台風通過、実りの秋、栗
今週も、日本は台風19号が列島を突き抜けました。その後は、関西は秋晴れです。実りの秋、たくさんの栗をいただいて、近所の方に少しもらっていただいたら、数日後、栗入り赤飯が届きました。私が子供の頃は、お祝い事があると、お赤飯を炊いていました。今は、家では、そんな習慣も薄れているかと思いますが。
ミクロネシア連邦、Pohnpei支局開設?
さて、今週は、Pohnpei島のTamakiさんと、繋がりました!これまで、停電やインターネット接続不具合など、幾度もの失敗を重ね、今週はようやく、フル出演となりました。世界各地にHarukana Showの支局ができそうですが(本当に?)、Urbana-Champaignにお住まいの方は、ぜひ、WRFUのスタジオにも遊びにきてください。スタジオは、Urbanaダウンタウン中心にある郵便局と同じ建物(IMC)です。いつでもご連絡ください。haruwa@me.com
Podcastは、3部構成 3カ国間をつないだ不思議なおしゃべりです。
HS Podcast No.186-1, Oct.17, 2014:Pohnpeiの和食弁当、日本による統治の歴史
HS Podcast No.186-2, Oct.17, 2014:U-Cイベント情報:もうすぐHalloween、Alexさんの今週のおすすめ曲
HS Podcast No.186-3, Oct.17, 2014:村上春樹作品が米国ベストセラーに
なぜ、和食、刺身定食があるのか with Tamakiさん
この夏、イリノイからPohnpeiに引っ越したTamakiさん(かつて海外青年協力隊員として2年間滞在した経験有り)、今日は、朝の8時から(灼熱の太陽のもとでの)日本人会ソフトボールの練習を終えて、Harukana Showに駆けつけてくれました。
Pohnpei島を含むミクロネシア諸島は、スペイン、ドイツ、日本(WWⅠ〜WWⅡ)、アメリカなど、海外諸国からの統治をへて、1978年に住民投票により「ミクロネシア憲法」法案が承認され、ヤップ、トラック(チューク)、ポナペ(ポンペイ)、コスラエによるミクロネシア連邦を形成、1979年に自治政府が発足しました。1986年に米国との自由連合へ移行、1991年に国連加盟が承認されました。(「ポンペイ案内」在ミクロネシア日本国大使館、2016 年6月参照)
今日は、Podcast No.183に掲載したPohnpei名物「刺身定食」を話題に、Pohnpeiと日本による統治や日本人移民の歴史などをまじえたお話を伺いました。第1次世界大戦中に、日本からPonhpeiへ、日本軍や一般の人々が移り住み、日本文化が持ち込まれました。米飯も、この時に、島へ普及しました。しかし、Pohnpeiでは、稲は栽培されておらず、コメのほとんどが輸入です。今でも、どのレストランでも、「ご飯とマグロ刺身の定食」が定番、今度は、「マグロ」についても、詳しく聞いてみたいと思います。ところで、Pohnpei島には、砂浜の海岸がなく、太平洋の海に緑のブロッコリーが突き刺さったように、マングローブと、そして珊瑚に取り囲まれているそうです。
U-Cイベント情報
◎Curtis Orchard Pumpkin Patch :普段はリンゴ果樹園、直売をしています。10月末のHalloweenまでは、ここで栽培されるパンプキンを畑から選んで買う事ができます。日本のカボチャとは違い、大きなスイカほどのサイズ、ランタン用です。
◎Shocktober Filmfest at Art Theatre (Downtown Champaign) :ショクトーバー、毎年、この月は、ホラー映画の特集をしています。
◎Film screening: Sanguivorous (“Kyuketsu”) :10月30日(木)7:30pm- Krannert Art Museum (500 East Peabody Drive, Champaign)* Live musical accompaniment by Tatsuya Nakatani and Edward Wilkerson, Jr.Gelvin Noel Gallery 日本映画「吸血」をライブ演奏とともに上映!
◎C-U Comedy Festival :10月21日(火)〜25日(土)@Canopy Club他、「怖い」に飽きたら「笑い」と組み合わせ。
読書の秋シリーズ〜村上春樹
アメリカをはじめ、世界各国で、村上春樹作品が翻訳され、ベストセラーにもなっているそうです。本のWebsiteから柳田由紀子「『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹作品が米国ベストセラー」(2014.10.08 07:30)を紹介しました。
2週間前に、番組で「日本語の一人称の多さ」(Podcast No.184)について話したときに、Ryutaさんが日英の翻訳の難しさについて触れました。村上春樹の文章は、日本語の発想ではなく、文章を作る時点で、そこで使われる言葉の背景に英語の構造、表現が組み込まれているのもしれません。イリノイ大学で日本語を学ぶ学生のなかにもMurakami Harukiのファンがたくさん。どんなところに惹かれるのか、聞いてみたいです。
Ryutaさんは村上春樹の小説ではなくインタビューや翻訳論を読むそうです。Mugikoは、この数年、通勤電車のなかで、久しぶりに村上春樹のエッセイや短編小説を読んでいます。この作家は、どんな人なんだろうと気になり、インタビュー集なども読んでいるうちに、書くことを身体的にくみこんで生活する「個」(意志)の職業作家なんだと驚きました(日本語、変ですね)。それから、長いあいだ、怖くて伏したままにしていた『アンダーグラウンド』や『約束された場所で』(1995年の地下鉄サリン事件の被害者や(元)信者へのインタビュー)を開きました。かなり遠回りになりましたが、これから長編小説を、ゆっくり味わおうと思います。
ところで、内田樹『もういちど村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング、2010)、にこんな一文があります。なるほど、秋の夜長にゆっくりと考えてみよう。
「村上文学がそのローカルな限界を突き抜けることができたのは、存在するものを共有できる人間の数には限界があるが、存在しないものを共有する人間の数に限界はないということを彼が知っているからである。」p.192
Alexさんの今週のおすすめ曲
今週の曲はK-popで「Rainbow」の「A」です。「Rainbow」は7人組女性グループで2009年でデビューしました。このグループは日本でも大人気の「KARA」の妹グループですね。事務所が一緒で「KARA」が日本進出した後、このグループも日本で活躍しました。この「A」はRainbowの代表曲で一番人気があった曲です。特に、この曲の振り付けの中で「おへそダンス」は、韓国放送で不適切だとしてダンスが禁止されました。でも日本では何の問題ないそうでフルバージョンを見せました。
- KAN「キリギリス」■栗コーダーカルテット「ウルトラセブンの歌」「シャレード」
- Rainbow「A」 ■ Beatles 「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」