台風に残暑、厳しい8月ですが、アートな秋を先取り
台風10号が迷走し、日本全国が一週間にわたってさまざまな影響を受けています。U-Cも、最高気温が上昇、暑い新学期の始まりとなりました。今週のHSのPart1の収録は、8月29日(木)、RyutaさんはShizuokaから、MugikoはKyotoから参加し、災害への備えや、UCIMCで開催されるHOMEGROWN MUSIC FESTIVALについて話しています。Part 2& 3は、先週に続いて(HS No. 700-1)、画家のTomoyaさんとのトーク、VR美術館での共同展示、ART LINKについてです。アートな秋の始まりをお楽しみください。
Part1, 迷走する台風10号、UrbanaでHOMEGROWN MUSIC FESTIVAL
地元アーティストが大集合、HOMEGROWN MUSIC FESTIVAL@UCIMC
Show times: 5pm-10pm Friday 9/6, 3pm-10pm Saturday 9/7, UCIMC
9月6日(土)と7日(日)に、さまざまな音楽ジャンルのイリノイのインディーズのアーティストがUCIMCに大集合。WRFUコミュニティラジオのマネージャーBJ DJが、3年目となるこのイベントを WCIAで紹介しています(こちら)。WRFUでは、ボランティアも募集中です(こちら)。
Part2, WESON MUSEUMで初の共同展示、ART LINK 2023
Part3, ART LINK2024、バーチャルとリアルのハイブリッド展示
今回のPodcastでは、Tomoyaさんのトークの内容をMugikoがまとめました。
VR美術館で12名のアーティストの作品を展示、大きな作品も
第1回ART LINKは、WESON MUSEUMに5つ目の部屋を新たに作り、そこで2024年11月8日〜14日に開催されました。12名の作家の油絵、アクリル画、鉛筆やクレパス、デジタル3D モデルなど、多様な作品が展示されました。実物の作品の大きさは異なりますが、展示においては一定のサイズにして、絵の中心の高さをそろえて並べました。アフリカゾウの実物大の絵や鯨の3Dアートなどについては、大きなサイズをいかしました。展示会の訪問者は、扮するアバターによって視線の高さは変わります。背丈が低いアバターからは、展示物や他のアバターを見上げることになります。また作品に近づいて間近から見たり、離れてより全体を眺めることもできます。
リアル作品の代替物ではなく、アートをとおした交流の場と臨場感
VR美術館内で展示されているデジタル作品は、「実物」とは異なり、リアルの代替物としてバーチャルがあるわけではありません。WESON MUSEUMでは、VRという場を開き、そこでアートをとおしたつながりを作ることを目的としています。今日では、SNSに自分の作品を発表する場合も多くありますが、VR美術館では、さまざまな角度から作品を眺めたり、他の参加者と交流しながら作品を味わうことができるという点では、より臨場感があります。芸術にあまり馴染みがなかったが、VR美術館をとおしてアートに関心をもつようになった、という声も聞かれます。こうしたVR展示が、美術の裾野を少しでも広げるきっかけになれば、とTomoyaさんは考えています。
イリノイ大学からの参加、ART LINKで国際文化交流
昨年のART LINKには、UIUCの日本語クラスの学生4名と教員ら3名が訪れ、出品した作家たちとも交流しました。アバターのTomoyaさんが解説しましたが、絵について語り始めるとつい熱く、早口になってしまう日本語を、学生たちも懸命に受け取り理解しようとしてくれました。ある作家の北斗七星をモチーフにした絵について、UIUCの参加者からは、文化的背景が違うという意見もありました。Tomoyaさんが、毎週土曜日にWESON MUSEUMに在廊して絵を解説している時にも、たとえば、黒にたいして高級感や死を想像するなど、参加者の色に対する印象が文化によっても異なると感じることがあります。それも、アートをとおした多文化交流の一面です。
第2回ART LINKはバーチャルとリアルのハイブリッド
2024年11月には、第2回ART LINKの開催を予定しています。昨年に続き、WESON MUSEUMの第5の部屋で展示します。さらに、東洋美術印刷の協力をえて、Tokyoの飯田橋にある画廊で実物の絵の展示会も準備をしています。また、作品の一部は、富士フィルムがカレンダーや絵葉書などにして物販する企画もすすめています。飯田橋の展示会場では、絵の実物を見るだけでなく、そこでVRヘッドを使ってVR展示を見ることもできます。あるいは、VR美術館を訪れた人が、実物の絵も見たいという場合、Tokyoや近辺の在住者であれば、リアル展示の会場へ足を運ぶことも可能です。ART LINKの開催期間の土曜日には、OsakaにあるTomoyaさんのアトリエに作家さんたちに来てもらえれば、そこからTomoyaさんのVRヘッドを使ってWESON MUSEUMに入り、ART LINKの展示会場で自身の絵について説明することができます。
あなたも、ART LINK2024に出品できます!
VR展示とリアルな展示会のハイブリッドは、WESON MUSEUMにおいては初めての試みです。第2回ART LINKに出品してみたい方は、Tomoyaさんにご相談ください。絵の種類は問いません。VR展示においては、ご自身のスマホで写真を撮影してTomoyaさんに送ってもらえれば、それをWESON MUSEUMを制作されたVRエンジニア齊藤さんが展示します。飯田橋での展示会場に搬入できる絵の大きさは限定されますが、VR美術館での作品展示においてはサイズを問いません。U-Cからもまた、ぜひご参加ください。-まとめ by Mugiko
ART LINK連絡先、植村友哉Eメール:u.tomoya01@gmail.com 携帯: 090 5915 8605
第2回ART LINKがどのように展開するのか、お話を聞きながらMugikoは、ワクワクしました。HSにもご意見、感想をお寄せください。Podcastのこのページの下にコメントに記していただければ、番組に届きます。あるいはホストのMugikoへメールをお送りください。haruwa@me.com (件名には「Harukana Showへ」と記してください。)-Mugi
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