No.566, Jan.28, 2022, 「Kyotoの町屋を改修」鍛金物語ーDIY編 with Ren-san

RenさんのDIYな工房作り

1月7日に収録したRenさんの鍛金物語の第3部(第1部:No.564-2, 第2部:No.565-2)。Renさんは、Kyotoの浄土寺(Jodoji)とよばれる界隈の古い町屋を改修して、2021年3月に工房兼ギャラリーをオープンしました。RenさんがどうやってJodojiを発見し、自分でリノベーションをしてきたのか。そこには、アメリカのDIYカルチャーとの出会いもあります。-Mugi

Part1, アメリカでDIY家づくりに衝撃、Jodojiの町屋を自分でリノベ

Part2, 古い建具や家具のDIYな集め方、背景を知ると愛着が湧く

Renさんからまとめの文章と写真もいただきました。ありがとうございます。

町屋を自分で改修

物件に導かれて浄土寺へ

以前の西陣の工房から次の場所をどこにするかと考えた時に京都を飛び出してどこかに移住することも視野に入れましたが、ここ!と言う場所が決めきれず、日本国内でもまだまだ行ったことがない場所も多いのでひとまずはあまり大きく環境は変えず京都で賃貸の物件を探し、永住する場所はゆっくり時間をかけて探すことにしました。

①賃貸で改装自由、②戸建て、③土間がある物件

工房にするために、この3つの条件で主に京都市内をあちこち探しまわりましたがなかなか見つからず、そんな時にインターネットの物件情報でたまたま見つけたのがこの浄土寺の家でした。

思い切って町屋をDIY改修

おそらく築100年前後の京町屋でかつては八百屋さん、その後家具屋さんが倉庫として使っていた2階建ての建物で倉庫使いのために一階はスケルトンになっていて床はすべて土間の状態でした。鍛金の仕事場としては理想的でしたが、本来あるべき壁や柱まで取り除かれているせいで建物自体が大きく傾き、生活するためには給排水など一からやり直さないといけない状態でした。かなり大掛かりな作業が想像されて随分と躊躇しましたが、思い切ってDIYすることに決めました。

面白い人がたくさん住んでいる地域

あまり土地勘もなく移ってきたこの場所ですが、生活するにはとても便利で自然も近くにあり、お店として開けるようになってご近所にはたくさん面白い人が住んでいる地域だと気が付きました。じわじわとこの場所を選んで良かったなと思っています。

DIYについて

シアトルでホームスティ、衝撃を受ける

中学校の夏休みにシアトルでホームスティさせてもらった経験があるのですが、その時に寝泊まりさせてもらったお家は旦那さんがDIYして作っている最中で、家も自分で作ることができるんだということに衝撃を受けました。

初めてのDIY、馬小屋改修

帰国後、実家には自分の部屋がなかったので、離れにあった元馬小屋を改装し自分の部屋にしたのでが初めてのDIYでした。

やる気と根気があれば誰でもDIYしやすい時代

その当時はまだインターネットも普及していなくて本当に拙い情報の中でしたが、今はYouTubeやGoogleで検索したらノウハウがいくらでも出てきます。材料や道具もホームセンターやインターネットを使えば簡単に手に入るので、やる気と根気さえあれば誰でもDIYしやすい時代になったように感じます。

現代に流れ着いた漂流物、背景を想像して愛着

古い建物や古い家具はは新しいものに比べると劣る部分もあったりしますが、その時代時代の人の気配をまといながら今の時代に流れ着いた漂流物のような感じがあって、その背景を想像するのが僕にとっては楽しく、より愛着が沸き大切に使いたくなるので自分が作っているモノもいつかそんな存在のモノになれば嬉しいなと思います。-Ren

カンカンカンという音と一緒にたくさんのモノ語り

3回にわたるRensさんのお話は、モノと人と場所がつながっていくまさしくDIYな物語。セメントと古材たち、外光とランプの光、金属の作品と布や陶磁器、ドライなものと生のもの、さまざまなモノたちの物語がカンカンという鍛金の音と一緒にRenさんの作品に入っていくような気がします。-Mugi

Renさんの個展の予定です。詳しくは、Ren-craftwork.comTopics

【Ren 個展『間(あわい)のかたち』 at 手紙舎 2nd STORY】
◎会期:2022年2月16日(水)-3月6日(日)◎時間:12:00-18:00(17:30 L.O.)
◎場所:手紙舎 2nd STORY  ◎住所:東京都調布市菊野台1-17-5 2F
tel.:042-426-4383 在廊予定日:2月19日(土)

*Renさんのお話を受けて、来週のHarukana Showは、Champaign在住のTomさんのトークをお届けします。ご自身が勤務するPACA (Preservation and Conservation Association) の活動とアメリカのDIYカルチャーについて話を伺っています。お楽しみに。Mugi

2月のUIUC JPN COVID-19 Town Halは2週間に1回

今週もUIUC JPN COVID-19 Town Hallがオンラインで開催されました。「C-U地区・UIUCの感染状況は高止まりしていますが、感染者数の爆発的増大や社会的規制の大幅強化など、急激な状況変化の可能性は低くなった」(by Tatsuya)ことを受けて、2月以降、Town Hallの開催頻度を『2週間に1回』に変更となります。

Confirmed Champaign County COVID-19 Cases, an.28, 2022, 7.50AM, CUPHD

感染は高止まり?

CUPHDによるChampaign CountyのCOVID-19陽性者確認数は、1月21日時点の2597人から半減して1234人となっています。しかし、陽性者累積数は、1週間で3380人増加しています。また、UIUCでも1週間では1353人が陽性が確認されています。陽性者や濃厚接触者の待機期間が短縮されるなどして、統計上に現れる陽性者数も変化しているのではないかと思います。

UIUC Shield Testing Data, Jan.26,2022

イリノイではオミクロン対策にN95マスク推奨

日本は、2022年1月27日により「まん延防止等重点措置」が全国34都道府県にも拡大されています。それでも、通勤電車も街も以前と変わらず混んでいます。マスクの種類は、布、ウレタン、不織布、KN95, JN95など、さまざまですが、ChampaignでもUIUCでも、N95マスクを使うよう強く推奨されています。

■Daughter「Youth」■José González「Lovestain」■Novo amor「Carry You

 

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