ?

日本時間5月21日に大阪、京都、兵庫でも、緊急事態宣言が解除され、宣言が継続されているのは首都圏4都県と北海道となりました。イリノイ州では、COVID-19感染拡大防止のための規制が、5段階に分けて解除されます。現在のPhase2からPhase3となると何が変わるのか。Tatsuyaさんが作成されたUIUC JPN COVID-19 Town Hallの資料から情報の一部を、このPodcastの最後に添付します。

Part1, 5月はAsian and Pacific American Heritage Month

U-Cイベント情報(5/21収録)

AMES(Asian Media Educational Service)のJasonさんからこんなメールをいただきました。「APA Heritage Monthにちなんだジャズのラジオ番組を放送しました」。WEFT Champaign 90.1FMのSilhouette Jazz, May15, 2020 9:00AM-11:30ANです。Club Nisei Orchestra/’Tokyo Boogie Woogie ‘(from Cub Nisei)、Tokyo Serenaders/’Yie Lai Shan (Fragrance of the Night)’from Hawaiian Nisei Songs、など20あまりが選曲されています。詳しくはこちらへ。たくさんのイベントが中止されても、その趣旨やスピリッツを思い出しながら季節を過ごしたいなと思います。来週の月曜日は、アメリカでは、Memorial Day(戦没将兵追悼記念日)の休日です。Mugi

GISシリーズNo.5(前半), COVID-19とレジリエンス

GIS(地理情報科学)シリーズ、前回は、2月に放送しました。No.465No.466のテーマは、「ランドスケープ・アーキテクチャーとレジリエンス」。その時には、アメリカでCOVID-19感染がこれほどまでに拡大するとは、誰も予測していませんでした。3ヶ月をへて、COVID-19とレジリエンスについて何が見えてきたのでしょうか。イリノイ州より先に経済活動を再開させたテキサス州Houston在住のYutaさんを囲んで、Wataruさん(U-C)、Ryutaさん(Shizuoka)、Mugiko(Kyoto)とのにぎやかなおしゃべり、前半です(CST時間5/16収録)。YutaさんとWataruさんから、まとめの文章と写真もお送りいただきました。Mugi

Part1, それぞれの場所からStay at Home な暮らし, Yuta &Wataru&Ryuta

Part2, COVID-19とレジリエンス、公園の可能性, Yuta&Wataru

奇妙な春学期を終えてみて, M. Wataru@UC, IL

イリノイ大学は今週から夏休みに入りました。今学期は、COVID-19の影響で、3月中旬の春休みを境にオンライン授業となり、奇妙な学期となりました。客観的にみて、オンライン変更後しばらくは戸惑いもみられましたが、講師、TA、学生、職員それぞれ努力し、何とか乗り切ったという印象です。ずっと自宅のためモチベーションを保ち辛かったり、授業前後の雑談が難しかったり、時々ネット回線が切れてZoom(オンラインチャット)から突如退出する講師や学生がいたりと、多少の不都合もありましたが、広いキャンパスを授業ごとに移動しなくてよく遅刻が減った、あるいは録画されたLectureがweb上で見られるため復習しやすい、さらに新型コロナウイルス対策に各学問がどう貢献できるかという議論が白熱したといった前向きな声も聞こえました。なお、16日の卒業式も今年はオンラインでの開催となりました。まとめ by Wataru

Landscape Designの仕事とCOVID-19の影響, Yuta @ Houston, TX

米国テキサス州のヒューストンでもCOVID-19の影響によって緊急事態宣言が3月中旬に発表されました。5月の初頭に経済活動は条件付きで徐々に再開されてきましたが、マスクの着用義務などまだまだ今までの「日常」とはかけ離れた生活をしています。在宅勤務も2ヶ月以上が経過しましたが、Landscape Designの仕事は図面の作成やグラフィックの作成などパソコンがあればできる仕事が比較的多いので、在宅勤務による不便さはそこまで大きくはないと感じています。オンラインではできない、現地に出向いての調査やクライアントとの現地ミーティングなど延期せざるを得ない仕事もありますがそれを除けば、仕事に支障がないということに関しては感謝しなければいけないかもしれません。会社も色々と工夫をしてくれていて、オンラインでつないでみんなでスケッチをする時間やエクササイズをする時間などを設けてくれています。おかげで、在宅勤務以前よりも話す回数が増えたなんて意見も出てきています。

経済活動再開後、移動を車に依存しているヒューストンでは車の数が明らかに増えて、まちへ出る人の数も増えてきました。この緩和によってもう一度感染者数が増加することは予想できますが、現政権が力を入れているエネルギー関係の産業が多いテキサスは比較的早い段階で経済活動を再開させたのかもしれません。

COVID-19とレジリエンスー 公園の可能性

建築以外の外部の空間を設計するLandscape Designの分野に携わるものとして、都市計画や公園、オープンスペースのこれからを議論することが増えました。その中で近隣の公園や公共空間の価値や見方が変わってくると思います。今まで気づかなかった近所の魅力に気づくような新しい発見があったかもしれません。

 

COVID-19感染者、社会的弱者の割合多く

各都市で社会的弱者と言われる人たちが感染者数の割合として多いことが明らかになってきていますが、ヒューストンもその例外ではありません。保険制度の問題点もあるかもしれませんが、このようなパンデミックや洪水等の自然災害が起きたときに最も被害を受けるのはこの社会的弱者のコミュニティです。元の状態へ戻る力であるレジリエンスなコミュニティであることは命や健康に関わる重大な問題として、不平等があってはいけないと思います。

公園、レジリエンスなコミュニティの基準のひとつ

このレジリエンスなコミュニティであるかどうかの基準の一つに公共空間・公園へのアクセスがあります。皆さんが遠出できない窮屈な生活の中で近所の公園に行ってリフレッシュするように、公園などの屋外空間には健康を保つ上で重要な役割があります。外出範囲が極端に制限されたこのパンデミックの社会で近くにリフレッシュできる場所があるかどうかは、コミュニティがレジリエンスである上での指標になりうると考えられます。一人ひとりが公平に健康でいられるよう、外の自然に少しでも触れることができる公共空間へのアクセスは大切なのです。まとめ by Yuta

IL州においてPhase 3に進むと何が変化するか:更新 (5/20/20発表)by Tatsuya

以下の情報は、UIUC JPN COVID-19 Town Hall, May22, 2020資料より掲載しました。Tatsuyaさん、毎週、詳細な情報と説明をありがとうございます。

  • Bars and Restaurants: 宅配・ピックアップに加え、屋外のテーブルに限り店内での飲食も可能。店員はマスク・Face cover着用。
  • Outdoor Activities:全ての州立公園が5/29に再開予定。屋内外のテニス施設の再開が可能。ゴルフ場はでの4人組でのプレー、1家族1台でのカートの使用再開が可能。10人以下のグループでのキャンプ、ボート遊びの再開が可能。
  • Health Clubs, Retail, and Personal Care Services:health clubs, gyms, and fitness studiosは、屋内では個別トレーニング、屋外なら10人以下のグループでのトレーニングクラスの再開が可能。Nail salons, tattoo shops, hair braiders, spas and barbershopsは、IDPHの安全ガイドラインと入場人数制限を順守する条件下で再開可能。
  • 全ての小売店で、IDPHの安全ガイドラインと入場人数制限を順守する条件下で、店舗での対面営業が再開可能。by Tatsuya,

U-Cの暮らしに関わる5/17-5/22のCOVID-19関連の情報by Tatsuya

■ 秦基博「やわらかな午後に遅い朝食を」■高田漣「木漏れ日のメロディー(グーグーだって猫であるメインテーマ)」■松任谷由美「Hello, my friend

 

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