No.517, Feb.19, 2021, パラオを訪問し画家の道へ with Tomoyaさん

今週は無事に配信できました!!

先週の番組は、半時間で配信が途絶えてしまいました。たいへん申し訳ありません。今週は、U-CのWRFUスタッフも配信に問題がないか番組をずっと聞いてくれました(日本語がわからないけれど)。Mugiko(Kyoto)、Ryuta(Shizuoka)から出演、Part1は、日本時間2月18日に収録しました。Part2&3では、先週(HS No.516)に続き、Wataruさんがファシリテーターとなり、Tomoyaさんの「画家への道」のお話を伺っています。

Part1, 宮城・福島で震度6強の地震、U-C極寒続く、AsiaLENS

東日本大震災の余震

2月13日に宮城県・福島県で震度6強の地震が観測されました。10年前の東日本大震災の余震とみられています。

*「1、3号機格納容器の水位低下 福島第1原発、地震の影響か」JIJI.COM, 2021年02月19日22時02分

C-UもPolar Vortex(極渦)の影響

UIUC JPN COVID-19 Town  Hall Twitter(by Tatsuya)によると、「今回のPolar Vortexにより、C-U地区では過去12日連続で最高気温が21°F(-6°C)以下の日が継続中。これは、Champaignで気象観測が開始された1888年以降、史上4番目に長い記録。予報ではこの状況が明日まで継続し、史上2位タイとなる見込み」(2/18),「強烈な寒気が抜け、C-U地区は日曜から平年並みの気温に戻る見通し。但し、日曜午後から天気が崩れる予報。現時点では主に雨で推移する予想だが、日曜夜は雪となり1~2インチ(2-5 cm)の積雪となる可能性」(2/19)

*「寒波と極渦(polar vortex)」UIRCAS 国際農研2021-02-19

TatsuyaさんによるTwitterは、Champaign -Urbana地区のCOVID-19についてだけでなく、気象情報など生活に関わる最新情報が随時に掲載されています。またポータルサイトには、現在隔週で開催されているMeetingのこれまでの資料も掲載されています。次回のUICU JPN COVID-19 Town Halは、3月4日6:45-7:30PM(CST, ZOOM)です。

AsiaLENS:Edo Avant Garde

来週のAsiaLENSもぜひ、ご参加ください。Virtual Screening: Friday, February 19, 5pm – Friday, February 26, 5pm, Online Filmmaker Discussion: Tuesday, February 23, 4pm,

Speaker:Linda Hoaglund is a bilingual film director and producer who has subtitled 200 Japanese films and translated works by Japan’s most esteemed artists. In 2014, she completed The Wound and The Gift, a film about rescued animals told through an ancient Japanese fable. Previously she created a trilogy of feature documentary films relating to the Pacific War and postwar U.S.-Japan relations: Things Left Behind (2012) explores the transformative power of photographs of clothing left behind by those who perished in Hiroshima, taken by Ishiuchi Miyako, winner of the 2014 Hasselblad Award. ANPO: Art X War (2010) tells the story of resistance to U.S. military bases in Japan, through a treasure trove of paintings, photographs, film clips and interviews with the artists who created them. She also produced and wrote Wings of Defeat (2007), about Kamikaze pilots who survived WWII and tell the truth about a military that could not accept defeat. She recently competed her new film, Edo Avant-garde.

Registration (for screening + discussion)
A link to view the film will be emailed to registered participants on February 19, 2021.

パラオを訪問して画家への道を決意

Talk with Tomoyaさん&Wataruさん

Part2,会社を退職、専業画家へ、パラオ訪問が転機 with Tomoya

本日のトークの内容を、WataruさんとTomoyaさんにまとめていただきました。

会社員になるも絵がもっと描きたくて…

大学卒業のタイミングで、絵描きとして食べていきたい気持ちもありましたが、それは大変だという周囲のすすめもあって会社員に。飲料メーカーの営業マンとして神戸で働き始めました。忙しく働く生活でも、絵をほぼ毎日描き続けるTomoyaさん。その生活を続けるうちに、もっと絵を描く時間が欲しい、やっぱり絵描きになりたいと思うようにもなり、1年半で退社することに。思い切った決断で大きな不安もありましたが、その後は、飲食店でのバイト生活をしながら、少しずつ絵中心の生活になっていきました。

窓のある部屋

パラオで見た景色が、専業画家への思いをより確かなものに

バイト生活に切り替えたところでなかなか上手くはいかないなか、せっかく退社し時間に余裕ができたのだからと、かねてより会いたいと思っていたパラオにいる友人を訪ねることに。それが今に通ずる転機になりました。パラオ滞在時にゲストハウスで見た景色に感動し、やっぱり、画家になりたい!この感動を絵にしたい!と思いを強くしたからです。そのパラオでの体験が現在のTomoyaさんの絵のモチーフになっていて、当時のゲストハウスの様子を描いた絵「窓のある部屋」で、後に関西春陽会(芸術公募団体)にて新人賞を受賞しました。

地域に密着、空き家で制作作業

帰国後、地域おこし協力隊(総務省の地方創生事業)に応募し、隊員として兵庫県加西市に2年間赴任。大きな空き家をお借りし、地域貢献活動の傍ら、家の一部をアトリエにして制作活動を促進させました。加西市では、地元の高校生に絵を教えたり、地元のローカル鉄道(北条鉄道)の100周年記念ヘッドマークを制作したりと、絵画に関するお仕事もさせてもらいました。

パラオで個展を開催

2018年に、パラオで個展をする機会を得ることに。これは、日本大使館主催のイベントの一環として開催され、会場内の一部屋で自分の絵を展示させて頂きました。翌年2019年にも、今度は自らが主催者になって、パラオで個展を単独開催。展示会場には現地の学生のデッサンを展示し、芸術を通じた文化交流にも挑みました。準備費用を抑えるため、絵のキャンバス部分だけを持参し、木枠用の角材は現地で購入するなど、創意工夫を凝らしました。個展では、上で述べたゲストハウスでの記念作「窓のある部屋」も展示し、個展が終わった後にその原画をパラオの友人にプレゼント。彼にとても喜んでもらえた事は嬉しい思い出です。まとめ by Wataru

Tomoyaさんのエピソードに感動@U-C, IL

Part3, 絵とモチーフ、主観と客観、作品に込めた想い、VR美術館with Tomoya

絵に感情の表現を託す

絵に出てくる特定のモチーフや配色。何のために絵を描くのかという、答えのない問いにも近く、議論するにはこれ以上なくおもしろい疑問が浮かびます。植村の絵にはマンタや女性がよく出てきます。まず根底にはパラオでの体験から得た感動や決心、深く遠い海からくるやさしく湿気を帯びたような夜風に吹かれる心地良さを絵で表現したいという思いがあり、その思いを貝殻やマンタ、または明度や彩度を調整した寒色から紫がちの暖色に託しています。

どう表現すれば言葉にならない自分の感情を皆さんに感じてもらえるだろうか。日々、作品を通じて行われる双方向のコミュニケーションや各個人の開かれたスクリーンを意識しながら試行錯誤を繰り返しています。

絵は主観と客観が混在したもの。独りよがりになった絵は描きたいと思っておらず、パラオでのあの感動や心地良さという感情を言葉よりも直感的に伝えたいと絵を描いています。Tomoya

VR美術館、お披露目トークイベントを 2月27日に 開催

パラオの作品や文化を日本のみんなにも見てもらいたいという思いで、バーチャルリアリティ(仮想現実)上に美術館をつくったら面白いのではと4年ほど前から考えるように。その構想が、エンジニアの方々とのコラボで、ようやく形になりつつあります!その詳しい話は、Harukana Showでもまたの機会(夏ごろ?)にと思いますが、上記のチラシの通り、日本時間の、今月27日21時より、VR美術館の第一弾展示お披露目トークイベントを行います。参加にはゴーグル(VR映像を映す立体眼鏡)が必要になるので難しいとも思いますが、お持ちの方は是非ご参加ください!詳しくは、TomoyaさんのFacebookをご覧ください。Wataru

◎ 「 具 象 の 魅 力 」 ギ ャ ラ リ ー 菊 ( 大 阪 市 北 区 西 天 満 4 丁 目 9-2)2/22( 月 ) ~ 2/27(土)12:0018:00(最終日16:00まで) *植村友哉さんの絵も展示されます。

■コブクロ「STAY」■Yuki「世界は、ただ輝いて」■つじあやの「7つの海を越えて」

UIUC JPN COVID-19 Town Hall, Feb.18, 2021

Tatsuyaさんが作成された資料の一部を掲載します。

UIUC COVID-19 Town Hall Slide by Tatsuya, p.13 データソース

UIUC COVID-19 Town Hall Slide by Tatsuya, p.14, データソース

カテゴリー: Harukana Show-Podcast パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です