U-Cはいきなり極寒!
Champaignは今週末は気温が急降下、最低気温がマイナス20℃を下回る日もありそうです。Tomさんによると、1月12日は雨が降ったけれど、その後、強風によって水分が吹き飛ばされ氷はそんなにはっていないけれど、外出する時には、耳など肌をできるだけ隠した方がいいですよ、と話していました。Wataruさんからも、冬の風景が届きました。
Keiさんを囲んで新春の座談会
今回のHarukana Showは、2024年初座談会です。U-C在住のWataruさんからルームメイトのKeiさんをご紹介いただきました。収録は、日本時間の1月11日(木)、TokyoからRyutaさん、KyotoからMugikoも参加し、喫茶店でわいわい話しているような雰囲気で、新春の刺激的なひとときをすごしました。Keiさんの自然体のトークにひきこまれ、WataruさんとKeiさんの出会いやルームメイトのいる暮らし、専門分野は違うけれどRyutaさんとKeiさんの関心の重なりなどについてもおしゃべりの中で引き出されていきます。Podcastを楽しんでお聞きください。
Part1, Kei-sanとWataruさんの出会い、イリノイで暮らしへ
Part2, Kei-sanの専門分野、「都市地理学」と「入植者植民地主義」
Part3, 文化人類学から地理学へ、 4周めのアメリカ滞在
Keiさんには、自己紹介を書いていただきました。トークと文章、ありがとうございます。Keiさんの研究領域については、イリノイ大学のこちらのサイトもご参照ください。
都市地理学、入植者植民地主義
私は、地理学の中でも、都市における場所、空間、自然について幅広く研究する都市地理学を専門にしています。具体的には、人文学を中心に発展してきた様々な類の批評理論を用いて、入植者植民地主義と呼ばれるアメリカやオーストラリアといった国々の内部でとられている植民地主義の形態とアメリカ都市の関係を研究しています。トークでは、入植者植民地主義を白人国家に限定したものであるかのようにお話してしまいましたが、日本によるアイヌや琉球民族への政策や戦時中の朝鮮半島や中国大陸における侵略も入植者植民地主義の例と言えます。調査法は、Wataruさんとは異なり、質的手法を専門にしています。
なぜか、アメリカに引き寄せられて、4度目の留学
これまでや現在を振り返ると、割とのらりくらりと歩んできた、行き当たりばったりの人生だと思っています。元々、アリゾナ州で博士課程に2年間在籍していましたが、昨秋にイリノイ大学へ転籍してきました。アリゾナ州に移る前は、2019年に修士号(地理学)をオハイオ州で取得し、その後1年ほど日本で会社員をしました。学部では文化人類学を専攻していましたが、アメリカの大学院に出願する際に、地理学の方が人類学よりも提出書類が少なかったので、準備が楽な方を選んだ結果、大学院では人類学ではなく地理学を修めることになりました。学部生時代にノースカロライナ州に1年間留学した経験を含めると、今回で4度目のアメリカ留学ですし、研究対象もアメリカですが、なぜここまでアメリカに引き寄せられているのか、正直、自分でもわかりません。-Kei
「地理学とは何か?」Keiさんとの議論と発見の日々-Wataru
アメリカ生活6年目にして、初めてルームメイトを持ちました。それも、地理学専攻PhDプログラムの日本人。GISを使わない
■Puffy 「渚にまつわるエトセトラ」■Aretha Franklin 「 Think!」■Talking Heads「 Road to Nowhere」Keiさんの選曲です。Keiさんの行き道と重なるような曲ですね。
■ヒートウェイブ「満月の夕」この曲をきくと1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災を思い出します。能登半島地震について、「防災クロスビュー:令和6年能登半島地震」に地図上に様々な情報が、随時に更新されています。