今週と来週のゲストトークは、イリノイ大学原子力工学専攻で教員として働くSakurahara Tatsuyaさんです。4月に出演していただいた時には、Tatsuyaさんが実践されているUIUC JPN Community COVID-19 Town Hallの活動(HSNo.472)と、ご専門のリスク・コミュニケーションについてのお話(No.474-1)を伺いました。Town Hallは、2020年3月20日から9月18日までに20回開催されました。その半年間に、イリノイ州、Urbana-ChampaignのCOVID-19の感染がどのように拡大したのか、それに対して州やU-C、そしてイリノイ大学がどのような方針で対策を実施してきたのか。本日は、その概要をTatsuyaさんにお話いただきました。また、 Town Hallの半年間の活動の詳細は、Tatsuyaさんが作成されたスライド動画「COVID-19 日本人コミュニティTown Hall ― リスク・コミュニケーションの視点からの実践と考察 ―」をご覧ください。
5月にTomさんにCOVID-19と移民労働者の問題(統計的データだけで把握できない)について話を聞き(No.477-1)、7月に映画『タリナイ』監督のShioriさんから米国在住のマーシャル人コミュニティでの感染拡大に対するエイド緊急配信のお知らせをうけました(HS No.488)。そこで気になって、Town Hallで提示される資料のなかで、C-U Public Health DistricによるCOVID-19陽性者に関するCase by RacesやCase by Ethnicityといいう項目を注目するようになりました。5月、6月はHispanicが陽性者数の4割から5割を占めていました。しかし、検査数のTests by Ethinicityでは、Hispanicの割合はいつも数パーセントです。陽性率が極端に高いということになります。こうした数字にはどんな背景があるのだろう。データを見つめていると、その数字だけでは分からないことも気になります。Mugi
COVID-19に関するイリノイ大学の公開講座
イリノイ大学では、毎週日曜日8pmから1時間、COVID-19について公開講座を開催しています。15回にわたって異なる視座からグローバル&ローカルな情報と議論を提供しています。先週の日曜日は、Tatsuyaさんがトークの中でも触れらたイリノイ大学の唾液ベースのCOVID検査についても詳しく説明されていました。9月27日は COVID-19 and the Electionについてです。Course Schedule
This non-credit course is free of cost and open to all. Classes will be held online from 8:00–9:00 p.m. every Sunday evening during the fall semester. See the course schedule for details about the instructors and topics covered.