No.600, Sept. 23, 2022, ライブラリーでボードゲーム (前半)with ゲーム司書Takakuraさん

秋分の日、台風14号

2022年は9月23日が秋分の日、週末連休になります。ところが、台風15号が大雨をもたらしています。NagoyaのMichiyoさんから、配信を聴きながら、「昨日はずいぶん雨が降りましたが、今は、青空が広がってきています」とメッセージをいただきました。

静岡は23日夜から24日明け方にかけて豪雨になりました。人的被害こそそれほど出なかったようですが、24日午前の時点では、新幹線、在来線、高速道路が止まり、停電、断水などでスーパーや飲食店の中にも臨時休業しているところがあります。- Ryuta

Harukana Show 600回!

今週は、第600回!毎回、放送・配信されると有難いなあと、としみじみ思います。番組作りの参加者、聴取者、WRFU /I M Cの皆さん、いつもありがとうございます。これからも、ハプニングを楽しみながら、いろいろな言葉をつないでいきたいと思います。-Mugi

Part1, 秋分の日、 HS No.600! 今週のテーマと曲紹介

Part2, ゲーム司書Takakuraさん紹介、どうして図書館でボードゲーム?

Part3, ゲームをとおして場をつくる、人をつなぐ、世界を広げる。Urbana 公共図書館でのボードゲームイベント

ゲーム司書 “格闘系司書” Takakuraさん (まとめ by Ryuta)

今週と来週のHarukana Showでは、図書館でデジタルゲーム、アナログゲームを使ったイベント等の活動をされている熊本の大学図書館司書Takakuraさんをお迎えして、Mugikoさん、Ryutaの3人でトークをしていきます。Harukana Showでは、前に (No.574No.575-2 )、アナログゲームの一種であるTRPG (Tabletop/Table-talk Role Playing Game) と図書館のつながりについての話をしました。「ゲーム司書」のTakakuraさんには、そのときからお話しをうかがってみたいと思っていて、今回、実現する運びとなりました。

Takakuraさんは「格闘系司書」という名前でTwitterでも活動しておられます。TakakuraさんのTwitterはこちら。(なお、完全に余談ですが、「格闘系」なTakakuraさんが現在やっておられるというブラジリアン柔術、日本では珍しいかもしれないですが、ChampaignのNeil St.沿いに道場があったような……?)

*こちらも余談ですが、イリノイ大学の図書館司書のSarahさん、Maraさんは、女子レスリングショーをされていました。→HS No. 440, August 23, 2019, Outreach activities of University Library with Sarah Mugi

どうして図書館でゲーム?

図書館というと「静かに座って本を読む場所」というイメージがいまだに先行するかもしれませんが、Takakuraさんは、「人が集まる場としての図書館」に人が集まるきっかけ、本を読むきっかけ、コミュニティが生まれるきっかけを作るために、主に公共図書館、学校図書館でゲーム (アナログゲームに限らず、デジタルゲームを含む) に関する企画をしているそうです。

文化体験の機会

ボードゲームをはじめとしたアナログゲームに関しては、イベントとして扱う図書館はここ数年、日本でも増えており、「資料」として所蔵して貸出している公共図書館も増えつつあるとのこと。(館外貸し出しをしている館は3〜4館ぐらい) ゲームは文化体験のひとつでもあり、入手機会やプレイ機会の少ない利用者に機会を提供するという意味もあるようです。

ボードゲームから会話が生まれる

複数人でプレイするボードゲームは会話が生まれるきっかけにもなるため、公共図書館で婚活イベントに取り入れているところがあったり、学校図書館だと、学年を超えた部活ではないコミュニティが生まれることもあるとか。(図書館の世界では、「学校図書館」は小・中・高校の図書館を指します。)

「ゲーム司書」への道

Takakuraさんは、元から「ゲーム司書」を目指して司書になったわけではなく、図書館司書として働く中でイベントを企画する機会があったときに、もともとゲームが好きだったので、ALA (全米図書館協会) のイベントなども参考に図書館でゲームをする企画を考えたということです。(アメリカの図書館も、この20年ぐらいでけっこう変わったのではないかと思います。)

世界を広げてくれる場所

Takakuraさんは、図書館は世界を広げてくれる場所だと考えています。図書館でゲームをしたり、ゲームを入り口にして企画や本に触れたりすることで、世界が広がり、ゲームがより面白くなる。『刀剣乱舞』というソーシャルゲームが流行したときには (いまもまだ人気ですが)、このゲームに関連付けて日本刀関係のイベントを開催したそうです。

ゲームと利用者をつなげる

ゲームを図書館イベントや図書館資料として取り入れる際は、ゲームが好きな司書がいると、やはりうまくいくことが多いようです。ゲームの魅力を伝え、ゲームと利用者を繋げられる人がいることが大切とのこと。Takakuraさんは、図書館資料と人を繋ぐ、という意味では本に関する業務と変わらないと考えているようです。

また、図書館でゲームイベントを開催する際は、場所や時間によるゾーニングも大切です。静かに本を読みたいと考えて図書館を訪れる利用者もいるので、部屋を分けたり、時間を区切ったりすることで、そのような利用者を排除してしまわない施策が必要ということでした。

Second Saturday Board Games @ Urbana Free Library

Downtown UrbanaにあるUrbana Free Libraryでは、毎月第2土曜日にSecond Saturday Board Gamesというイベントが開催されています (次回は、10月8日 2pm-6pm)。ゲームのルールを説明できる図書館員やボランティアも在室し、誰でも参加できるイベントになっているとのこと。興味のあるかたは参加して、ぜひ様子をレポートしてください。-Ryuta

次回に続く

次回も引き続きTakakuraさんとのトークをお送りします。アナログゲームだけでなく、デジタルゲームや、アバターやVRなどのデジタル技術を利用したイベントのお話しも。

また、Takakuraさんは、今年の図書館総合展でVtuber (バーチャルYouTuber) のアバター、動画作成講座をオンライン開催することを企画されているようです。こちらも楽しみですね。-Ryuta

Urbana Free Libraryから地域にふれる-Mugiko

2010年9月、MugikoがUIUCに1年間の在外研究の機会をえて住み始めた時に、すぐ近所にあるUrbana Free Libraryへよくゆきました。WiFiを使うことができ、また一人でもくつろげるスペースもあって、助かりました。それから、日本映画やアニメのDVDも借りました。ライブラリーでいろいろな行事が開催され、いろいろな世代の人でにぎわっていました。地下の一室で開催される除籍本などのセールへも時々立ち寄りました。地域の図書館へゆくと、ちょっと得するような気分になりました。

場つくりのスペシャリスト

利用者一人ひとりの図書館利用の目的は異なるので、ライブラリー内でのイベントを開催する際には、場所と時間をどう区切るか、ゾーニングを考えることが大事だというTakakuraさんのお話も印象的でした。ライブラリアンは、人が集まる場を創出するスペシャリストでもあるのかな。-Mugi

カタシロProject, 藍月 なくる & コーサカ「君と話を」 ■フジファブリック「若者のすべて

Champaign CountyのCOVID-19陽性者減、警告が赤から黄

Confirmed Champaign County COVID-19 Cases Updated on Sept. 23, 2022, 9.05 AM, CUPHD

 

カテゴリー: Harukana Show-Podcast パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です