ホリデーシーズンの始まり
Kyotoは今朝は雨がしとしと、Urbanaもだいぶ寒くなりました。WRFUスタジオのTomさんは、相変わらずTシャツですが、St. LouisのRyutaさんは、ジャケットをはおって冬への装いです。Ryutaさんは、先週はシカゴへゆき、トランプインターナショナルホテルの近所に宿泊したら、周辺では次期大統領就任反対のデモなどが騒がしかったそうです。アメリカは、11月第4木曜日がThanksgiving、これから移動する人も多く、空港など混雑します。ホリデーシーズンの始まりです。
Podcastは3部構成、HSリバイバル、第4回放送
今週は前半はRyuta&Mugikoのおしゃべり、後半は第4回Harukana Show(5年半前!)のChrisさんのインタビューを再放送しました。アメリカのZineやオルタナティブメディアの話です。多様性を尊重する小さなメディアについて、改めて考えさせられるトークです。Ryutaさんからの、「今、なぜ、地域の図書館がジンに注目するのか」、についてのコメントにも、なるほど!Podcastをお楽しみください。
HS Podcast No.296-1, Nov.18, 296:Alexさんからのおすすめの曲、U-Cイベント情報
HS Podcast No.296-2, Nov.18, 296:HS No.4(April22, 2011)インタビューwith Chris
HS Podcast No.296-3, Nov.18, 296:Ryutaさんからのコメント
U-Cイベント情報、ホリデーシーズン到来
◎Parade of Lights: 11/26 (土) Downtown Champaign. 5:00pmからライブ音楽などのエンターテイメント。パレードは6:00pm開始。4:00pm-4:45pmの間にJane Addams Book Shop (208 N Neil St, Champaign, IL)でチェックインすると、Candy Cane Crawlという子ども/家族向けイベントに参加することができるようです。また、大人向け (21歳以上) には、7:00pmからReindeer Rampageというbar crawl ($20) が企画されているようです。
Harukana Show Revival , No.4, April22, 2011
Zines! Outside the mainstream, with Chris
ジンって何だ?「一人一人の声」
2011年4月にHarukana Showが始まってすぐに、UCIMCでMidwest Zine Festが開催されました。Chrisさんは学校図書館などで働くライブラリアンでしたが、当時、Radical Librarian Groupのメンバーとして、UCIMCのジン・ライブラリーやジンフェスにも関わっていました。Chrisさんは、Zineを知らない人にも分かるように概説しながら、トークのなかで、「Zineは、商業文化やメディア産業からは排除されがちな、さまざまな立場の人が自分の声を発信することができるオルタナティブ・メディアです」と強調しています。(トークの日本語での要約はコチラ)
Zineをめぐる活動は現在進行形
今回、2011年のChrisさんのトークをお届けしたのは、いくつかの理由があります。ひとつは、2016年現在でも、地域の図書館などで、Zineが注目されていると感じるからです。11月には、Urbana Free LibraryでZine作りのワークショップ(Telling Our Stories: Make a Zine!)が2週連続で開催されたり、先月は、St. LouisのPublic Libraryで、Zine Collectionのコーナーがオープンしました。
一人一人が声を出せること、大事だなあ
もうひとつは、大統領選挙前後、アメリカからの騒然とした状況についての報道が届くなかで、これからの時代、Chrisさんが話しているような、さまざまな立場の尊重や、一人一人の声が出せる状況は、いっそうに大事だなあと思ったからです。アメリカで培われてきたオルタナティブメディアやグラスルーツな運動が、これからどんなふうに展開していくかは、どの社会に暮らす人にとっても、自分たちが抱える問題と重なります。
アジアのオルタナティブスペース『CONSTELLATION』
また、先々週、私はTokyoへゆき、Irregular Rhythm Asylumというインフォショップで、中森圭二郎監督『CONSTELLATION』(地球B、2015、予告編)というドキュメンタリーみました。これは、アジア(日本、韓国、台湾、香港、インドネシア、マレーシア)のオルタナティブ・スペースを追っています。路上のレストラン、コミュニティライブラリー、建材のリユース家具作り、アートコレクティブ、版画など、それぞれの目的、想い、生き方をDIYな協働スペース作りながら表現し、そこからどうやって生き抜くか、つながってゆくのかを、登場人物が一人一人淡々と言葉をかみしめて語ります。
オルタナティブ・カルチャーのつながり
『CONSTELLATION』をIRAという場所で観ていると、2011年からHarukana ShowやGrassroots Media Zineの制作をとおして見てきたいろいろなスペースや人の言葉と重なって、世界の、オルタナティブ・カルチャーって、つながっているのかなあと思いました。その場所に根ざした多様な活動の、グローバルなつながりを、Harukana Showで、これからも考えていきたいと思います。そんなことを考えながら、Chrisさんのトークを、今日、再放送しました。
地域の図書館にとってZineとは?
Chrisさんのトークをお届けしたあと、大学図書館に勤務するRyutaさんにも聞いてみました。どうして今、地域の図書館がZineに注目しているのだろう?
図書館は、「本を読む」だけの場所ではない、情報発信、自己表現
Ryutaさん曰く、いろいろな背景がありますが、ひとつには、図書館へ求められる機能が変わってきている。今の図書館はかつてのような「本」を読む場所、とは限らない。本自体がデジタル化されている。また人々は本よりもインターネットから情報を得るようになり、パソコンやネットを使うために図書館へ来る人も多くなっています。そこで図書館も、利用者のニーズに応えながら、情報収集にとどまらず、物作り(たとえばファブラボ:Fab lab)や映像制作による情報発信、アートとしての自己表現、などもできる場所へと少しずつ変わってきています。
ジン:地域とつながるメディア、誰でも簡単に制作、情報交換
地元情報、扱う領域の幅広さ、簡単に作れる手頃さという点においてZineは、地域の図書館にとって便利な媒体です。小さなメディアだからこそ、地域にふれる媒体となります。また、特殊な材料や器具を必要とせず、紙と筆記具とハサミとホッチキスがあればよい。もう少し材料、機材をそろえて、図書館でワークショップを開催し、わいわい言いながらみんなで作ることもできます。Ryuta
誰でもメディアになれる
誰でも情報発信、自己表現をすることができる、そのための道具とスキルと経験と場所を共有していくのは、まさに、UCIMCを含むIndependent Media Centerの理念です。IMCの場合は、商業主義のメディアに対してオルタナティブメディアであることを強調し、図書館は、より中立的な立場からですが、いずれも、地域の人々に場所を開きクリエイティブに活動していこうとしている点は、共通していると思います。Mugi
■ Alexさんのおすすめの曲、テーマは「変化」
今日(11月17日)は韓国高校生にはとっても重要な日です。高校3年生たちが受験テストを受ける日です。一年間頑張って勉強した理由が今日のためにあります。韓国の受験テストは世界的にも有名です。ちなみに僕はアメリカで受験したので、韓国の受験テストがどんなに難しいのかは分からないです。でもそんな僕も受験生たちの健闘を祈ります。
さて、今週の曲のテーマは「変化」です。何かを変わるのは結構難しいし、変わった環境に慣れるのにも時間がかかります。でも自分の人生の中でいろんな変化が起こるのは間違いないです。その意味で今週の曲は普通の曲よりちょっと違う曲を選びました。歌手の名前はKat Dahliaで曲名は「I Think I’m in Love」です。この曲は普通ヴァージョンもありますが2倍速したヴァージョンもあります。不思議ですが、この2倍速ヴァージョンがもっと人気があるそうです。なので僕が選んだのは2倍速をヴァージョンです。by Alex
■Kat Dahlia「I think I am in Love( speed up) 」■The fin,「NightTime…」 ■Norah Jones 「Carry On」