Tamakiさん、お帰りなさい
ハワイ、ポンペイ、日本をへて、Tamakiさんが1年半ぶりにUrbana-Champaignに戻ってきました。うれしいです。お帰りなさい!イリノイの暮らしに戻って気づいたことは、空気が違う。雨が降っていても、部屋のなかがとっても乾いている、とお肌の注意報。Tamakiさん、そんなライブな地元情報、これからもよろしくお願いします。
U-Cは悪天候、場所によって家屋に浸水
というわけで、今日はUrbanaからTamakiさん、スタジオからTomさん、St. LouisからRyutaさん、そしてKyotoからMugikoです。U-Cは、今週は、悪天候のため家の地下に浸水したところもあったようです。WRFUがあるIMCの建物も一時停電になり、機材にトラブルが生じています。Harukana Showでは、番組途中で、KyotoのMugikoとの接続が不具合になりました。RyutaさんとTamakiさんがさりげなくおしゃべり、Tomさんがいつもように静かに番組を続けてくれました。そんなバタバタも含めてPodcastをお楽しみください。後半のトークは、先日のカルチュラル・タイフーンでの座談会からの収録です。
Podcastは4部構成です
HS Podcast No.222-1, June26, 2015:お帰りなさいTamaki-san、UCイベント情報
HS Podcast No.222-2, June26, 2015:En-Zineトーク(1)Ogasawaraさんエンジンかけ
HS Podcast No.222-3, June26, 2015:En-Zineトーク(2)Tateishiさんの熱いトーク
HS Podcast No.222-4, June26, 2015:今日のまとめトーク「ZINESEI」by Ryuta-san
UCイベント情報
◎Blues, Brews and BBQ Festival: 6/26(金) -Midnight, 6/27(土) Noon-Midnight, Downtown Champaign
◎When Marnie was there@Art Theatre (スタジオジブリ映画『思い出のマーニー』): 6/27(土) 11:30am- & 2:30pm-, 6/28(日) 2:30pm-, 6/29(月)6/30(火)7:30pm- *Art Theatre (126 W. Church St., Champaign)
◎Champaign County Freedom Celebration: 7/4 11:05am- Parade (Starts 1st & Florida in C., ends Lincoln & California in U.), 7:00pm- Evening entertainment, 9:15pm- Fireworks (U of I parking lot E14, West of State Farm Center)
来週のHarukana Showの生放送はお休み、Podcastのみの配信となります。
En-Zine(Zineの輪):「反時代的対話醸成装置」
2015 年6月14日(日)Cultural Typhoon2日めに行われた座談会(会場:関西学院大学大阪梅田キャンパス)です。「SNS隆盛の時代に、あえて紙媒体によってコミュニケーションを作り出すZine。なぜ、いまZineなのか」というOgasawaraさん(神戸大学)からの問いかけに、Tateishiさん(『Football Activist』etc.)、Sabuさん(『未知の駅』)、Mugiko(『 Grassroots Media Zine』)が話題を提供します。それぞれ相当にマイペースな性格、制限時間をひょいと超過し(すみません、Mugi)、濃い内容のおしゃべりを軽快にリレーしてゆきます。Harukana Showではそれぞれのトークを20分に編集し、3回にわけてお届けします。
OgasawaraさんのEn-Zineスタートのかけ声を受けて、Tateishiさんがいつもにまして熱いトークを繰り広げます。
En-Zineトーク1Tateishi-sanの場合
「動詞としてのZINE」
Tateishiが考える日本でのZineという言葉
カルチュラル・タイフーンの場でZINEの話をさせていただくにあたり、まず「ZINE」という言葉の指し示す範囲を明確にしたうえで、自分自身がフリーペーパー『HOWE』やZINEを作ってきた経緯をプレゼンテーションさせていただきました。
1993年、別冊宝島『新・メディアのつくり方』に触発されて
今回は会場にも『新・メディアのつくり方』の本を持ってきました。1993年当時に読まれていた別冊宝島のシリーズのひとつで、この本で紹介されていた「フリーペーパー」というものに触発され、自分でもワープロ専用機で『HOWE』というフリーペーパーを作ってみた次第です。こうしてフリーペーパーを作っていったことから、それが海外では「ZINE」と呼ばれるものの一部であることを知り、それと並行して、「手作り」の思想としてのDIY、Doit Yourselfの考え方にも興味を抱くことになっていきます。
動詞としてのZINE:その時々のネタやアイディアを紙の上で表現
改めて今回の機会に自分のやってきたことを振り返ると、ZINEというのは「どういうものか(What)=名詞」のように捉えるよりも、ZINEを動詞のように捉えて、「ZINEを作る自分自身がその時々に感じたこと考えたこと、拾ったネタや思いついたアイデアを、いかに紙の上での表現にのせていったか」ということを意識していたんだな、ということを改めて思った次第です。
作者と読者との対話、そこから始まる表現の輪
そして今回のセッションのテーマである「反時代的対話醸成装置」という側面を考えたときに、「ZINEの読者が作者に感想や質問を伝えることから生まれる対話」に加えて、「ZINEを読んだ読者が、自分で新たなZINEなり何らかの表現を別に作り上げ、それをもとのZINEの作者に届けること」から生じる対話というのも存在するのでは、という考えを述べさせていただきました。by Tateishi
Ryutaさんからのコメント
「Mugikoさんがおっしゃるように、まさにTateishiさんの人(ZINE)生トークですね。」by Ryuta (Mugikoが無意識におじさん駄洒落を発していたようです。失礼しました)
■Aiko「赤い靴」■Cocteau Twins「Heaven Or Las Vegas」■ THE COLLECTORS「クルーソー」