No.639, June 23, 2023, イリノイは乾季真っ只中 with Satomi、「自分語り企画」を語る-文房具編 with Kana

イリノイから夏メッセージ、日本から文具や「板木」の話題

本日のHarukana Showは、盛りだくさん。Part1では、雨不足のChampaignから、Satomiさんの「夏メッセージ」、てるてる坊主を逆さにすると効果があるかな。Part2では、SKU「自分語り企画」についてKanaさんと語っています。「日本の文房具はガラパゴス的に進化している?」。Part3は、 Mugikoが出会った木版・金版ワークショップの話題、ところで「板木(版木)って何?」。収録は、日本時間6月22日(木)、RyutaさんはShizuokaから、MugikoはKyotoから参加しました。

Part1, Illinoisから夏メッセージ、雨が降ってほしい with Satomi

日本が雨季だとすれば、セントラル・イリノイは乾季真っ只中といったところです。こちらは近頃、ほとんど雨が降りません。てるてる坊主を逆さに吊り下げて雨乞いでもしたい気分です。というわけで、私は植物の世話、水まきに忙しい今日この頃です。今年は庭に植えたトマトの8本のうち苗3本は、既に動物に食べられてしまいました。多分、ウサギが犯人だと思います。動物たちも、この乾季で、水分を補給するのに苦労しているのかもしれません。先週のニュースによると、米国中西部はどこも雨不足だそうです。今のところ農業に被害は出ていないけど、このまま降雨量が少ないと作物の生産とかに影響がでるかも、と言っていました。

先週末は「父の日」、ミシシッピ川の新旧の橋

さて、先週末は父の日で、夫の実家のあるイリノイ州とアイオワ州の境にQuad Citiesという町に行ってきました。ミシシッピ川のすぐ近くです。最近、新しい橋(写真の左)が繋がって、古い橋(右側)は壊されることになりました。そういうわけで、2本の橋が隣同士に並んでいます。老朽化の古い方は来年までに完全に取り壊される予定だそうです。古い橋の一部が爆破解体されるところの動画はこちらでご覧ください。

Part2, SKU「自分語り企画」を語る-文具編 with Kana

SKU(Students of Konna University)「自分語り企画」2023(HS No. 637)から、Kanaさんが話題に選んだのはこちらの企画「今までの文房具」です。

「私はシャーペンやボールペンの本数は80本を超えるくらい持っていて、消しゴムやシャ ーペンの芯、修正テープなどを含めた文房具の数は100を超える。 この数は今手元にあるものだけで今までに使ってきたものや壊れてしまったものなどの 数を含めると何個あるのか見当もつかない。今までの小学校、中学校、高校と勉強する ときのお供であった文房具について複数人で思い出などを語り合う。」IYさん

Kanaさんからのメッセージ

どの企画もそれぞれ興味深く読ませていただきました。テーマが似ていても、きちんと自分(と聴取者とを)コネクトした番組作りをしたら、それぞれが全く違う番組になるんだろうなあと想像して面白かったです。

今回ラジオで主にお話したのは「今までの文房具」という企画から派生した文具の話でした。文具(特にペンなど、値段的にも子どもの頃から手にしやすいモノ)というのは、自分の日常生活の道具として適しているからずっと使用している、という実用的な部分と、生活用品や仕事道具としての使い勝手とは関係なく愛情や愛着(見た目が好みとか、何か特別な思い出があるとか)があるので持っている、という非実用的な部分とが、広く浅くときどき深く共存しやすいモノなのかもしれないな~と思いました。

筆箱の基本形は30年前から変わらないけれど、、、

文房具に限らないのでしょうが、日本の道具はいわゆる「マイナーチェンジ」しながらの細かい部分の発展が凄いなあと思います。最近、主に幼児~小学生を相手に仕事をしていて驚いたのは、例えば筆箱の基本形は30年前とほとんど変わっていない(長方形で、片開きもしくは両開きのフタがあり、フタはマグネットの部分を持って開け閉めする。中には鉛筆を差して整頓できるようパイプオルガンのように筒が並んでいて、左右どちらかの隅に大きめの消しゴムが入るような溝がある……。例えばすみっコぐらし ソフトペンケース)のですが、明らかに軽量に、そして容量はそのままで薄くなっています。

そして色の種類も増えています(ランドセルと同じようにというか、ランドセルメーカーが筆箱も作っていたりするので似た色があったりする)。ちなみに、年中さん以上は、長方形の筆箱ではなく布製などでポーチの形をした「ペンケース」を使うようになる、というのも変わっていなくて面白いです。

ガラパゴス的進化

ラジオでお話したボールペンの「黒インクの種類」にしても、「クルトガ」というシャープペンシルにしても、「基本形」は変わらないけれどマイナーな部分が進化したり種類が増えたりした進化の形のような気がします。そういった進化は、ガラケーを思い起こすというか、ガラパゴス的というか、日本的な何かなのかもしれないですね。ーKana

Part3, 木版印刷にふれる、Kyotoの法蔵館の木版・金版ワークショップ

版木・金板ワークショップを見学-Mugi

6月17日、ホホホ座浄土寺店前で、本のタイトルや挿絵の版木がたくさん。「面白そう!」。Mugikoは、法蔵館(ほうぞうかん)のスタッフの方々がワークショップの準備されているところに、お邪魔しました。版木・金板ワークショップ「オリジナルポストカードを作ろう!」(2023年6月17&18日)法蔵館は、江戸時代にルーツをもつ、古い出版社です。ホホホ座前のスペースでは、仏教書の木版印刷の版木(版木)の横に、わかりやすい漫画イラストの解説や、ZINEのような表紙の「板木の取説」がおかれていました。そして法蔵館のスタッフの爽やかな笑顔に安心して、Mugikoは、木版、金版(実際に書籍に使われていた)を使ったオリジナル葉書作りに夢中になってしまいました。

アルファベットのような限られた数の活字ではなく、たくさんの種類の漢字を含む本がどのように印刷され、物販されていたのか。版木を見て、さわっていると、もっと知りたくなりました。-Mugi

活字と聞いていつも最初に出てくるイメージは、『銀河鉄道の夜』の主人公ジョバンニが活字拾いのアルバイトをしている場面です。原作と同時期にますむらひろし作のマンガ版も読んだからか、活字拾いを画像として記憶していて、昔はこうやって本を作っていたんだな~と印象に残っています。いつか、法蔵館の方へのインタビューも楽しみです。-Kana

■Jamiroquai「 Seven Days In Sunny June」■iri 「Watashi」■青谷明日香「ジョバンニ

番組終了直後にMichiyoさんから届いたスイレンの花。やさしい色、陶磁器も素敵。毎週、聞いてくださって、ありがとうございます。Mugi

Champaign County COVID-19 Cases, Updated on June 21, 2023, 8.51 AM, CUPHD

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